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ギターのコードについて
ギターのコードでC7,CM7の違いを教えてください。コードの押さえ方はわかります。
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- lilact
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C7は緊張感のある響きで、例えばFとかFmに進んで落ち着こうとするコード。 CM7は落ち着いた響きで、例えばG7の次にCM7に進めば落ち着きます。 コードの分類で言うと、トニックかドミナントかという違いです。トニックコードは曲の終りなどによく使われます。ドミナントコードはトニックの前などによく使われます。 以上がコードの響きおよび機能の違いです。 なお、ブルースだとまたちょっと意味が違ってきます。
コードの違いについてですが、コードフォームにおいて異なるところがその相違点の表れといえます。コードフォームのどこが違っているのか、そこから見直してみるのもやり方でしょう。 また、コードについて詳しく考える時には、漠然と音の塊とみなすのではなく、コードを構成する音程を一つ一つ取り上げて考慮するのが良いでしょう。そのコードネームから構成音を読み取り、各音程の相対的な関係や役割も考慮すると、見えるものも違ってくると思います。 C7とCM7の違いについてですが、コードネームに大文字のMと数字がつく場合は、その大文字のMは7度(セブンス)にかかる装飾になります。その7度の音程の長短がこれらのコードの違いです。 コードやコードネームを読み解く上では、音程差を数字で表現する度数表現を踏まえておくのが良いでしょう。1オクターブ中の音程が12個ありますが、その基準となる音程に対して同じ高さの音程を完全1度といいます。また、1オクターブ内の各音程の度数表現は、以下のようになります。 音程差(フレット換算) : 度数表現 : Cを基準とした場合の各度数に相当する音名 0f : 完全1度 (P1st) : C 1f : 短2度 (m2nd) : C#/Db 2f : 長2度 (M2nd) : D 3f : 短3度 (m3rd) : D#/Eb 4f : 長3度 (M3rd) : E 5f : 完全4度 (P4th) : F 6f : 増4度/減5度 (aug4th/dim5th) : F#/Gb 7f : 完全5度 (P5th) : G 8f : 短6度 (m6th) (増5度 (aug5th)) : G#/Ab 9f : 長6度 (M6th) : A 10f : 短7度 (m7th) : A#/Bb 11f : 長7度 (M7th) : B 12f : 完全8度 (P8th)=1オクターブ上 : C C7の場合、Cメジャーコードにマイナーセブンス(短7度:m7th)が加わる4和音になります。構成音は、C(root)・E(M3rd)・G(P5th)・Bb(m7th)の四つです。 CM7の場合は、Cメジャーコードにメジャーセブンス(長7度:M7th)が加わる4和音のテンションコードになります。構成音は、C(root)・E(M3rd)・G(P5th)・B(M7th)の四つです。 この二つのコードでは、Cメジャーコードに追加される4番目の音程が"Bb"か"B"かの違いがあります。 参考まで。
お礼
とてもよくわかりました。とても丁寧な解説ありがとうございました。
お礼
ありがとうございます。コードの響きや機能の違いのことも考えつつギターを弾いてみようと思いました。