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自然な日本語に添削していただけないでしょうか(一元の重さ)
私は日本語を勉強している中国人です。日本語で文章を書く力を付けたいと思い、作文の練習をしております。次の作文は自然な日本語に添削していただけないでしょうか。 私の財布の一角に一枚のコインが収納してある。それは一枚の「一元」(約十五円)のコインである。彼のために、準備しておいたものである。 あの日、地下鉄の駅の前で彼に出会った。彼は「鶏蛋餅」を作っていた。「一つお願いします」と、私は頼んだ。「はい、かしこまりました。すぐ出来上がります。少々お待ちください」と彼は丁寧に返事をし、油を引かない鉄板に生地をどっさり載せ、円く伸ばす。卵を割り落とすとき、黄身がちょっと割れたように見えるので、私は思わず「あっ」と発してしまった。すると、隣に立っているおばさんが挨拶しにきた。 おばさんの話では、彼は新人で、この日初めて「鶏蛋餅」を作るそうだった。その黄身が割れたのではなく、彼が上手に割れなかっただけだと説明してくれた。見た目はよろしくないかもしれないが、味はベテランのおばさんの作ったのと同じだと慰めてくれた。なるほど。このおばさんは先輩として、隣で指導をしているのだ。 私とおばあさんが話をしているうち、彼はぱっと、もう一つの卵を割り落とした。今度はとても上手に割れた。まるい黄身は生地のまんなかに座っている。「これで、ちゃらになったんだよ」と彼は勢いよくおばさんに叫び、「二つの卵入りのかっこ悪い『鶏蛋餅』対一つの卵入りのかっこよい『鶏蛋餅』」と笑った。私も笑った。 「はい、出来上がりました。さっきはごめんなさいね」と彼はぽかぽかした「鶏蛋餅」を両手で私に渡す。私は慌ててカバンから財布を取り出し、二元を探している。しかし、一元と百元札しかなかった。 「残りの一元は今度でもいいですよ」とおばさんと彼は私に言った。「本当にいいんですか」と私は聞いた。「いいです。いいです。今度でもいいんです。今度このあたりに来ましたらまた一元を払ってもいいです」と言って彼は「鶏蛋餅」を私の手につめた。「ありがとうございます。本当にごめんなさいね」と私は顔が熱く感じた。そして、さきほど自分の「あっ」を反省した。 照れくさい顔で、私に「さよなら」と言いながら、手を振った彼の光る姿はとても好きだった。 運命のいたずらか、あれっきりずっと会えなかった。「鶏蛋餅」の商売はうまくいかなかったのだろうか、この辺の取り締まりがきびしくなったのだろうか、私にはわからなかった。 私は相変わらず毎日地下鉄の駅の前を通っている。彼といつかまた会えるような気がする。一元のコインの金額は極小さいが、この金額を越え、何か大切なものが私の心の中に輝き続けている。 また、不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただければ大変有り難く存じます。よろしくお願いいたします。
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1mizuumi さま こんばんは。 とても上手に書けていると思います。頭が下がります。 少しだけ直したほうが良いかなと思われるところを以下に記します。 参考にしてください。 *私の財布の一角に一枚のコインが収納してある。それは一枚の「一元」(約十五円)のコインである。彼のために、準備しておいたものである。 ⇒私の財布の片隅に一枚のコインがある。 ⇒私の財布の隅っこに一枚のコインがある。 ⇒私の財布の隅っこの方に一枚の一元コインがある。 ⇒それは、彼のために準備しておいたものである。 *あの日、地下鉄の駅の前で彼に出会った。 ⇒あの日、地下鉄の駅を出たところで私は彼に出会った。 ⇒あの日、地下鉄の駅から地上に出たところで私は彼に出会った。 ⇒私があの日彼と出会ったのは、地下鉄の駅を出たところだった。 *彼は「鶏蛋餅」を作っていた。「一つお願いします」と、私は頼んだ。 ⇒彼はそこで「鶏蛋餅」を作っていた。「一つお願いします」と私は彼に向って声をかけた。 ⇒彼はそこで「鶏蛋餅」を作っていた。「一つ下さい」と私は彼に声をかけた。 *「はい、かしこまりました。すぐ出来上がります。少々お待ちください」と彼は丁寧に返事をし、油を引かない鉄板に生地をどっさり載せ、円く伸ばす。 ⇒「はい、かしこまりました。すぐ出来上がりますので少々お待ちください」と彼は丁寧に返事をし、油を引いてない鉄板に生地をどっさり載せると、それを円く延ばした。 ⇒「かい、かしこまりました。すぐに出来上がりますので少々お待ちください」と、彼は丁寧に返事をしてくれた。そして、鉄板に油を引かずに、生地をどっさりと載せると、ゆっくりと円く延ばし始めた。 *卵を割り落とすとき、黄身がちょっと割れたように見えるので、私は思わず「あっ」と発してしまった。すると、隣に立っているおばさんが挨拶しにきた。 ⇒卵を割り落としたときに、黄身がちょっと割れたように見えたので、私は思わず「あっ!」と声を発してしまった。 すると、彼の隣に立って私の様子を見ていたおばさんが、私のところに近づいてきた。 ⇒割り落とした卵の黄身が割れていたように見えたので、私は思わず「あっ!」と声を発してしまった。すると、彼の隣にいたおばさんが私のところに近づいてきた。 *おばさんの話では、彼は新人で、この日初めて「鶏蛋餅」を作るそうだった。 ⇒おばさんの話では、彼はまだ新人で、この日初めて「鶏蛋餅」を作ろうとしているところだと教えてくれた。 ⇒おばさんは、彼がまだ新人で、この日初めて「鶏蛋餅」作りに挑戦しているのだと教えてくれた。 *その黄身が割れたのではなく、彼が上手に割れなかっただけだと説明してくれた。見た目はよろしくないかもしれないが、味はベテランのおばさんの作ったのと同じだと慰めてくれた。なるほど。このおばさんは先輩として、隣で指導をしているのだ。 ⇒そして、その黄身が割れていたのは、彼の割り方が下手だったからだと説明してくれた。見た目はあまりきれいではないけど、味の方は「鶏蛋餅」作りのベテランである、このおばさんの作るものと同じだと安心させてくれた。 なるほど、このおばさんは先生として、彼の隣に立って、「鶏蛋餅」作りの指導をしていたのだ。 *私とおばさんが話をしているうち、彼はぱっと、もう一つの卵を割り落とした。今度はとても上手に割れた。まるい黄身は生地のまんなかに座っている。 ⇒私とおばさんが話をしているうちに、彼は卵をもう一つ手に取り、「パカッ」と音をたててその卵を割り落とした。今度はとても上手に割れた。丸い黄身は生地の真ん中にちょこんと収まっている。 *「これで、ちゃらになったんだよ」と彼は勢いよくおばさんに叫び、「二つの卵入りのかっこ悪い『鶏蛋餅』対一つの卵入りのかっこよい『鶏蛋餅』」と笑った。私も笑った。 ⇒「これで、ちゃらになったよ」と彼は元気よくおばさんに向って声をかけた。そして、「卵二個入りのかっこ悪い『鶏蛋餅』に対して、こっちは卵一個入りのかっこ良い『鶏蛋餅』だ」と私の顔を見ながら恥ずかしそうに笑った。そんな彼の様子を見て、私もおばさんも思わず大笑いしてしまった。 *「はい、出来上がりました。さっきはごめんなさいね」と彼はぽかぽかした「鶏蛋餅」を両手で私に渡す。私は慌ててカバンから財布を取り出し、二元を探している。しかし、一元と百元札しかなかった。 ⇒「はい、出来上がりました。さっきはすみませんでした」と彼はアツアツの「鶏蛋餅」を袋に入れると、両手で持って私に差し出してくれた。私は慌ててカバンから財布を取り出し、二元を取り出そうとした。しかし、財布の中には一元と百元札しかなかった。 *「残りの一元は今度でもいいですよ」とおばさんと彼は私に言った。 *「本当にいいんですか」と私は聞いた。 ⇒「本当にいいんですか」と私は訊いた。 *「いいです。いいです。今度でもいいんです。今度このあたりに来ましたらまた一元を払ってもいいです」と言って彼は「鶏蛋餅」を私の手につめた。 ⇒「もちろんいいですよ。またこのあたりにいらっしゃることがあったら、その時この一元を払って下さればいいんですから」と言って、彼は「鶏蛋餅」を私の手に持たせてくれた。 ⇒彼は「鶏蛋餅」を私の手に無理やり押し込むように持たせた。 *「ありがとうございます。本当にごめんなさいね」と私は顔が熱く感じた。そして、さきほど自分の「あっ」を反省した。 ⇒「ありがとうございます。本当にごめんなさいね」と言いながら、私は顔が熱くなるのを感じた。そして、先ほど自分が思わず「あっ!」と声を発してしまったことを強く反省した。 ⇒【自分の「あっ」】という表現をお使いになりたい場合は、【先ほどの自分の「あっ」】とか【先ほど発した自分の「あっ」】とするほうが良いでしょう。(先ほど自分の「あっ」とは言いません) *照れくさい顔で、私に「さよなら」と言いながら、手を振った彼の光る姿はとても好きだった。 ⇒照れくさそうな顔で、私に「さよなら」と言いながら手を振る彼の顔は、きらきらと光っているようで、私はそんな彼に好感を抱いた。 ⇒「照れくさい顔」という言い方はあまり使いません。 その顔が照れくさい時の顔なのかどうかは判りません。照れくさい時の顔に見えたと言うことですから、「照れくさそうな顔」となります。 *運命のいたずらか、あれっきりずっと会えなかった。「鶏蛋餅」の商売はうまくいかなかったのだろうか、この辺の取り締まりがきびしくなったのだろうか、私にはわからなかった。 ⇒「会えなかった」とすると、「会えない」ということが終わって、「今日は会えた」というニュアンスになります。そうではなく、あの日以来、ずっと、今も会えていないのですから。 ⇒ところが、運命のいたずらなのか、あの日以来私は彼に会うことが出来ない。「鶏蛋餅」の商売が上手くいかなかったのだろうか。それともこのあたりの取締りが厳しくなったのだろうか。何故彼がいなくなってしまったのか、私には知るすべも無い。 *私は相変わらず毎日地下鉄の駅の前を通っている。彼といつかまた会えるような気がする。一元のコインの金額は極小さいが、この金額を越え、何か大切なものが私の心の中に輝き続けている。 ⇒私は相変わらず毎日地下鉄の駅前を通っている。彼といつかまた会えるような気がする。一元という金額はきわめて小さい。でも、その一元コインでは計ることの出来ない、何か大切なものが私の心の中に芽生え、育ち、そして輝きを放ちだしているのである。 長文になってしまいました。 何かご質問があればお聞かせください。
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- MockTurtle
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こんにちは。7/10の下記ご質問では、お返事をありがとうございました。 綺麗な日本語に添削していただけないでしょうか(まつげ) http://oshiete1.goo.ne.jp/qa4166464.html > 貴方の母国語を大切にしてください。 なるほど、それがあなたのお気持ちですか‥ 「ネイティブの方々に確認していただきたいのですが」 とのことだったので、ネイティヴの日本人として回答させていただいたのですが、そういうことでしたら、何もわざわざ日本人如きに尋ねるまでもなかったのではありませんか? それはともかく、上記のようにお礼の言葉の中に然り気なく皮肉を込めるあなたの日本語力は、大変高いレベルにあります。正直何も質問する必要などないくらい、それはそれはご立派なものです。 どうかその調子で、お国と党のために頑張ってください ( ^^
- MockTurtle
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他の補足質問についてもお答えしておきます ( ^^ > 「に~が収納してある」と「に~を収納している」の違いを知りた > いのですが、教えていただけないでしょうか。 「~て・ある」、「~て・いる」は共に存続の用法です。 「押入れに扇風機が収納してある」 (状態の存続) 主語は「扇風機」です。 「押入れに扇風機を収納している」 (動作結果の存続) 主語は「私」とか「彼」等で、ここでは省略されています。 > 卵の真中へんにひびが入っているように見え、黄身そのものはまだ > 丸一個の姿で、普通どのように表現するのでしょうか。 「動詞連用形+かける」(~しそうになる)という表現を使います。 「黄身の真ん中付近が少し破れ “かけていた” ように見えたので‥」 なおこの文では、膜が破れかけた黄身を見た “私” が卵の品質に疑問を抱(いだ)くという設定になっているようですが、割り落とす際に黄身が殻の縁に触れたり、フライパンなどの底に当たった衝撃で壊れることはよくある話です。それを見て卵に問題があると考える人は、普通いないと思います。 > さきほど上手に割れなかったことに対するお詫びのことを表したかっ > たのですが、この意味が伝わったのでしょうか。 意味は伝わりますが、ストーリー展開上、彼にこれを言わせてはいけません。 「ごめん」と謝るということは、商品に瑕疵(かし = 欠陥)があることを認めることを意味します。少なくとも商売人が対価を支払う相手に対して出来損ない(できそこない)を売りつけるなど言語道断(ごんごどうだん)です。もしその件で謝る必要があるのならば、新たに焼き直してちゃんとした品物を渡す必要があります。この文の “彼” は、あくまで「別に黄身が崩れかけたからと言って何の問題もない」という姿勢でそのまま調理を続行(ぞっこう)したわけですから、それにもかかわらず後になって「さっきはごめん」と言うのは極めて不自然です。 ちなみに、私は鶏蛋餅という食品をよく知りませんが、最後はクレープみたいに巻いちゃうんじゃありませんか? それでしたら、黄身が崩れかけようがペシャンコに潰れようが、全然関係ない気がしますが‥ ( ^^; > 遠慮をしている私に対する親切な行為を表現したかったのですが、 > 「つめる」でこの意味が伝わったのでしょうか。 「詰める」に「手渡す」という意味はありませんし、この言葉が親切さを表すこともありません。ちなみに「詰める」という言葉の意味は、結構多岐(たき)に渡っています。下記の例をご参考にしてください。 ● 「ザックに荷物を詰める」、「弁当を詰める」 容器に物を隙間なく入れる ● 「席を詰める」 空席が出来ないように座る ● 「ズボンの裾を詰める」、「車間距離を詰める」 長さを縮める ● 「国境検問所に詰める」 仕事でそこへ出向いて勤務に着く ● 「息を詰める」 一時的に呼吸を停止する 【以下オマケ】 毎回ご希望があるので、質問文の方も添削してみます ( ^^ > 私は日本語を勉強している中国人です。日本語で文章を書く力を付け > たいと思い、作文の練習をしております。次の作文は自然な日本語に > 添削していただけないでしょうか。 皆さんこんにちは、中国の1mizuumi です。いつもお世話様です ( ^^ 私は今、日本語の読み書きを勉強しており、その一環で次の文章を作ってみました。ただ、私はまだ文法や表現技法に十分習熟しておりません。恐らくこの文中には、文法ミスや、日本の皆さんがお読みになった場合不自然とお感じになる表現が多数含まれているのではないかと思います。もしお気付きの点がありましたら、適宜(てきぎ)ご指摘の上直してくださいますようお願いいたします。 > また、不自然な日本語の表現がありましたら、それも教えていただ > ければ大変有り難く存じます。よろしくお願いいたします。 なお、もし質問文自体にもおかしな部分がありましたら、それも併(あわ)せてお知らせいただければ幸いです ( ^^
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。補足質問にご親切に回答していただき誠にありがとうございます。大変助かりました。日本の一般的な考え方もわかりました。「鶏蛋餅」は最後クレープみたいに巻きます。参考写真:http://www.boohee.com/house/upload_food/2008/8/1/user_113819_1217520225.jpg本当にありがとうございました。
- MockTurtle
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> 「店」ではなく、彼は荷台の付いた三輪車で「鶏蛋餅」を作ってい > ました。日本語で普通どのように表現するのでしょうか。 日本では移動販売にリヤカーに屋根を取り付けたタイプの「屋台(やたい)」が多く使われます。 リヤカー博物館 http://www2u.biglobe.ne.jp/~rearcar/Page03.htm ただし、「屋台」は辞書を引いていただければ解りますが、屋根付きの移動式店舗を指す言葉です。したがって、屋根付きでないことをはっきりさせたい場合は、「リヤカー」と呼べばよいと思います。 ただし!・・・ ( ^^; 細かいことを言えば、「リヤカー」とは基本的には二輪で、しかも自転車などの後部に取り付けて引っ張るから “rear car”(和製英語)なのです。下記WEBページに紹介されているような後押しタイプは「プッシュ式リヤカー三輪車」などと呼ばれるようですが、これは厳密にはリヤカーではなく、 “フロントカー” と呼ぶべきでしょう ( ^^ 「街の焼き芋屋さん」 - 毎日ヶ春新聞 http://blogs.yahoo.co.jp/mainichigaharu/32677635.html ちなみに、このタイプの移動式店舗は日本では見かけません。したがって一般の日本人が、「プッシュ式リヤカー三輪車」という名称から実物を正確にイメージすることは困難だと思います。
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。写真を拝見しました。まさに「プッシュ式リヤカー三輪車」のことです。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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「店」ではなく、彼は荷台の付いた三輪車で「鶏蛋餅」を作っていました。日本語で普通どのように表現するのでしょうか。「流動的なお店」で伝わるのでしょうか。 日本語では、そういうのを屋台っていうのですよ。まぁ原付き屋台でしょうね。地面に固定しないのは屋台です。お祭りで子供や大勢が引っ張るのがあるでしょう、車が付いているやつね。あれを山車というけれども、屋台という場合もあるのですよ。 そういうのは飲食店などはアウトローout lawの組織に話を通して(了解をとって)その仕切(管理)でやらないといけません。 特に店でない屋台は。お祭りなどを仕切るのもその組織です。 どこはどの組織だと決まっています。 それを縄張りというのです。 店や屋台を仕切るのは香具師というます、やくざなどもあります。その回ってあるく担当者を、地回りというのです。歌舞伎などの花川戸の助六などは地回りですね。いざこざの調整などが役目です。
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。補足知識までご親切に教えていただき誠にありがとうございます。大変参考になりました。本当にありがとうございました。
- MockTurtle
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す、凄い量だ! これは正直、回答者酷使ですよ (笑) それはともかくこのお話、中々面白かったです。読んだ時に思わず下記の曲の情景が重なりました ( ^^ 『ふりむけばカエル』 (うたまっぷ.com) http://www.utamap.com/showkasi.php?surl=E04346 さて、今回も思いきり捏造(ねつぞう)しています。長文なので、補足質問はお手柔らかにお願いしますね ( ^^; ------------------------------ 私の財布の内ポケットに眠る1枚の1元玉(だま)、それは “彼” の1元だ。もう何年も前のあの日、時々利用する地下鉄駅の出入口の前で、彼は鶏蛋餅を焼いていた。 「一つおいくらかしら?」 「2元ですよ」 「じゃあ、一つください」 「あいよっ! すぐ出来るから、ちょっと待っててねっ」 彼は愛想よく答えるなり、油を引かない鉄板に生地をどさっと載せ、薄く円く延ばし始めた。だが、手つきが少しばかり危なっかしい。 「あまり慣れてないみたいだけど、大丈夫かなぁ‥?」 そんな私の懸念(けねん)は、間もなく現実のものとなった。じっと作業を見守る私の目の前で彼が勢いよく割り落とした卵は、案の定黄身がグシャっと潰れてしまった。 「あぁっ、壊れちゃった! (ToT )」 と、私は思わず大声で叫んでしまった。すると、さっきから彼の傍(かたわ)らに黙って立っていた見るからに快活(かいかつ)そうな小母さんが(どうやら彼女が店主らしかった)、俄(にわ)かに口を開いて話しかけてきた。彼女の話を要約すると、彼が鶏蛋餅を焼くのは今日が初めてなので、卵の黄身が崩れるのは言わば当然の帰結(きけつ)なのだそうだ。彼女曰く。 「まあ、見た目はちょっとばかり悪いかもしれないけど、味はこの道一筋30年の私が太鼓判を押すから、心配御無用ですよ♪」 彼女がそんな理不尽なフォローをしている間に、彼は早くも2枚目に取掛かっていた。 「今度は上手(うま)くやるから、見ててくださいね」と、彼。 果たして、言葉通り2個目の卵は見事に軟着陸した。黄身が生地の真ん中にまあるくきれいに納まっている。 「如何(いかが)? 完璧っしょ♪」 と、まるで1枚目の失敗などなかったかのように自画自賛(じがじさん)する。 「こっちが美人さんで、こっちが不美人さんね♪」 冗談にならない冗談を言って、彼はニヤリと笑った。釈然(しゃくぜん)としないものを感じつつも、その無邪気な笑顔につられて、思わず私も笑ってしまった。 「へいっ、お待ちっ!」 鶏蛋餅の包みを彼から受取り、ほっかりとした温もりを掌(てのひら)に感じた時、私は思った。 「まあ、いっか‥ (笑)」 代金を払おうと財布の中を探(さぐ)ったら、困ったことに小銭が1元硬貨1枚しかなかった。 「あの‥ 細かいのがないんですけれど、100元でお釣りは出ませんか?」 「百元? さすがにそれはくずれないなぁ‥ 50元なら何とかなるけど」 無論、50元もない。私はすっかり途方に暮れてしまった。それを見て、またも件(くだん)の小母さんが口を出してきた。 「じゃあ、思い切って半額にオマケ! ‥ってわけには行かないけど、残りの1元は今度の時でも構いませんよ」(おお、今度はナイス・フォローだ!) 彼女の隣で、彼も熱心に同意した。 「でも、こっちの方(ほう)にはあまり来ないし、今度と言っても‥」と、私 「でも、二度と来ないってわけじゃないでしょ? だったらいいじゃない。わざわざ来なくても、ついでの時に寄ってくれれば結構ですよ。ただし、ウチの店が潰れない内に来てくださいね (笑)」と、彼。 「そうですか、じゃあ、お言葉に甘えて‥」 そう言って1元硬貨を1個だけ手渡しながら、私はつい先刻(せんこく)彼の失敗を大仰(おおぎょう)に騒いだことを思い出し、顔が熱くなるのを感じた。 「なるべく近い内に寄りますから‥」 「俺もそれまでに、もっとちゃんと焼けるように練習しておきますから、懲りずにまた買ってくださいね (笑)」 別れ際、照れくさそうにそう言って、彼は手を振った。その屈託(くったく)のない笑顔が、とても眩(まぶ)しかった。 ・・・・・ 公私の忙しさにかまけて、結局約束を果たせないまま数週間が過ぎてしまった。ようやく都合をつけて再びその駅前を訪れた日、そこに鶏蛋餅焼きの屋台の影を見つけることは出来なかった。 その日だけでなく次の日も、そしてその次の日も・・・ 「本当に潰れちゃったのかしら、それとも出店(でみせ)の規制が厳しくなって、余所(よそ)へ移ったのかな‥」 いくら考えても判る由(よし)もなかった。 それ以来、特に用事がなくてもちょくちょくその駅前に立ち寄るようにしているのだが、相変わらず彼等とは再会できないままだ。それでも、こうして通っている内にある日ひょっこりと彼等が姿を現すのではないかという期待を、私は捨てられずにいる。いや、むしろ「捨てたくない」と言う方(ほう)が正確だろう。 時折(ときおり)1元玉を財布から取出して掌に乗せてみる。すると、その都度(つど)遠いあの日に彼から受取った鶏蛋餅の温もりの記憶が私の脳裏に鮮やかに甦(よみがえ)る。 約束の1元玉は、今日も財布の片隅で静かに出番を待ち続けている。
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。すっかり面白い文章に変身しましたね。考え方の違いに気づきました。本当にありがとうございました。良薬は口に苦し。
- suunan
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作文能力以前に、物語として無理があります。 おばさんは店側なのだから詫びるべきであり 客を慰めるのではありません。 商品の一つが失敗で一つが成功なのだから ちゃらではありません。総合しても普通より悪いのです。 つり銭が無いのも店側が悪いのであって、 主人公が謝る事はなく、最初声を発したのも自然であり 反省するのはおかしい。 以下は作文の間違い。 ----------------- 「黄身がちょっと割れたように見える」→黄身が破れた。 「発してしまった」→声を発した。 「黄身が割れたのではなく、彼が上手に割れなかった」 ★上手に割れなかったから黄身が破れたのであって、 〔○○ではなく●●である〕という構造を成さない。 「さっきはごめんなさいね」 ★それは終わった事について述べる言葉であり、 まだ食べ始めていない。 「また一元を払ってもいいです」 ★これでは一元だけ払うのが普通であり、 その行為を繰り返すという意味になる。 「私の手につめた」→手渡した。 「光る姿は」★実際発光しないとそうは書きません。 姿は実体なので。 「とても好きだった」→とても好ましかった。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。お考え方は大変参考になりました。本当にありがとうございました。
補足
>「黄身がちょっと割れたように見える」→黄身が破れた。 卵の真中へんにひびが入っているように見え、黄身そのものはまだ丸一個の姿で、普通どのように表現するのでしょうか。 >「さっきはごめんなさいね」 >それは終わった事について述べる言葉であり、まだ食べ始めていない。 さきほど上手に割れなかったことに対するお詫びのことを表したかったのですが、この意味が伝わったのでしょうか。 >私の手につめた→手渡した 遠慮をしている私に対する親切な行為を表現したかったのですが、「つめる」でこの意味が伝わったのでしょうか。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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1. 私は日本語を勉強している中国人です。日本語で文章を書く力を付けたいと思い、作文の練習をしております。次の作文は自然な日本語に添削していただけないでしょうか。 ◎次の作文は自然な日本語に添削していただけないでしょうか。⇒ 次の作文(は⇒を) or次の作文は自然な日本語でしょうか)自然な日本語になるように添削していただけないでしょうか。 2. 私の財布の一角に一枚のコインが収納してある。それは一枚の「一元」(約十五円)のコインである。彼のために、準備しておいたものである。 ◎私は今、財布の隅に、一枚のコインを収納している。それは「一元(約十五円)」コインである。彼のために、準備しておいたものである。 2. あの日、地下鉄の駅の前で彼に出会った。彼は「鶏蛋餅」を作っていた。「一つお願いします」と、私は頼んだ。「はい、かしこまりました。すぐ出来上がります。少々お待ちください」と彼は丁寧に返事をし、油を引かない鉄板に生地をどっさり載せ、円く伸ばす。卵を割り落とすとき、黄身がちょっと割れたように見えるので、私は思わず「あっ」と発してしまった。すると、隣に立っているおばさんが挨拶しにきた。 ◎彼に出会ったのは地下鉄の駅前の店であった。そのとき彼は「鶏蛋餅」を作っていた。~~~すると、隣に立っているおばさんが声をかけてきた。 ◎彼の隣りに立って、仕事をしていたおばさんが 3. おばさんの話では、~~~ 隣で指導をしているのだ。 ◎結構ですね。 それでもね⇒隣で指導をしているのだ。を「おばさんは隣で指導をしていたのだ。 4. 私とおばあさんが話をしているうち、~~~ 私も笑った。 ◎作文ってのは、リズムの採り方や個性の問題ですからね。そしてわかりやすいこと。ですが、ここでも特に文句はありません。 5. 「はい、出来上がりました。さっきはごめんなさいね」と彼はぽかぽかした「鶏蛋餅」を両手で私に渡す。私は慌ててカバンから財布を取り出し、二元を探している。しかし、一元と百元札しかなかった。 ◎「はい、お待ちどうさま。さっきは不手際でごめんなさいね」と彼はぽかぽかした「鶏蛋餅」を両手で私に渡す。私は慌ててカバンから財布を取り出し、二元を探す。しかし、一元と百元札しかなかった。 6. 「残りの一元は今度でもいいですよ」とおばさんと彼は私に言った。「本当にいいんですか」と私は聞いた。「いいです。いいです。今度でもいいんです。今度このあたりに来ましたらまた一元を払ってもいいです」と言って彼は「鶏蛋餅」を私の手につめた。「ありがとうございます。本当にごめんなさいね」と私は顔が熱く感じた。そして、さきほど自分の「あっ」を反省した。 ◎ これをみていたおばさんは、「残りの一元は今度でもいいですよ」といってくれた。 「あぁいいですよ。今度ついでのときに、このあたりに来とときでいいですよ」 7. 恥ずかしそうに、私に「さよなら」と言いながら、手を振る光る彼の姿が鮮やかに脳裏に残り、好ましい思いになっていた。 8. でもなんとした運命か。彼とはあれっきりずっと会えなかった。「鶏蛋餅」の商売はうまくいかなかったのだろうか、この辺りの取り締まりがきびしくなったのだろうか、私にはわからなかった。お店がもうないのです。◎(直したところを確認してください。) 9. でも私は相変わらず、毎日地下鉄のその駅前を通っている。彼といつかまた会えるような気がしてならないのです。一元コイン。その金額は小さいが、この金額を越え、何か大切なものが私の心の中に輝き続けている。 ずいぶん、上手な表現、言い回しになっています。 ことばは心、神聖ですね。人の文章などは決して直すべきではありませんが、敢えて私として理解できるようにしてみました。私は漢詩や漢文がすきだけれども中国語ができない。中国語を勉強しなければ。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。漢詩や漢文に興味を持っておられるのでしょうか。大変嬉しいです。私も好きです。特に漢詩が。中国語を勉強するのをおすすめします。現在よりもっと楽しむことができると思います。いろいろご親切に添削していただき本当にありがとうございました。すっきりしていないところを補足欄に書かせていただきました。もう一度教えていただけないでしょうか。よろしくお願いいたいます。
補足
>私の財布の一角に一枚のコインが収納してある。それは一枚の「一元」(約十五円)のコインである。彼のために、準備しておいたものである。 申し訳ありませんが、原文を訂正させていただきます。入力ミスがあります。「一枚」が一つ多いです。前の「一枚」は不要です。 >私の財布の一角に一枚のコインが収納してある。 >私は今、財布の隅に、一枚のコインを収納している。 「に~が収納してある」と「に~を収納している」の違いを知りたいのですが、教えていただけないでしょうか。 >彼に出会ったのは地下鉄の駅前の店であった。 「店」ではなく、彼は荷台の付いた三輪車で「鶏蛋餅」を作っていました。日本語で普通どのように表現するのでしょうか。「流動的なお店」で伝わるのでしょうか。
- sanori
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本当に外国人のお方ですか? とても上手なのでびっくりしています。 では、直してみますね。 ・「一角」→「片隅」(かたすみ) 「私の財布の一角」は意味としては間違いではないのですが、財布のように小さいものに対しては、「片隅」とするのが自然です。 ・「ぽかぽかした」→「ほかほかした」 「ぽかぽか」は、たとえば、「春のぽかぽかした陽気」のように、天気や空気の場合に使います。食べ物の場合は「ほかほか」です。 ・「今度このあたりに来ましたらまた一元を払ってもいいです」 →「今度このあたりに来られたときにでも(残りの一元を)払ってくれればいいですよ」 あるいは 「今度このあたりに来られたときにでも(残りの一元を)払ってくださるということでいいですよ」 (「来られた」は「来た」「いらっしゃった」「来られる」「いらっしゃる」に替えてもよいです。) よくある言い方です。 理由を説明すると長くなりますが、まずは自然な言い方として覚えてください。 この言い方が使われる場面は、かなり多いですよ。 ・「手を振った彼の光る姿はとても好きだった。」 (一例) →「手を振る彼のさわやかな姿は、とてもまぶしかった。) 「光る」という言葉を人について使うと、その人が才能や実力を発揮している様子を指すので、他の言葉を使いましょう。私は「さわやかな」にしてみました。 また、あなたが「好きだった」という言葉を使ったのは、おそらく(あなたにとって)「魅力的だった」ということですよね。しかし、この場合は「好きだった」では不自然です。「好き」という、あなたが主語になるあなたの気持ちではなく、彼が主語になる言葉にしましょう。「まぶしかった」は、「好き」という気持ちが入っている言葉ですので、一例として使ってみました。 ・「運命のいたずらか、あれっきりずっと会えなかった。 →「しかし、それ以来、彼らと会うことはなかった。」 この場合、「運命のいたずら」という言葉を使うと大袈裟(おおげさ)です。 「運命のいたずら」は、非常に確率が低いこと(珍しいこと)が、1回ないしは複数回起こるときに使われる言葉です。 「しかし」で十分です。 また、「ずっと会えなかった。」は、ずっと会えなかったけれども、その後に出会ったという場合に使われます。 「それ以来、会うことはなかった」や「その後、会うことはなかった」などが自然な表現です。 では、頑張ってください。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。「一角」は私も不自然に感じましたが、思いついた表現は「一角」と「一箇所」だけなので、前者にしました。「片隅」はいいですね。「ぽかぽか」と「ほかほか」の使い方をもう一度復習することができました。「今度このあたりに来ましたらまた一元を払ってもいいです」も不自然だと感じた文です。教えていただいた自然な言い方を繰り返し読み覚えます。「とてもまぶしかった」は以前使ったことがあるので、ちょっと別の表現方法をチャレンジしてみました。「ずっと会えなかった」のニュアンスを教えていただき大変助かりました。いろいろご親切に指摘していただき本当にありがとうございました。いま不自然な文はなんとなく気づくことができるような気がしますが、語彙がまだ乏しくて中途半端の文は多いです。自然な日本語が書ける人は日本人しかいないと思います。これは外国人の私が一生かかっても達することができない非常に理想的な状態だとよくわかります。しかし、この自然な日本語に近いところ(99.9…%)まで行きたいと思います。これからもよろしくお願いいたします。
- azharu
- ベストアンサー率26% (164/609)
上手な日本語ですね。 しかし、助詞や文末表現、読点、言い回しで、少し不自然に感じるところもあります。言いたいことは日本人には伝わりますが、ネイティブではない人の日本語であることは、わかってしまう感じです。 添削してあげたいのも山々ですが、文章が長くて、やりきれません。ごめんなさい。
お礼
早速のご回答ありがとうございます。長文で本当に申し訳ありません。添削していただけなくても結構です。助詞や文末表現、読点、言い回しなどの面で問題があると教えていただき大変嬉しいです。努力の方向がよくわかりました。本当にありがとうございました。
- 植松 一三(@jf2kgu)
- ベストアンサー率32% (2268/7030)
すみません私には長すぎて無理でしたでも中国人としてこれだけの長文を日本語で書いたことに驚きました私の周りにも日系ブラジル人はたくさんいますが日本語は理解できても読めませんそのためローマ字でいろいろ書いて有りますただ全文を見て感じた事は最初はあるが良く出ていてちょっと威張っているように感じますこれは眼下に教える時に使う言葉です此処までできるのでしたらもう少しあいさつ文を勉強してみると良いと思います
お礼
お礼が大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。一つずつご丁寧に添削していただき誠にありがとうございます。「二つの卵入りのかっこ悪い『鶏蛋餅』対一つの卵入りのかっこよい『鶏蛋餅』」という文では、私の意味が伝えられませんでした。通常の場合の「鶏蛋餅」(卵一個入り)と対照しながら、その言葉を発したのです。彼は「鶏蛋餅」を一枚しか作っていませんでした。しかも、その「鶏蛋餅」に卵を二個も入れました。一つ目の卵は上手に割れなくて、二つ目の卵は上手に割れました。「一つの卵入りのかっこよい『鶏蛋餅』」は通常の卵一個入りの「鶏蛋餅」のことであり、その場でもう一枚の「鶏蛋餅」が作られたわけではありません。ほかのご添削は全部納得できました。大変参考になりました。本当にありがとうございました。