こんにちは。筑波の学生です。
まず、何を専攻にしたいか、という事が大事ですね。「専攻」というのはそれで卒業論文を書きたい、というテーマですね。
質問者さんは「英語や宗教とか世界情勢について学びたい」と言っておられますが、それぞれが非常に大きなテーマです。一つ一つ説明しますね。
・英語…他の質問でも書いたことがあるのですが「大学で英語を学ぶ」というのは中学や高校の英語の授業や、英会話学校の英語のクラスとは違います。英語学というのは言語学的アプローチから英語を観る、ということです。これは国際関係学関係の学部では習いません。ただし、筑波の国際始め国際関係学を標榜する学部では英語で授業が行われたり、英語でのディスカッションがあったり、英語で書かれた論文等を読まされたりする場合が多いので、英語の運用能力(読み書き能力)は否応なしにつくかもしれません。
・宗教…宗教そのものについて学ぶのは宗教学や哲学であって国際関係学部ではありません。宗教の信仰形態を見るのにしてもそれは民俗学や社会学のアプローチです。現在の宗教情勢(宗教勢力が政治にどのような影響力を及ぼしているか等)についてなら国際関係学でも学べますが。
・世界情勢…これが国際関係学の本来の守備範囲です。ただし、どのような国際情勢を専門的に見ていきたいか、が既に頭の中にあるのでしたら、大学のHPなどを見て各大学の教官の紹介を見るといいでしょう。教員の紹介のところにその人の専門分野が書かれていると思います。また、筑波大の国際総合のHPを見ましたが、卒業論文の題目も載っていたので、それを観ればどのような研究が出来るかおおよそなイメージが出来るでしょう。
また、就職に関してですが、どのような職種に就きたいか、で変わってきます。ちょっと「将来は海外で、もしくは外国と関わりのある仕事につきたいと思っています。」では漠然としていますね。
諸外国との外交をつかさどる外務省に務めたいのなら筑波よりも一橋がいいでしょうし(国Iという試験では試験を通っても採用決定ではなく、そのあとに面接があり、そこで採用が決まるのですが、この面接の時に学歴差別があるといわれています。とはいっても筑波卒の外交官もいはします)、外交官なら一番いいのは東大です。
国際機関に就職するとなると、かなりの難関ですし、修士号(大学卒業後にもう最低ニ年間大学院というところで勉強し、修士論文というものを書かないととれません)が必要なようです。(参考URL:http://www.mofa-irc.go.jp/)また、学位取得分野での勤務経験なども必要とされるようなので、大学院卒業後すぐに国際機関就職、というのは無理でしょう。
また、国際機関に勤めている日本人の数は全部で100人ちょっとというデータをみれば、いかに国際機関に就職するのが難しいかわかるでしょう。東大の一学年の定員が3000人、昨年度のソニーの採用者数が500人ですから。
外資系の企業というのもありますが、外資系の企業だからといって海外に行く機会が多い、というものでもありません。むしろ、日本の商社などで勤めるの方がよっぽど海外に行く機会は多いかもしれません。
個人的には質問者さんはちょっと自分のしたいこと(学ぶこと、就職したところ)が定まっていないような気がします。まぁ、高校生としてはそれぐらいが当たり前なんですが(笑)。
色々と書きましたが、参考になれば幸いです。受験まで何をやりたいかが定まらないのであれば東大は入学してから進む専攻を選べますし、筑波は他の学類の授業を比較的自由に履修することが出来るのでオススメです。一橋はいい大学ですが、総合大学ではないので学問の幅が広くないのがちょっとしたネックですね。早稲田の国際教養はまだ出来てから日が経っていないのでカリキュラム内容や進路に不安は残りますが、一橋等を受けるのでしたら、それと併行して受けてもいいと思います。
ちなみに、私の回答を読んでいただければわかると思いますが、No,1の回答は「余程の虚学を専攻しない限りは意外に国際機関就職はありますよ。」(→採用は超難関で、採用数はごく僅かです等と適当な回答なので、参考にはしないことをオススメします。
お礼
遅くなってすいません ありがとうございました 参考にさせていただきます