- ベストアンサー
コンデンサーマイクについて
・ピアノ録音に適している何か良いコンデンサーマイクはありませんか?現在、MC10ST(2本セット)を持っているのですが、このマイクはギターなどには適しているようですが、ピアノとなるともう少しクオリティーの高いマイクが必要かと思っております。そこで、何か良いコンデンサーマイクがあれば教えて下さい。予算的に3万円前後で(高くても2本で4万くらいで)。音質的にはクリアでノイズが少ないものが良いです。NT3がそれかな?とも思ったのですが、サウンドハウスのレビューとかは人それぞれの感じ方ですので、ピアノの録音に実際使って良かったなーって思ってるマイクを教えて下さい。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
No.1です。 まぁ、以下もあくまでも「個人的参考意見」ということでお願いします。 HD8は、価格的には手頃間のある、機能的にもそこそこの機材ですので、決して悪い選択ではないと思います。 ただ、持ち上げて落とすみたいで、言い方がいやらしくてすいませんが、ことピアノ録音に特化した目途なら、私ならZOOMよりはTASCAMかKORGを選びますね。これは、ZOOMが悪いと決めつける意味ではなくて「メーカーカラー」の問題です。ZOOMはメーカーカラーとして、全般的に音質が「ロックバンド向き」の味付けです。アコースティック楽器目線はアコギのマイク録りまでで、ピアノのようなスケールの大きい楽器の録音には、そんなに気を遣っていない印象の音ですね。 アコースティック楽器も念頭に置いた味付けは、個人的にはYAMAHAかTASCAM、次いでKORGかな…と思ってます。ただ、YAMAHAはポータブルなMTRからほぼ撤退してしまったので、現行製品が無いですが…(ちなみに、私はYAMAHAのMTR使いです)。 ただ、アコースティック楽器も念頭に置いた音質設計では、総じて聞いた感じの音質が「おとなしい目」になります。なるべくフラットな、特に高域に妙な張り出しが無い音質設計にしないと上手く録れないからです。ところが、ロック系バンド物の場合は高域にシャキッとした張り出し感がある方が、音が前に出てまとまりやすいですから、そういうジャンルの人間からするとYAMAHAやTASCAMは音が引っ込んだ感じがして高評価を得られません。ZOOMが人気があるのは、そういうバンド物ジャンルをターゲットにした音質設計をしているからで、その手のジャンルの人はYAMAHAやTASCAMを嫌う人が多いです…が、アコースティック楽器ならどうか??というところが、ユーザーとしても思案のしどころです。 >HD16とかはプロの方でも宅録で使用なさっているので、結構いい機材だと思っているのですが。 まぁ、高機能が小さい筐体にびっしり詰まってますし、この大きさ、重さ+価格でCubaseのフィジカルコントローラとしても使えるという製品は他にはあんまりありませんから、プロでも宅録には便利でしょうね。個別機能の製品でこれだけの機能を揃えると、結構『嵩高く』なりますから。 しかし、「プロも使っている=当然高音質のはず」という図式は、必ずしも成立するものでは無いというところは、要注意ポイントです。 プロは、本当に高音質録音をしなきゃならない時には、ある意味いつでも高級機材で固めたレコーディングスタジオを使えるんです。ただ、逆にプロだからこそ、音質は多少劣っても用途利便性が高ければ好んで使うという面もあります。 これは変な例えですが、同じ用途の機材があって、10点満点評価で 1)「音質10点、操作性10点、耐久性7点」の機材と 2)「音質7点、操作性7点、耐久性10点」の機材と が有った場合、プロはどっちを使うか…ということがあります。 世間一般の人は、プロなら絶対1)を使うに決まっていると思いがちですが、実際には圧倒的に2)が選ばれるケースの方が多いのです。 もちろん、プロも使うようなレコーディングスタジオであれば、基本は音質優先で1)です。その代わり、機材は据置で専門のメンテナンススタッフも常時抱え、7点しか無い耐久性でも常時グッドコンディションに保つようにしています。それにはメンテ費用も人件費もかかります。プロ専用レコーディングスタジオの使用料が高価なのは、単に高い機材を置いているからだけではなく、そのようなメンテ費用も上乗せされるから高いのです。むしろ、機材の費用よりメンテ費用や一流の技術スタッフの人件費の方がよっぽど高いのです。 しかし、機材をスタジオ外のホールやリハーサルスタジオ、自宅スタジオなどに持ち出して据えるなら、音質よりも耐久性と作業利便性の方が遙かに優先です。そういう用途専用の機材では、iPodの方がよっぽど音質がよい…という機材もザラにあります。でもプロが使うのは、音質よりも利便性と耐久性の方が重要だからです。そういうこともあるんです。 なので、HD16がプロの宅録でも使われているのは、まずは利便性でしょうね。これはなかなかすばらしい。でも、必ずしも音質が最高という訳ではないと思いますよ。また、数値的な性能面でも44.1KHz16bitでしか記録できませんから、民生用では十分ですが、HD16で録音したデータをそのまま使って、商用CD作品にする事はプロではまず有り得ません。プロでも、あくまでもデモ作品用です。一昔前のカセットデッキ感覚ですね。 蛇足ついでですが、私の過去答も若干読んでいただいているようなんですが、例えばコンデンサマイクについて 『コンデンサマイクのレビューについては、「初めてコンデンサマイクを使った奴のレビュー」か「もっと別の高いコンデンサマイクも知ってる奴のレビューか」とか、「そこそこの録音機材使ってる奴のレビューか」「MTR等にダイナミックマイクと同じ感覚で直に突っこんだだけの奴のレビューか」なんてことも、少ない情報の中である程度は読まないと、レビューだけで判断するのはちと危険な時もある。』 と回答させていただいた事があります。 「よくわかってる人が、このレビューを書いた」のか、「初心者が初めて使って舞い上がったレビューを(あるいは的はずれな悪評を)書いているのか」ということは、レビューを読む際に念頭には置いておく必要がありますね。 「MC10ST」の「クラシック楽器向きでない」というレビューも、私は元文を読んではいませんが、もしもポータブルな録音機器でほんの2~3回録った程度の人が書いているなら、私ならてんで信用しません。 私自身、もっと安い http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=639%5EC02%5E%5E でピアノや吹奏楽の弦バスなどを録った事がありますが、まぁさすがに「あー、もうちょっとまともなマイク用意してくりゃよかった」とは思いましたが、まずはやり方次第です。 ベストを尽くした状態で、さらにマイクを良い物に変えれば確実に音は良くなりますが、適当な録り方では高級マイク使ったって大した音では録れません。『場数が物を言う』というのはそこです。 >HD8でも見合って無いですかね? については、ますますもって個人的な感覚論なんですが、私はNT5やNT3×2で妥当だと思いますねぇ。 さすかに、H4との比較では、ラージサイズのマイクが完全にオーバースペックとまでは言いませんが、ラージサイズのコンデンサマイクは本当に使い方難しいですよ。余分な音も良く拾うしね(それだけ感度が良いとも言えるが)。 ただ、質問者の方が「ラージサイズに挑戦する!」という気合いが十分なら、まぁHD8ならH4よりは「挑戦のしがい」は有るとは思います。 むしろ、もう買っちゃったから手遅れですが(^^ゞ 私なら、 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=639%5EC02%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=344%5EMR8HDCD%5E%5E あたりがお薦めでしたね。 NT1-Aあたりを2本買うとして、さらにMC10STもお持ちなわけですから、4トラック同時録音できる機種にされていれば、マイクも最大総動員で4本確保できて、マイクのセッティングバリエーションが飛躍的に広がったのになぁ…というところです。 辛口が多くてすいませんでした。
その他の回答 (2)
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
No.1です。 「似たような質問が出るな」とは思ったのですが、質問者のハンドルをちゃんと見ずに投稿したもので、最後の方のアドバイスは余分でしたね。失礼しました。 回答とは言えない話ですが、 >安いマイクでもその人にとっては高いマイクより、よっぽど愛着があったり、 >要はマイクと人の相性みたいなもんだなって自分なりに調べていてそう思いました。 そういう側面も否定はしませんが、少なくとも私の場合は、もちろんまずはアマチュアなので、経済事情でそんなに高いマイクを使ってないということもありますけど、長年いろいろやってりゃ人脈で高級マイクを借りる当てもありますので、別に愛着で安いマイク使ってるわけではないです。 むしろ、自分の持ってる録音機材が、やはりアマチュアでそれほど大した物ではないので、自前の録音機材で録音する時には、高いマイク借りてきても全然能力を活かせないことの方が大きいです。録音機材が安物なら、高いマイクでも安いマイクでも、録音機材側の能力に見合う品質でしか録音できないので、マイクだけオーバースペックでも意味がないのです。 録音機材も高級な物を借り出せる時は、私だってなるべく高いマイク使おうとしますよ。 ただ、高い機材は「スタジオ据置」ならスタジオ賃料で借りられますが、「外への持ち出し」前提では、なかなか借りられないので、ホール等の現場で録音する時は、自前の録音機材持って行くしかないんです。なので、高級なマイク持って行っても宝の持ち腐れなだけなんです。 そこは、別に相性も愛着もありません。「これしか選択のしようが無い」から、安いマイクをいろいろ工夫して使っているだけです。高い良い機材と高い良いマイク使えるなら、それに越した事はないですよ。 その意味で、前回の質問を読み返しましたが、ちょっと辛口で申し訳ないですけど、ZOOM H4は、それ自体がそんなにアコースティックなクラシック楽器向きの録音機材とは言えません。 MC10STの「クラッシック系の楽器には適さない」という寸評は、H4にも当てはまる所はありますね。H4自体が本来的にエレキギターやエレキベース、ドラムス等の「ロックサウンド向け」の録音機器です。 なので、ある意味、どんなマイク使っても基本的な録音品質は「ロック音楽のテイスト」にはなります。私に言わせれば、マイクより録音機器の方が音質の傾向に与える影響は大きいです。 といっても、そこはある程度割り切って、後は工夫です。 とりあえず、H4とMC10STでピアノ録音はされてみましたか? どんな感じ(マイクセッティング等)で録音してみて、その結果はどうでしたか? 楽器録音は、下手な小理屈や機材の優劣よりも、まずは場数が物を言います。プロの録音エンジニアでも、数十万円のマイクが自由に使える施設を持っていてもなお1万円くらいのSM57を選択して録音する事もあるんです。 まずは、今の機材でできるだけ良い音で録ってみることを「試して」みて、「どうもこういう感じにならないなぁ…」というところから、「では、どんなマイクが良いだろう」と検討していく事が大切だと私は思いますね。 辛口ついでですが、H4でしたら、私に言わせればNT1-AやB2-proはややオーバースペックですね。NT5かNT3で録音機材に見合った程良さだと思います。 それと、 >ピアノだとコンデンサーマイク2本でステレオ録りするのが普通だとレコディーングブックに記載があり、 というのは、先にも書いたように、ホールの現場に演奏者と録音屋だけが詰めて録る場合の基本定番に過ぎません。 つまり、良い機材と良い環境があるなら…という理想論であって、それだけでは必ずしもうまくいかないので、ではどうするか…という解説が、 http://ottotto.com/sound/02/index.htm でも述べられているんだ…という点についても、お見逃し無きよう。 とにかく、H4、MC10ST、マイクスタンド2本で、どんな音で録れるか…を正しく把握する事が、今、やってみるべき事だと思いますよ。
補足
回答ありがとうございます。 すいません、さらに補足します。 マイクにお金を掛けなかった分、MTRにお金を掛けました。 H4→HD8を購入しました。HD16とかはプロの方でも宅録で使用なさっているので、結構いい機材だと思っているのですが。 >H4でしたら、私に言わせればNT1-AやB2-proはややオーバースペックですね。 HD8でも見合って無いですかね?
- kenta58e2
- ベストアンサー率74% (2483/3311)
素人録音屋ですので、そんなに高いマイクは使ったことありませんが、ライブ的ではなく音楽室等で「ピアノだけ」を録る時は、なるべく大型のコンデンサマイクを2~4本、少し距離を置いて構えるようにしています。 2本4万円程度という縛りだと、私の場合では、 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EB2PRO%5E%5E (現在も使用中) http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=628%5ENT1A%5E%5E (過去に使用経験有り) くらいですかねぇ。 世間的には、NT1-Aの方が評価は高いですが、私はB-2proの方が音が良いと思い込んでいます(音の趣味の問題です(^^ゞ) ただ、高域が良く響く明るい音がお好みなら、NT1-Aの方が良いです。 ただ、前述のとおり「ある程度防音(遮音)のある個室にピアノだけ据えてあり、観客等一切無しで演奏者と録音屋のみが入室」という条件でないと、この手の大型マイクで綺麗に録音するのは難しいです。 ステージで演奏中のピアノを録るとなると、小型コンデンサマイクもしくは音響特性の良いダイナミックマイクを、できるだけピアノの至近距離に置いて録りたいところですが、これも2本で4万円以内となると、私なら http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=181%5EB5%5E%5E 私の場合、これは感度を落として4本くらい使う事が多い。 ピアノの中に突っ込んで弦だけ狙うなら結構使えるが、その場合は4本くらいは必要。 ピアノの外に構えると、以下のマイクよりは音が良くないですけどね。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=628%5ENT5%5E%5E 数回くらいしか使った事無いですが、B-5に比べればふくよかな音で、ピアノから少し離した 録り方でもまぁまぁ使えると思います。 http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=628%5ENT3%5E%5E なんか、候補から外されているようですが、2本4万円以内なら、私はこれを2本使うのをお薦めしますけどね。 そりゃ、もっと高いマイク (http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=158%5EAT4041%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=117%5EC391B%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=117%5EC451B%5E%5E 等々) と比べれば、やや落ちる部分は無いでもないですが、本格的な性能のコンデンサーマイクをまだ使い慣れてない人では、高級マイクを入手しても性能を引き出し切れませんから、「素人が使っても確実にクォリティが引き出せる」という意味でも、結構お薦めですけどね。 ちなみに、ピアノ録音の方法ついては、例えばこういうサイトが詳しいですが http://ottotto.com/sound/02/index.htm どういう録り方をするかによっても、適するマイクはずいぶん変わってきます。 NT3などは、どちらかというとピアノの至近位置にマイクを据える方向性に向きますね。
お礼
まずは前回の「ピアノの高音質録音」の件で適切なアドバイスありがとうございました。その続きで上記の質問に至りました…。 まだマイクに拘ったりするには早いかと思っていたのですが、MC10STってあまりレビューとかが少なく、マイナーな感じなので…悩んでおりまして。なにかの書き込みで「クラッシック系の楽器にはには適さない」なんて書き込みがされてあり、買った後でそういうのを見ると軽く凹みまして…。 実際、回答者さんの「NT3いいですよ」ってこちらのサイトで誰か様に回答しているレビューを拝見したことがあります。深夜に「どれがいいのか?」ってgoogleで検索してると、こちらのレビューに突き当り、NT3やNT1-A、NT2、B-2 PRO についてどれがいいのかいろいろ詳しく書かれてあったので、「なるほど」って感じで見てました。(が、合ってますかね?) そうですね、録音するにあたっては、宅録ではなく、ピアノだけ置かれた静かなスタジオやホールなんかで録音しようと考えています。例の「ピレコ」は、簡単でそれなりのいい音が録れるのですが、店員さんにお聞きしたところ、MTRやるならMTRなんかでコンデンサーマイク使って録った方がいいかもしれないですってアドバイス頂き、前回の質問の時に、「マイク」の方を選んだのです。 ピアノだとコンデンサーマイク2本でステレオ録りするのが普通だとレコディーングブックに記載があり、ではコンデンサーマイクは何が良いのか?って調べてみてもこれは性能というよりは感じ方なのだと思い、上記の質問に至りました。安いマイクでもその人にとっては高いマイクより、よっぽど愛着があったり、要はマイクと人の相性みたいなもんだなって自分なりに調べていてそう思いました。 希望的には、ピアノの水がハネルようなクリアな音が録りたいんです。後、機械的な感じがするよりはその場の雰囲気が伝わる感じが好きです。あまり高音域がキーンってする感じは嫌いですが、柔らかみがあってはっきりする部分はクリアな…みたいな感じがいいです。(欲張りですが…)。NT1-Aもいいですね。価格もズバリですし。 ご案内のサイトは前回参考になりましたので、じっくり研究中です。 上記のようにあれこれ悩み中でもありますので、また何かありましたアドバイス下さい。
お礼
まずは、長文にわたるご指導ありがとうございます。いえいえ、辛口では無いと思います。適切なアドバイスがお聞き出来て、勉強になりましたし、どこか「ほっと」しました。 実際にHD8購入時に44.1KHz16bitや同時最大録音が2トラックであることは、それなりに考えておりました。ですが、MTRは似たり寄ったりなので、あえて好みのデザインのMTRにしました。ここは音質や耐久性、云々では無くユーザーに分かり易い感じの作りになってて、初心者でも使えるものを選択しようという感じです。 >「MC10ST」の「クラシック楽器向きでない」というレビューも、私は元文を読んではいませんが、もしもポータブルな録音機器でほんの2~3回録った程度の人が書いているなら、私ならてんで信用しません。 その通りですね。勝手なデマかもしれませんし、このマイクは決して劣ってるとは思えません…。性能的にはダイナミックレンジが少し劣ってる程度で性能はそこそこですしね。ラージマイクがハードル高いことは知りませんでした。ただ、なんとなく様になってるイメージしかなかったで(笑)。 いろいろアドバイスありがとうございました。今後の勉強になりました♪