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エレアコのピエゾピックアップとマグネットをミックスするのに小型ミキサーは使えるのでしょうか?
過去に似たような質問はあったのですが、微妙に違う所もあるので質問します。 EJ-160E(シングルピックアップが標準で付いている)にピエゾピックアップ、プリアンプを後付し、シールドを2本出ししようと思ってます。 それをライブで使うために、手元に小型ミキサーを置き2つのピックアップをミックスするということは可能なのでしょうか? 安価な小型ミキサーを使うのでハイ・インピーダンスは受けれないとは思いますが、ミキサーの後にライブハウスの備え付けDIがつながっていれば大丈夫なものなのでしょうか? 通常ライブハウスでは、エレアコはDIに繋いでくれと言われますので。 それとも、ピックアップ→DI→ミキサー→DI という繋ぎ方になってしまうのでしょうか? やっぱり、2本をMIX出来るAD-5のようなプリ、DI一体型を使うことがベストなのでしょうか? 以上、よろしくお願いします。
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- kenta58e2
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No.2です。お礼文いただきありがとうございました。 以下、蛇足…というか、PA側の裏話の暴露みたいな話になりますが…(^^ゞ もちろん、ステージの(予算)規模、準備機材の状況、ハコか特設かの違い、そしてPAオペの腕と流派によりますので、一概には言えませんが、私のような貧乏アマオペとその(セコイ)流儀の場合で、なおかつプレイヤー側が、楽器と機材と「口」はご立派なだけど、腕はド下手なオッサンアコギ弾きなんて場合では…なんですけどね(^^ゞ ピエゾとマグネの2つのピックアップの音をブレンドしたいという要望があった場合、チャンネルとD.I.に余裕があれば、ステージにD.I.を2つ回して送ってもらうわけですが、実際には多くの場合、プレイヤー側がどういうブレンドを考えていたとしても、だいたいはピエゾ側をメイン(というか、ほとんどピエゾ側と言っても良い)にする場合の方が多いです。というのは、いざPA卓で受けると、マグネ側は音の立ち上がりが鈍すぎて、メイン出しのスピーカに通した時にまるでアコギっぽくない音になってしまいがちなモンですから。 ピエゾの堅い音をマイルドにアレンジして、メイン出しやモニター返しに送るのは、まぁまぁ造作もないんですが、立ち上がりの鈍い音をシャープかつふくよかに仕上げるのは、レコーディングならまだしもPAでは結構至難です。また、マグネの音はノイジーで使えない事も良くあります。 プレイヤー側で、少しマグネを足して音に厚みを持たせたいという要望は良くある話ですが、PA側では、プレイヤーにネタバラシするかどうかは別として(^^ゞ、実際にはピエゾだけいただいて、ピエゾの生音と、それにリバーブかコーラスを通したエフェクト音で計2ch取って、エフェクト音の方の高域をEQで丸めてミックスした音で「プレイヤーさん、こんな感じでいかが?」とやるケースが多いですねぇ。 といってもね、こんなことするのは、プレイヤー側の音が悪すぎて、でもさりとて「もうちょっといい音下さい」などと言っても逆ギレされるのがオチなプレイヤーだから、黙ってやっていますんで…ちゃんと知識と腕のあるギタリストさんだったら、PA側からも「マグネの音、それじゃダメだわ」とか言うし、ギタリストさんの方も「こうしてもダメ? あっそう、じゃ今日はピエゾだけで行くわ。でもこの曲だけ低域出したいから、アンプ通しでマイク貰って良い?」なんて会話がちゃんと成立しますので、そんな騙しはいたしません(^^ゞ なので、私のような極悪PAに、陰でこっそり手玉に取られるのがお嫌でしたら、リハの時に『誠意を持ってきちんと相談』することが大事ですね。まともなPA屋なら、腰の低いプレイヤーさんが相手なら、こんな騙しはせずに対等に意見交換し、最善策を提案します。 ただ、最善策が「今日のところはピエゾだけでいきましょう」とか、「マグネは卓ブレンドだと音が死ぬので、ピエゾのライン録り+ブレンド音はアンプ通してマイク録りでどうですか」なんてことはあります。 その意味では、下手にブレンド音を作ってPA送り…にこだわられるアコギ奏者よりは、接続方法の選択肢を広く持って下さる奏者の方がありがたいですね。実際によくやる方法としては、 ピックアップ→プリアンプ→D.I. ときて、D.I.から「生音」をPA卓に送り、D.I.の分岐から D.I.のXLR→直接卓へ D.I.のフォン→エフェクタや、プレイヤー側ミキサー ここで、エフェクタにXLR出しがあれば、そこからエフェクト音貰ったり、ミキサーからブレンド音の分岐を取ったり。 で、この段階でのブレンド音が使いにくかったら、そのままギターアンプに繋いで、素直にマイク… というように、「ピエゾとマグネ」で2CH貰うよりは、「ギター直の音(プリアンプ直下の音)」と「プレイヤーが触った後の音」の2つをPAに貰う…という考え方を基本にして貰う方が、PA卓側で圧倒的にバリエーションの余地が増え、最終的には「メイン出しの音を、よりプレイヤーのイメージに近づける」余地が出てくる場合が多いです。 なまじ「(プレイヤーの独断で)完成された音」を貰っても、アコギの場合には「これをどうせいっちゅうんじゃ」という触りようのない音になってる場合が多いので、そのあたりはプレイヤーも柔軟性を持っていただけると、涙が出るほどありがたいですねぇ(^^ゞ また、アコギの場合は、「リバーブやコーラスが掛かっていない音」が是非欲しい事が多いです。これは、プレイヤーとPAオペ双方の腕に絡んできますが、アマチュアプレイヤーの場合、空間系エフェクトを「掛けすぎる」人がメチャクチャ多いんです。で、エフェクト後の音をD.I.で貰っても「ワウンワウン」した輪郭も何もない音で、途方に暮れる事があります。 なので、私の流儀では、基本的には素の音を貰って、リバーブだけはPA卓側で掛けるのを基本にしています。でないと、カッティングで音が重なりまくってうねったような音を客席出すには忍びないからです。 ですから、もし「素の生音のラインが欲しい」というPA屋だったら、多分機材はちゃんと持ってきてると思うので、そこは素直に「生音」の位置からも音を送ってやって下さい。 もちろん、ライン録りになるかマイク録りかは別にして、プレイヤーの「仕込み後の音」ももう1本録れるよう用意はするはずです。 で、PA卓側で聞き比べて、「仕込み音が綺麗で使える」と判断すれば、その時はPA屋はちゃんとブレンドした音を作ります。 と…まあPA側も、相手がアコギだとこういう裏は結構ありますので、よろしくお願いいたします(^^ゞ
- kenta58e2
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素人PA屋ですが… 私だったら、現場ではなるべく ピックアップ → D.I. → 小型ミキサー → PA卓 にします。 今回は、出力にプリアンプを噛まされていますので、正確には小型ミキサーまでは ピックアップ → プリアンプ → D.I. → 小型ミキサー … ってことになると理解しますので、インピーダンス面ではD.I.無しでも大丈夫なんだろうなとは思いますが、PA屋の立場では、プリアンプも素性によっては小型ミキサーで良いコンディションで受けきれない事がありますので、極力D.I.噛ませるのが普通ではあります。(具体的には、スタジオではミキサー直で大丈夫でも、ケーブル這いまくりの特設ステージなんかでは急にノイズが増えたりする事もよくあるので…) むしろ、これは現場のPA屋の「流儀」と準備機材次第ですが、私のとこの流儀では、 「ステージにD.I.2チャンネル分出すから、プリアンプから2本とも直接D.I.に繋いで下さい。 客席出しはPA卓でミックスしてモニターに返すから、音色はリハで確認して注文付けてね。 ステージアンプを使うなら、プレイヤー側で勝手にミキサー使ってブレンドして良いよ。 でも、客席出しはD.I.から直接PA卓に受けた方使いますからね。」 と、いう風にするのが普通ですね。 小型ミキサーでブレンド後にPA卓に送る場合では、小型ミキサーの出力がフォン出力しかないなら、ステージ→PA卓間はバランスケーブルで統一して結線する都合の面のもあるので、D.I.でバランス変換しますが、XLRなら、電気的には別にD.I.は要らないです。 ですから、その小型ミキサーがPA側で用意したものなら、小型ミキサーの出力から直接PA行きの回線に繋ぎます。ただしその時には、原則としてセッティングや調整もPA側で行い、プレイヤー側では極力勝手に調整を変更しないようにお願いする(命令する?)のが普通です。ここを勝手に触られると、PA卓側で音量がコントロール不能になるので… で、プレイヤー持ち込みの小型ミキサーだとどうするか…となると、ケースバイケースなんですが、電気的には無意味でも、あえてD.I.を噛ます事も多いです。 特に、ファンタム電源を使う(あるいは何かの拍子にファンタムがONになるかもしれない)チャンネルで受ける場合は、相手側の持ち込み機器に万が一でも損傷を与えたら…ということで、安全策を講じる意味で、あえて「ミキサーのフォン出力からD.I.に繋いでちょうだい!」と指示する事はありますね。 実際のところ、キーボードでは複数台を自前でミキシングされるケースは多いですが、大抵はD.I.を経由させます。 まぁ、そういう意味では、AD-5なんかを持ち込んでいただいた方が、PA屋側もプレイヤー側も悩まンでよい…ということは言えますけどね。 ただ、私の所の流儀では、さきに説明した「持ち込み機材の保護」の目的から、たとえAD-5でも、極力、フォン出力から音を貰ってD.I.に繋いでからPA卓に貰います。 なので、私と同じ流派のPA屋さんだったら、なんでも「D.I.に繋げ」と言ってくる事もありますので、その時はすいませんが、素直に従ってやって下さい(流儀として、何もかも百も承知で、そのつもりでPA卓側のセッティングを組み上げているので、「XLRからD.I.は不要じゃないか」などというわかりきった議論をプレイヤーの方としている暇はないんです(^^ゞ)
お礼
なるほど、DI2つ使えて、PAさんが音作りしてくれるなら2本を直でDIに入れてPA卓でブレンドして音作ってもらえばいいんですね。 小型ミキサーに入れるときもDI通したほうが安全なら、ハイ・インピーダンス対応の小型ミキサーを使えば確実ですね。それをPAさんが準備したDIに入れると。いうことになると。 そう考えると・・・ AD-5みたいな機種が多機能コンパクトで楽ではありますね。 DIを出してもらえないライブにも対応できるし、リバーブついてるし。 プリなんで音の好みが合うかという問題もありますが・・・ しかし、ミキサーにパラでマグネとピエゾ入力して、細かく音作ってリバーブを別でかけるというのも捨てがたくはありますね~。 参考になりました。 ありがとうございます!!!
- c80s3xxx
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ピエゾの後にプリアンプがあって,その出力をミキサーに入力. マグネの後にはプリアンプをはさまずにミキサーに入力. ミキサーの出力を DI を通して PA 卓へ. まずはこれで. マグネ側の出力や,ミキサーの性能によっては,この間にもプリアンプを挟んだ方がいいかもしれませんが. あと,ミキサーかプリアンプに位相反転のスイッチがないと泣きを見ることがあります.
お礼
早い回答ありがとうございます。 なるほど、PA卓前にDIが有れば大丈夫なんですね! 安心しました。 マグネットは、1/10程度しか混ぜない(と思う)からプリアンプなしでも行けそうですね! 位相反転スイッチ・・・これはよく確認しないと不味いってことすよね~。逆相になったら音が萎んじゃうという事なんすね~。 ありがとうございます。参考になりました!!!
お礼
なるほど・・・ AD-5みたいなプリアンプ買っても、結局使わなくなった と言う知り合いが居たんですが、あんまりプレイヤー側で作りこんでも仕方が無いという意味があったんですね。 ならば一つ結論は出ました。 自分は元々シングルコイルピックアップがついてるEJ-160E(ジョン・レノン・モデル)を使って何度かライブをやったのですが 場所によっては、えらいノイズに悩まされました。 ジョンはギーアンを使って音を出していた と聞いてはいたのですが、実際のアコースティック・ライブでは ギーアンはあんまり使いたくない・・・ そしてフィッシュマンのインフィニティを後付することにしました。(現在楽器屋さんに出してます、ついでにマグネのアースも落としてもらうことに) 元有ったマグネは生きているので、ブレンドしてみようか(1:9ぐらいで)と思ったのがきっかけです。 でも、ブレンドによる効果が殆どないのならまずはピエゾ直DIだけで、 場合によってはジョンらしくマグネのアンプ出しでいこうかと考えました。 ライブって始まってしまうと、機材のこと考えることは出来なくなってしまうので、なるべくシンプルで足元の機材も少ない(もしくはない)方がやりやすいですしね。 リバーブもかけてしまうと、後から取れないですもんね。 まずはシンプルからスタートします。 貴重な裏話ありがとうございました。