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アメリカのFA制度

アメリカのFA制度について調べたいのですが、何時始まり、どのような経過で、どうして生まれたのか、またその問題点などが詳しく説明されているホームページがありましたら教えてください。もしくは、このような質問に答えてくれるような専門的知識を持った方がいらしたら書き込んでください。お願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • limphart
  • ベストアンサー率46% (54/116)
回答No.3

詳しく経緯がのっているサイトがありますので、どうぞ。 よく誤解されがちですが、日本のFA制度と根本的に違うのは、FA資格をもつと契約が切れるごとに自由に(まさにFreeAgent)になれるということです。日本のように権利を行使すれば、消滅するというものではないのです。 あとFAによる保証はドラフトの指名権となってあらわれます。 FA選手を成績によってA,B,Cにわけて、獲得した選手のランクによって指名権を失います。 MLBのドラフトは完全ウェイバー制(成績の悪いチームから順に指名)なのですが、たとえばあるチームがAクラス(タイプA)のFA選手を獲得すればその年のドラフト(6月に行われます)の1位指名権+保証ラウンド(2順目の前に行われる言わば1.5順目)を、獲得元のチームに譲らねばなりません。Bクラスだとそのチームのトップ指名をもらえますが、1位指名が上位半分(15位以上)の場合には2位指名権を譲歩することとになります。 Cクラスだと2順目と3順目の間に指名権がもらえます。 また外国の国籍をもつ選手が国内でプレイする際にはドラフトではなくFAでの交渉が可能です。ただし日本とは協定を結んでいて、その限りではありません。それでも日本で取得したFA権はメジャーでも認められるので新庄選手や佐々木選手、小宮山選手などは契約が切れ次第FAになる権利があります。一方ポスティングシステムで渡米したイチロー選手、石井選手は6年間プレイしないとFA権が発生しません。 キューバ亡命者に関しては以前までは甘い姿勢(FAでの交渉を許す)をみせていましたが、移民=アマチュアドラフトの対象者という本来の原則に立ち返って、一昨年Rビエラ投手のFA権を認めず(MLB機構が裁判に勝訴)、昨年のドラフトで7順目で指名されてレッドソックスに入団しました。今年もJコントレラス投手にMLB機構側としてはFA権を認めず、コントレラス投手は第3国のパスポートをもって(経由して)入国し、FAでの交渉を進める見込みです。 問題点としては、 ・都市部の収益が大きい球団が選手を抱え込んで強くなりすぎる(逆にお金の無いチームは弱くなる) ・球団間での過剰な競争がおこり選手の年俸が高沸する。 ・それを補うかのようにベンチ選手への年俸が圧縮される。 ・FAでの選手の出入りが激しくなり、結果的に元いた選手が異動を余儀なくされる(選手の負担が増える) がパッと考えただけで上がります。 その他資金の少ないチームでは、1~2年後にFAを迎える有力選手をトレードに出してしまうというのも弊害といっていいのではないでしょうか。 たとえば今年アリーグのMVPに輝いたアスレチックスのMテハーダ選手もトレードに出す(また、FAとなっても再契約は無理)という話がでています。

参考URL:
http://www.asahi-net.or.jp/~KP7S-OOTK/TOPICS/HISTORY/NEW_FREEAGENT.html
beihan
質問者

お礼

ありがとうございました。裁判により勝ち取られた権利だということが分かりました。同じ名前の制度でも日本とアメリカでずいぶん違うんだなー

その他の回答 (2)

  • kamibon
  • ベストアンサー率40% (38/93)
回答No.2

サイトを色々探したのですが見つけられなかったので簡単に。 FA制度導入のきっかけになったのは1969年にセントルイス・カージナルスのカート・フラッド選手がフィラデルフィア・フィリーズへのトレードを「家財や奴隷のように、意思に反して他人に譲り渡されるのを拒否する」と宣言し、ニューヨーク連邦地裁に訴訟を起こした事に始まります。この訴訟は最高裁まで争ったものの敗訴となったのですが、世論の支持は彼に集まり、75~76年に選手側がフリー・エージェント権を獲得するきっかけとなりました。 そして、1976年の契約条項から「6年たつとフリー・エージェント資格を得られる」ようになり、その年の11月にメジャー初のFAドラフトが開かれ24人の選手が参加しました。(最高契約額はレジー・ジャクソンの5年、290万ドル。NYヤンキース) 余談ですが彼は70年を棒にふり、71年にはワシントン・セネターズで一時プレーしたのですがすぐに引退しました。きっかけを作った彼が金銭的に得たものは何も無かったそうです。 中途半端な回答ですみません(T_T)

beihan
質問者

お礼

知識を分けてくれてありがとうございます。苦労した人が報われないのは皮肉な話ですね。でもこういうことってよくあることなのかな?経験ないですけど・・・

  • wncek
  • ベストアンサー率27% (55/200)
回答No.1

質問の答えではないのですが、エージェントと聞くと、96年に公開されたトム・クルーズ主演の「ザ・エージェント」を思い出します。 この映画は、歴史的な背景とかとは無縁な単純な娯楽映画ですが、水面下で行われている彼らの駆引きやエージェントと選手との関係がコミカルに描かれています。 日本では馴染みのない、スポーツエージェントという職業の側面を、なんとなく伝えてくれる映画だと思いました。

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