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原油市場
経済のことで質問です。 ECBが金利を上げたことによりドル安が進み、原油はドル建てなのでますます高騰していくとニュースで聞いた気がします。 ドル建てならドルを購入するということではないのですか? ならそんなにドル安が進まないような気がしてます。 興味はありますが、まだ正確な知識が乏しいです。ご教授ください。
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- ADATARA
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こんにちは!! 株式投資で中・長期投資をしている者です。最近は夜のヒマを持て余して,ドル円のFXで売ったり買ったりして,スリルを堪能しています。 <ECBが金利を上げたことでドル安が進み・・・ 7月3日の欧州中央銀行の0.25%利上げ,対ユーロでのドル円の安値更新を受け,原油先物も高値を更新しましたが,利上げは織り込み済みの上,翌日からの米国市場3連休を控えてその後は伸び悩みました。 これが事実です。ドル円は,現在,106円26銭くらいです。 ECBの利上げへの反応は限定的で,欧州の利上げはもうなさそうな発表がその原因です。 ドル安が進んだのは,ECBの利上げとは関係なく,米国の金融不安がくすぶったからです。 <ドル建てなら・・・そんなにドル安が進まないような気がします。 再近の原油相場はドル建てとは限りません。。。良いところに注目されましたね。ユーロ建ての原油価格とかあります。各国通貨建ての原油価格ならドル下落すれば,実質価格落ちるので,その結果,ドル建て原油価格が高くなるのは理解できると思います。 ドル離れが起きているということです。 <ドル安が進まないような気がします。 NO1様の回答は真面目に何回も読みました。学生さんとのことでしたが 実に良く調べておられますね。私も中国株も持っているので興味深く富ませていただき参考になる点が多々ありました。 NO2様の回答も何度も読ませていただきました。明日14日は,波乱材料として,地方銀行のインディマック・バンコープ銀行の破綻は大きなものがあります。 ここからは,私見ですが,FXする者として大局観があります。全体観のようなものです。ドル円は本年2月のバーナンキ証言で揺れ,ドル円は,事実上のFRBによるベアスターンズ救済まで下げ続95円台まで下げました。その後,米国は,ドル安が原油高も招くことを知り,経済状況から利上げは困難な状況であることから,「高いドルは国益にかなう」という口先介入を行い,95円台から108円台まで回復させました。今,その反動が出て,106円台前半という位置に居ます。 今後は,110円を伺う中期トレンドになります。明日は,NO2様のいうとおり波乱含みですが,ドル円は最悪でも104台をキープし,順当に行けば106円台を保つことでしょう。米国は,かつての邦銀の不調債権に公的資金投入を提案して実施させた国であり,そういう判断を間違う国ではないと思います。 ドル円は,今後,中期的には110円を目指します。
- rikukoro2
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>ならそんなにドル安が進まないような気がしてます。 大丈夫7/14にはとんでもないドル安が起こるので安心してください 一時期108円をつかていたドルが、イランのミサイル、イスラエルの挑発により106円まで落ちました そして 米連邦預金保険公社(FDIC)は11日、米カリフォルニア州の地方銀行で、住宅ローン大手のインディマック・バンコープが経営破たんしたと発表した。 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080712-OYT1T00373.htm これはNY証券取引閉鎖後の出来事なので、月曜には驚くほどドルが下がることでしょう インディマック・バンコープ銀行は土地の投機も有名で、専門家の間では最近下落してるカリフォルニアの土地の下落にも要因があるといい人も多いです。 最低103円・・・最悪100円を割れば、間違いなく原油価格は急上昇します
お礼
返信大変おそくなってすいません。 米環境もだいぶ揺れ動いてますね。 big3の動向も気にしています
こんにちは。 今現在大学生をしておりますが、貿易関係の仕事に従事している先輩の話によると、中東諸国ではドル安に嫌気(中東諸国では、事実上ドルペッグをしているが、輸入品の大半が欧州)がさし、代金の支払いなどが、ユーロが一般的になりつつあること、加えて、原油の価格を決定づける市場は、ニューヨークのWTI、Brent、Dubaiの三つあり、このうち、Dubaiは世界市場に展開する石油会社である「当業者」のみが参加する市場であり、WTIとBrentは当業者以外の人間が参加できる市場であることです。この当業者以外の人間というのは、投資ファンドや年金基金といった投機筋のことを指します。 >ドル建てならドルを購入するということではないのですか? ならそんなにドル安が進まないような気がしてます。 少々古い例で恐縮ですが、産油国によっては例外的なケースですが、以下のような取り組みもあります。 http://news.bbc.co.uk/2/hi/business/6981375.stm http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=10000039&cid=pesek&sid=anZbHuX9q8gI 質問者様は、金利の逆転に目をつけ、比較・検討の判断をなさっているようですが、原因はそれだけではありません。 例えば、90年代を通しても、日米の金利逆転状況は幾分にも見られますが、90年代後半の日本の金融危機を除けば、大幅な円安は進んでいません。事実、90年代前半にかけて日本は貿易黒字を積み上げていましたが、ウォール街の紳士は、これでも円安は進むと読み、逆張りをして大損した例もあるくらいです。 金利逆転に限らず、米ドルの下落には、不動産バブル崩壊による景気停滞感、マネーサプライの公開の(一時)停止(http://www.atimes.com/atimes/Global_Economy/JF04Dj01.html)、経常収支の悪化、長引くイラク戦争をはじめ、挙げればきりがありません。一言で言えば、米ドルの信用が低下したと言っていいいでしょう。 注意しなければならないのが、ユーロ登場以来、対ユーロに対し米ドルは一貫して低下したわけではありません。むしろ、ユーロが発足した当時は、米ドル(厳密には主要通貨)は上昇していたほどです。その後イラク戦争を契機にドル(この時期、ドルは円などを除くアジア通貨に対してはほとんど下げていません)とユーロの差は決定的になったことです。 もうひとつ重要なことですが、経済全般を考える際に、しばしば自然現象よりも、人為的な現象が勝ることが見られることです。昨今の原油や穀物価格の上昇では、ウォール街やシティの子飼であるFTやエコノミスト紙といった情報機関紙が随分前から予測していました。しかし、ウォール街シティの予測というのは、「予測」というよりも彼らの「意思」であるから、事実そうなる可能性の方が高いということも注意しなければなりません。私が見たところ、日本経済新聞なども、少なからず先にあげた機関紙やウォール・ストリート・ジャーナルなどの社説に沿った形で、恣意的に持論を展開している点が多々見受けられます。 昨今、これらの機関紙が株価の下落に見舞われた「上海総合指数」を取り上げ、底地はついたと分析し、これから上がると予想している記事なども目にします。投機筋の原油に向かった金を、こちらに誘導しているのではないかな(?)と思えるくらいです。 結論としては、原油市場そのものを考える際にも「本音」の取引と「建前」の取引が存在しているということです。
お礼
大変すいません。 返信が遅くなりました。 大変参考になりました。 まだ理解できないところが多々あるので自分で調べ、また質問したいと思います。 ありがとうございました。
お礼
すいません。返信が大変遅くなりました。 なるほど、ドル建て以外にも市場があるということですね。 とりあえず、その点の疑問は解消できました。 あとはまだ原因と結果のつながりが理解できないところがあるので もう少し勉強してみます。 ありがとうございました。