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シューマンのトロイメライについて
いま、独学でシューマンのトロイメライを練習しています。 トロイメライは♭が1つついていて、シの音がシ♭になります。 11小節目で、シに♭がついているところがあるんですけど、どうやって弾けばいいんですか?
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>2小節前で1オクターブ下のシがナチュラルになっています。 であれば、「警告の臨時記号」は、2小節前のその音に対して発せられています。 「シのフラット」が正解です。 本来の楽典的な約束事では、臨時記号は、1小節内のみ有効、オクターブ違いは無効。ということなのですが、「警告の臨時記号」は、「フールプルーフ」という発想から記されています。「フールプルーフ」を日本語で言うと、「うっかり防止」という意味です。「ウォータープルーフ」=「防水」、「フールプルーフ」=「防バカ」ということです。 楽典にちゃんと決められていても、実際の演奏では勘違いや見落としがあるので、本来不要な臨時記号でも念のため付けられている場合の方が多いです。その理由のひとつは、譜面を浄書するソフトは、初期設定では、「警告の臨時記号を付ける」というのがONになっており、普通にタイプして行けば自動的に記号が付きます。その設定では、オクターブ違いの同名音もすべて対象とするようになっていますが、そのお蔭で初見の伴奏者の神経はずいぶん楽になっています。 なお、仮にその前に記号が無くても、途中に出てくる「シ♭」は、あくまでも「シ♭」です。本来の調号がどうあっても関係がなく、ヘ長調の調号で、もともと「シ♭」なのに、また♭の付いたシが出てきた場合、無条件に「シ♭」ということです。冒頭の調号でシには♭が付いており、更に半音下げたいときは、「♭♭(ダブルフラット)」の記号となります。その基本的な約束事があるので、警告の臨時記号が過多にあっても逆の演奏間違いは起こりません。
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- TAC-TAB
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普通にシの♭を弾けば良いと思います。 その♭記号は、「警告の臨時記号」、または「親切な臨時記号」と呼ばれているものだと思います。手許に譜面がないのですが、10小節目あたりの左手にシのナチュラルがあったと思います。 本来、小節が変われば、この臨時記号のナチュラルは無効となるのですが、奏者は初見の時などでは、うっかり無効とせずに演奏してしまいます。これを防止するために、念のために付けるのが「警告の臨時記号」です。本来は不要ですが、奏者のうっかりミスを防ぐために「親切」で付けています。最近は、ほとんど「警告の臨時記号」が記されており、ない方が珍しいくらいです。 これを見分けるためには、1~2小節前の同じ音が臨時記号によって変化していないかどうかをチェックしてみることです。 もし違っていればすみません。補足にその旨お書きください。キチンと譜面を調べてお答えいたします。
補足
2小節前で1オクターブ下のシがナチュラルになっています。
お礼
丁寧に教えていただきありがとうございました。 他の曲を練習するときにも役に立つ知識ばかりでした。