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どちらが正しいかご教示ください
とある日本語一般常識テストでの出題です。 ・美しい空でした。 ・空が美しかったです。 どちらが正しいか、という出題でした。 私はどちらも違和感がないのですが、こうしてテストで出るからにはどちらかが正しくてどちらかが間違っていることになります。 すみません、どちらが正解で、またその理由をご教示ください。
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- hatenasate
- ベストアンサー率22% (2/9)
どちらが正しい表現かを問われているのならば、出題の中にもう少し情報(条件)があるのではないでしょうか。 単に、空が汚く汚れていたのか、美しかったのかのの事実見聞の報告の文章ならば、『美しい空でした』が正しい表現法でしょう。 南の島の観光の印象で、街並みや生活風土、食事等よりも、印象が強かったことがあったという心理的なことの報告をしているのであれば、『空が美しかったです』という方が妥当な表現法でしょう。『美しい空でした』では唐突な回答か、何か後に続く印象を与えます。
- makosei
- ベストアンサー率21% (193/898)
どちらが正しいかと言われれば、前者です。 後者はきれいではないが、許容範囲との意見もあります。 「おいしかったです」なども口語では許容範囲と思います。 ただし 「お帰りなさいです」「行ってくるです」「パパが来たです」「ぼくが食べたです」など、サザエさんのタラちゃん語は許容できません。
- suunan
- ベストアンサー率14% (224/1569)
前者です。 後者は致命的に間違いではありませんが 「空が美しいのでした」の方がよい。
- Parismadam
- ベストアンサー率65% (2756/4211)
はじめまして。 ご質問: <どちらが正解で、またその理由> 厳密な文法上は 「美しい空でした」(O) 「空が美しかったです」(X) となります。理由は以下の通りです。 1.文法を比較するには、全文を「常体」にしてみると分かり易いです。 2.両文には丁寧語の「です」が使われ「敬体」になっていますので、これを常体にしてみます。 例: 「美しい空だった」 「空が美しかっただ」 3.「美しい空だった」: (1)「だ」は断定の助動詞「だ」の連用形の促音便「だっ」 (2)「た」は過去の助動詞「た」の終止形 4.「空が美しかっただ」: (1)「美しかっ」は形容詞「美しい」の連用形の促音便 (2)「た」は過去の助動詞「た」の終止形または連体形 (3)「だ」は断定の助動詞「だ」の終止形 5.「空が美しかっただ」が正しくない理由: (1)「断定」+「過去」という2つの助動詞が連続する場合、前の助動詞は「連用形」や「連体形」など、接続に合わせた活用になり、終止形の助動詞が2つ続くことはありません。 (2)「美しかっただ」<「美しかったです」は「た」+「だ」という2つの終止形の助動詞が連続して使われることはありませんから、間違いとなります。 (3)一方、この「た」を連体形と考えることもできます。その場合、「た」と「だ」を接続する便宜上の格助詞「の」を使うのが正しい用法です。 例: 「美しかったのだ」<「美しかったのです」 これは格助詞+断定の助動詞=「のだ」という決まった連語として使われる語法で、口語になると「んだ」となることもあります。 例: 「美しかったんだ」<「美しかったんです」 6.以上から、ご質問の2選択肢は、「空が美しかったです」>「空が美しかっただ」が文法上間違っていることになります。 この語法では「た」は連体形ととる方が自然ですが、「の」という格助詞が必要になるということです。 7.他の例にある「痛かったです」<「痛かっただ」も、正しくは「痛かったのです」<「痛かったのだ」となります。 8.なお、 「美しいです」は「形容詞」+「断定の助動詞」ですが、 「美しかったです」は「形容詞」+「過去の助動詞」+「断定の助動詞」 と2つの助動詞が連続する形になるので、同じルールにならないようです。 以上ご参考までに。
- MockTurtle
- ベストアンサー率26% (93/350)
もう少し詳しくお話します ( ^^ 「美しかったです」が間違いであるという説明は、大昔は一応成り立っていました。しかし、その後国語界における事情の変化あり、現在では間違いとは言えなくなっています。 例文は過去形ですが、これを現在形にすると「美しいです」になります。そして、この「形容詞+です」という表現は、次のQ&Aをご覧になると分かる通り、現在では “国が公式に許容” しているのです(つまり公用文でも使われます)。 - 参考 - 「痛かったです」は正しい日本語か http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4099658.html 「美しいです」を正しい表現と認める一方、その過去形である「美しかったです」を誤りとするのは筋が通りません。 以上を前提とするならば、このテストの正答は「両方とも正しい」と言わざるを得なくなるのです。困ったものですね ( ^^;
- MockTurtle
- ベストアンサー率26% (93/350)
「です」という助動詞は「だ」の丁寧語であるという点がポイントです。 試しに「です」を「だ」に替えてみましょう。 「美しい空 “でし” た」 → 「美しい空 “だっ” た」 「空が美しかった “です”」 → 「空が美しかった “だ”」 もう、お解かりですね ( ^^
- sanori
- ベストアンサー率48% (5664/11798)
こんにちは。おっさんです。 私も昨年ぐらいまで知らなかったことですし、質問者様もきっと驚かれることと思いますが、 用言の後ろに「です」を付けるのは、本来の日本語ではないらしいのです。 つまり、 ご質問文にある二者を比較すると、後者の「空が美しかったです」は、あまり正しくありません。 (正しくは、「空が美しゅうございました」) ここで、「あまり」をつけた理由は、近年では正しい日本語として認知されているということです。 http://oshiete1.goo.ne.jp/qa860385.html?ans_count_asc=0 http://kouunan.hp.infoseek.co.jp/text/keigo.or.keiko2.html