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叱らず子供を育てようといっていた方々は今?
親に叱られずに成人した大人が多いと言われる昨今、かつて80年代「叱らずに子供を育てよう」というような本が何冊も出版され、少なからずそれをよしとする風潮がありましたが、その本の著者、子育て評論家の方々は現在どのような発言をされているのでしょうか?
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「通り抜け無用で通り抜けが知れ」という川柳がありますが、「叱らないで子育てしよう」というのは、子供たちをつまらないことで叱る親たちが増えすぎたために出てきたものであって、いわば叱られっぱなしで育った子供たちが、むしろ今のモンスターペアレント世代にあたります。 たとえば、「叱らない」の草分け的書籍、「今日から叱らないお母さん」は、1988年出版ですから、これに沿って育てられた子供は、ごく初期の先駆的なところでようやく20歳くらい、ほとんどはまだ10台です。「20代半ばから30代半ばになって」いるのは、このひとつ前の世代であり、おそらくは「叱られっぱなし世代」です。 http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/05238194 「今日から叱らないお母さん 1~6歳叱りたいとき、こう叱る 専門家ママの叱り方体験つき」 それから、このタイトルからもわかるとおり、「叱らない」というのは、どんなことをしても叱らないということではなく、「正しく叱る」ことを主眼にしたもので、「怒ってはいけない、正しく叱りなさい」というのが、この本の言っていることです。 ですから、今の育児書などを見てもらうとわかりますが、「叱らない」はむしろ今の主流であり、これが誤りであるということを客観的に指し示すデータも無いし、むしろ、「むやみやたらに叱るのは良くない」ということを、裏付けるような事例も多いようです。 というより、良くある誤解は、幼児期の「育児」と、小中高生の「教育」との混同です。今、問題視されているのは、「子供を自由に」とかいって、事実上、親が学齢期の子供の「教育」を放棄するようなことをそそのかしたようなことで、「叱らない」が言っている、6歳くらいまでの「育児」とは次元が違う問題なのです。 私が言う「叱られっぱなし世代」の子育てというのは、親が忙しいものだから、保育園やなにやらで子供を忙しく引っ張りまわし、ついてこれない子供のことを叱りながら「育児」した上で、これまた親が忙しいものだから、小学校などに上がったとたんに学校に任せっぱなしでろくに「教育」にかかわらない、というような育て方といえます。 それに対して最近理想とされているのは、「育児」においては子供のペースに合わせて親子間の信頼関係を十分に醸成し、「教育」にあたっては、親子の対話を重視しつつも、親が親として毅然とした態度をとり、子供に人としての道を示す、ということでしょう。 平たく言うと、今のセオリーとしては、子供が幼いときには優しく育て、成長に合わせて厳しくしていくのが理想なのですが、それを幼いときに急かして叱って育てておいて、成長するにつれて、自由だ個性だと、むしろほったらかした結果が、あなたのいう世代ということになります。 要するに、あなたの実感のとおり「叱られっぱなし世代」というのが、ろくな大人になっていないのであり、その反省が「叱らない」で育てるということで、これが正しいのか正しくないのかは、むしろこれからわかってくること思います。
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- outerlimit
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どうなされているのでしょうか 興味ありますね まさか そのようにして(その意見を信じた親に)育てられた子が 切れ易い とか 親になり 保育費や給食費を不払い なんてことは無いでしょうね
お礼
ありがとうございます。 1980年半ばの当時、私は学生でしたが今は四十六で小学生と中学生の2児の父です。 そのころの子供が今は20代半ばから30代半ばになって社会に出ていますね。 おそらく自分が職場で目の前にしているのはこの様なひとのようです。 理解しがたい...。
- cabin504
- ベストアンサー率8% (30/341)
発言よりも、人前に出て言うこともないと思います。間違いなく子育てに失敗しているでしょうから・・・。 でも、何処そこの教授が子育てはこうだとか、専門家と言われる人がこうしないといけない!とか言ってそれを真に受ける方が問題なのですが・・・。 今までで、教育の専門家と言われる人の発言で、正解!と思われる言葉などまったく聞いたことがありません。 いつも思うのは、この言葉を真に受ける人たちがいるんだろうな?かわいそうだな・・。ですね。 子育ての基本は「三つ子の魂、百まで」ですね。ここまでに、していい事と、悪いことがあると言うことを、教え込まないとね。
お礼
ありがとうございます。 このような教育の考え方については結果は長い年月の後しか現れてこないので、その当時これを新しい考えとして提言して講習や出版などで稼いだ方々は、その後の活動次第では儲け得ですね。 基本的に子育ては自己責任ですが、それを一つの参考意見としてとらえず、盲信して実践した親はずいぶんいるのではないでしょうか?
- astute_2wd
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最近の親は子供を叱らないからモラルの低下や少年犯罪が増えているという方がいますが、 社会の資本主義化が進んだせいで損得勘定ばかりが前に出て、他人を押しのけたり陥れたりしても自分の利益のみを優先させ、捕まらなければ何をやっても構わないなどといった考え方の蔓延など別の要素もありますので、なんとも言えないです そもそも教育的に叱った方がいいのか悪いのかすらよくわかっていないのが実情だと思います。 徹底的に甘やかされ放任されて育った子供が大人になってからノーベル章貰ったり、起業してその会社を世界的大企業に育て上げた例もあれば、 鉄拳制裁当たり前で厳しく育てられたのにボクシングのタイトルマッチで反則したり、交通事を故起こした直後に「車の運転はぶつけてなんぼ」など悪態を垂れてジムを解雇されてしまった難波の弁慶みたいなおかしいのもいますしね。 子供によってケースバイケースで厳しさを使い分けるのが正解かも知れません。 >子育て評論家の方々は現在どのような発言をされているのでしょうか? 大半の方は今でもゆとりや放任教育は間違っていないと主張するでしょうね。 何十年もそう主張していると簡単に考えを覆すのは難しいでしょう。
お礼
ありがとうございます。 叱るポイントは重要だと思います。 それは個人の価値観、倫理観で違ってきますね。 でも叱るときはこれが正しいという信念が必要かもしれませんね? その結果は十数年後にしか現れてこないかもしれません。
- jamiru
- ベストアンサー率5% (170/3044)
わかりません。 「叱らずに子供を育てよう」はくだらない事に叱らないってことであって、全く叱らない。ではないでしょう。 最初は程程に。だったのに模倣者になるとどんどん過激に成ったのではないでしょうかね。
お礼
ありがとうございます。 その当時はキャッチばかりで内容を詳しく読んでいませんでした。 叱るのはとても難しいことだと思います。 また、叱られていない大人を叱るのはもっと難しいとも最近思っています。
- rongo-dog
- ベストアンサー率4% (13/295)
今、どうされてるか知りません。 怒り方は様々ですが、多少は怒る方が良いとは思います。
お礼
ありがとうございます。 その当時、まだ学生や独身だったのですが、良くそのキャッチを見たり聞いたりして、違和感を感じていました。 今、中3小6の二児の父になり、ふとそのキャッチのことを思い出し、このようにのたまわっておられた先生方は昨今の事件や風潮をどのように考えておられたり、発言されたりされているのか知りたいと思いました。
お礼
ありがとうございます。 1984年頃と考えていましたがそうではなかったのですね? 「叱られっぱなしの世代」がろくな大人になっていないのは叱られっぱなしのストレスが原因なのでしょうか。 その後は「叱られていない世代」もしくは「適正に叱られている世代」ということになるのでしょうか、その結果はこれからわかってくることですね? でも、子供に厳しく接することについては、友だちのような親子・師弟関係が多く感じられる昨今、今嫌われても、5年10年後に感謝されるような接し方を心掛けるっような考えは少なくなっているように感じます。(感謝を期待することはないと思いますが) 最近何かのTV_CMでのフレーズがすごく印象に残っています。 同窓会の席で、「自分は昔先生のことが嫌いだったけれど、今は先生のような教師になりたいです」というところが。