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漢字

「冤」のかんむりの下の文字は、「免(まぬかれる)」とは違うのですか? 字体が違うので疑問に思っています。

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  • garamond
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回答No.2

「冤」のワ冠の下は“うさぎ”です。 ただ、これらの字はいくつも異体字があり、PCのフォントの字体は正確でなく、さらにXPとVistaで違うところがあるため、インターネットでは説明しにくいのです。 ここでは環境依存文字が表示できませんから。 まず“うさぎ”です。 JIS90(XP)では第一水準の「兎」の“脚”を見ると、第二水準の「兔」と違って[儿]が分離させられて一画多くなっていますが、JIS2004(Vista)では正しい形に戻されています。 さらに活字時代は単独の字としては、頭の部分が[ノ]や[ク]ではなく[刀]になった字体が正字とされていました。 http://www.unicode.org/charts/PDF/U2F800.pdf 2ページ目、左から1列目、一番下(U+2F80F) Vistaのメイリオやヒラギノ明朝 Pro などのフォントでWordその他に表示できます。 次に「冤」です (ウ冠の「寃」は俗字)。 この字のワ冠の下の“うさぎ”がJIS90(XP)では[兔]の形ですが、JIS2004(Vista)では上で活字時代の正字と言った形になっているのです。 つまり[ク]ではなく[刀]の形です。 こういうややこしいことになっているのです。 なお、「免」の旧字体は[兔]から点を削り[ク]を[刀]にした字体で、“脚”は分離されていません。 上で引いたPDFのU+2F80Eにあるものです。 つまり本来の字体で言えば、点の有無以外の差異はありません。 #1さんの紹介された「漢字の正しい書き順」サイトの字体は、 「免」は常用漢字新字体 (“脚”が分離されていて、昔の字より一画多い) 「冤」は表外漢字なので昔のままですが、JIS90(XP)の字体によっています。 煩雑なことを抜きにして言うなら、 「冤」のワ冠の下は“うさぎ”(兔)であって“まぬかれる(免)”ではないということです。

soramist
質問者

お礼

丁寧なご回答有難うございました。

その他の回答 (1)

回答No.1

  http://kakijun.main.jp/ ここの漢字の検索をクリックし「冤」と「免」の書き順を確認してください。 全く違う文字だと理解できますよ