なるほど、裁判員制度に選ばれた方が何らかの偏った考えに影響され結果的に間違った判決になる恐れがあるという事でよろしいでしょうか?
裁判員制度の趣旨は、no2の方が回答されているとおり裁判官への目となるわけですが、まずは正しく運用されることを望みます。
次に抱える問題としては、やはり国民性があります。
欧米に比べれば、やはり個の意見を尊重するという考え方や、逆に自分の意見をしっかり維持するということが出来ていません。
良い言葉を使えば「和」「協調性」となるでしょうが、
現状は「他人の目を気にする」「強い意見、多数の意見に同調しやすい」ということです。
特に自分自身に法令の知識が無ければ自分の意見に自信を持つことや維持することが出来ず、「強い意見、多数の意見」が自分自身の意見であると錯覚(納得しようと努力します。)してしまいます。
こうした中で導入される裁判員制度は、様々な点に考慮され運用されると思われますが、やはり心配はつきまといます。
逆に私たち自身が、常に裁判員制度に目を向け続けなければならない事も本制度導入の要件ともなってきます。
とんだ考えかもしれませんが、裁判員については法廷の中では他の裁判員とまったく接点がないように個室のブラックボックスに入ってもらいマジックミラー越しに傍聴してもらう。他の裁判員とは会話しない、議論しない。マスメディアが裁判員を知り得ない仕組みをつくる。等を行い個の意見を守るということが大切ではないかと思います。
また、裁判官への目ということでは、良い考えですが反面非常に危険な部分もあります。
上の話とも重なりますが、第四権力の影響が強く懸念されます。
お礼
回答ありがとうございます。 実際に制度が始まってからの論議になりそうですね。 大変参考になりました。