中学生の頃の国語の教科書に載っていた小説のタイトル
中学生の国語の教科書に載っていた小説をまた読みたいと思っているのですが、タイトル・作者が分かりません。
分かる方よろしくお願いします。
私は平成4年生まれで、中学校は関東(埼玉県)です。
国語の教科書の名前と出版社は思い出せません。
問題の小説は中学何年生のときの国語の教科書かは覚えていませんが、2003~2005年ごろ出版のものになるかと思います。
小説といっても3~5ページくらいの短編でした。
作者はたぶん現代の人です。
物語内容として覚えているのは、以下の通りです。
●基本的な設定
・語り手は現代の日本人の少年(中学生)
・少年の母は、少年を産んだときに亡くなっている
●少年の回想
・少年は父から(理科の授業だったかも?)昆虫のメスの腹の中にある卵を見せられる。その昆虫のメスは、喉のところまでビッシリと卵がつまっている。
・少年は学校の英語の授業で最近習った「I was born.」という受動態の例文を思い出す
・命は自発的に芽生えるものではなく、他者から生み出されるのだ。「生まれる」っていうのは受動態なんだ。ということに気づき、その感動を父に伝える
●母のことを考える
・感動を伝えたときのことを回想し、あのとき父はどう思っただろうかと考える。愛する人の命と引き換えに生まれた自分(少年)のことを、「生まれる」という言葉の意味を無邪気に喋っていたあのときの自分のことを、父はどんな気持ちで見ていたのだろう…と考える
・母の姿と昆虫のメスの姿を重ね合わせて想いを馳せる。母の喉まで(確か「白い喉」という言い方をしていたような)つまっていた自分の身体と、母の命と引き換えに生まれた自分について考える
というお話だったはずです。少年に名前はありませんでした。全体的に切なく、哲学的な雰囲気のある文章でした。
心あたりのある方よろしくお願いします。
お礼
fine_dayさん 長年のもやもやがすっきりとしました。 調販売等はしていないようでしたが……。 早速の解答ありがとうございました。