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アコギ用ピックアップをベリンガーのミキサーに繋ぎたい
こんばんわ。質問があるのですが、アコギ用ピックアップ(マグネット コンタクトピエゾ)をベリンガーのミキサーUBシリーズのものかXENYXシリーズのものに繋いでブレンドさせたいのですがこれは可能でしょうか?普通ブレンドするのなら2chプリアンプでブレンドするのが普通だと思いますが、僕はミキサーで何とかブレンドさせたいのです。やり方としては、まずマグとピエゾを別々のチャンネルにつないでミキサーについているボリュームやEQで音を調節し、ミキサーのアウトプットからスピーカーやパソコンにつないで録音するつもりです。あと、ミキサーについているプリアンプは調節して音が変わっても少ししか変わらないのでしょうか?ある人に聞くと「ピックアップから安価なミキサーだと音質が悪くなるので、ピックアップとミキサーの間にダイレクトボックスをかませたほうが良い」と聞いたのですが、ダイレクトボックスをかませたほうが良いのでしょうか?あと、UBシリーズのミキサーとXENYXシリーズのミキサーとでは何が違うのでしょうか?ノイズはどちらのほうが少なくて、音質はどちらが良いのでしょうか?
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- kenta58e2
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>安価なDIだと逆に音質が悪くなると聞いたことがあるのですが、 それは確かにそのとおりで、D.I.もいろいろ種類がありますし、高い物なら数万円からと、いろいろな価格帯のものがあります。音響機器の一般論としては、「安物はそれなりの音」ということもあります。 個人的には、BOSSのD.I.などはPA現場でも定評のある「業界標準」ですが、ピエゾピックアップを直接繋ぐには、あんまり合わないな…と思っています。D.I.の性能としてはまず申し分なくても、相性的な要素もあるということになりますね。 純D.I.として定評もあり、現場でもよく見かけるものには、BOSSも含めて http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=205%5EDI1%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=247%5ETYPE85%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=210%5EAR133%5E%5E あたりがありますが、これら1台分で2台楽に買えるという意味では、ADI21は確かに安物の部類ですが、ピエゾピックアップに使う分には、本体にプリアンプ機能を持っていて音質調整ができることも含めて、BOSSのDI-1よりは使い勝手が良く、音質も悪くはないと思っています。 何より、もし不満があっても、これ以上のものとなると定価ベース2~3万円クラスの http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=135%5E1401%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=179%5EACOUSTIMAX%5E%5E http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=252%5EDPA2A%5E%5E てなものが欲しい(他にもいろいろありますが)…となってしまいますので、スタート用としてはADI21でも十分かな? と。まぁ、私の個人的な見解ですが… ブレンドの件は、ADI21にしても、その他上に掲げた物にしても、「ピックアップ出力1つ 対 D.I.1つ」で、1つの機器で2つのピックアップをブレンドする物ではありません。あくまでブレンドはミキサーで行うのが前提の物です。実際、入力端子は1つしかありませんから、2つのピックアップを刺す場所がそもそもありません。 1つの機器で2つのアコギピックアップをブレンドするとなると、例えばこういう機器がありますが http://www.soundhouse.co.jp/shop/ProductDetail.asp?Item=1348%5ESOL120%5E%5E まぁ価格を見ていただければご覧の通りで、アマチュアには厳しいですね。私も使ったこと無いです(^^ゞ よって、質問者の方の予定環境では、D.I.2台とミキサーが必要ということです。 ADI21のブレンドツマミは、ぶっちゃけ「ADI21の内蔵イコライザを通した音と、生音無加工の音のミックス度合いのコントロール」と思って下さい。 ADI21の内蔵イコライザは、半ばわざとチューブアンプ的な歪み感を出すように造ってあります。その方が、中音域が強調された「ウォームな感じ」の音になるからで、そういう音の需要も多いからです。ただ、例えばピエゾピックアップの高域のしゃっきりした音か欲しい時には、このウォーム感優先のイコライザは合いませんから、生音とイコライザ音の両方のバランスをブレンドツマミで調整して、最適な音を造れるようにする…という仕組みですね。
- kenta58e2
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UBにしてもXENYXにしても、標準フォンで入力する端子は「低インピーダンス」の入力端子です。一方、ピックアップはマグネチックもピエゾも「高インピーダンス」の出力設計のものが普通です。 「インピーダンスって何」と言われると、本が一冊書けるくらい小難しい理屈の話になるので、一言で説明は難しいんですが、 「高インピーダンスの出力は、電圧は高いけどエネルギーが小さい」 「エネルギーが小さい信号は、低インピーダンスの入力に繋ぐと電圧が落ちて、音は小さくなりノイズは増える」 「だから、高インピーダンス出力は、高インピーダンス用に設計された機器に繋がないと音量、音質的に不利」 くらいを覚えておけば、実用上は十分です。 なので、ピックアップの出力を普通のミキサーに直接繋ぐと、音質が悪くなるケースが多いです。これは、ミキサーが高価か安価かとは、直接的にはあまり関係はありません。(ただ、高インピーダンス用端子というものを別に装備しているミキサー(普通は価格も割高)もあり、その種のミキサーならピックアップを直接繋ぐこともできる・・・という例はあります) ダイレクトボックスは、そのような高インピーダンス出力の機器(楽器)を直接(つまりダイレクトに)低インピーダンス用のミキサー入力等に接続できるようにするために、高インピーダンス信号を低インピーダンスに変換するためのものです。普通は、低インピーダンスに変換するとともに、バランス型というマイクと同じ3端子のXLR端子に変換して、ミキサーのマイク入力端子に直接接続できるようにする機能も兼ね備えます。 ですから、ピックアップを普通のシールドでミキサーに繋いでも音は出ますが、音質面やノイズ面を考えると、ダイレクトボックスを間に入れる方が良いですね。 ミキサーのEQは、楽器アンプのEQのように「積極的に音質を変える」ためのものではなく「音質を補正する」のが目的ですから、楽器アンプのEQに比べれば「効き」はそれほど大きくないのが普通です。なので、積極的に音を造っていく…という用途には、やや不満でしょう。 そこで、これはあくまで一例ですが、アコギのピックアップ用プリアンプ とダイレクトボックスが複合したような機器を使うと、両方の問題が一挙に解決して便利です。その手の機器は価格も含めて色々ありますが、同じBehringerならこういう機器もあります。私もPA現場でよく使いますが、価格の割には結構使えますよ。 http://www.behringer.com/ADI21/?lang=JPN UBシリーズとXENYXシリーズについてですが、これは私の個人的な解釈も含みますが、UBシリーズは比較的高域がシャープな「すっきりした」音なのですが、反面、「音に艶がない」とか「音が細い」とか言われがちな音でした。そこで、「音がふくらむ」「音の芯が太い」という定評のある他のメーカーのミキサーの特性を取り入れて、UBシリーズの音を改良したのがXENYXシリーズだと言って良いと思います。 ただ、私もそうですが、UBシリーズのシャープな音も、それはそれで「すっきりして扱いやすい」というファンも多いので、UBもXENYXも平行して販売が続けられている状況です。 ただ、基本設計はどちらもほぼ同じですから、音質面では、両方を聞き比べて「まったく別のメーカーのミキサーに聞こえる」というほどまでは、劇的な差はありません。ノイズ面でもどちらもほぼ同じくらいです。 個人的には、楽器音を扱うなら、私ならUBシリーズを選びますが、UBかXENYXか…で悩むよりは、ダイレクトボックスのメーカーや種類で悩む方が音質への影響は大きいです。 まずはご参考までに。
お礼
ご返信どうもありがとうございました。今とてもどうしようかと悩んでたので非常に助かりました。本当にどうもありがとうございました。
補足
kenta58e2さん。こんにちは。ご返信ありがとうございます。なるほどDIのほうが大事ということですね。でもある人は安価なDIだと逆に音質が悪くなると聞いたことがあるのですが、音質はかなり悪くなるのでしょうか?このDIでマグとコンタクトをブレンドさせることは可能なのでしょうか?あと、kenta58e2さんに紹介していただいたベリンガーのDIのつまみにブレンドというつまみがついているのですが、これはどういった機能なのでしょうか?お返事待ってます。
お礼
ご返信どうもありがとうございました。僕の周りにはあまり機材に詳しい人がいないので、とても助かりました。本当にどうもありがとうございました。