ある程度の濃度がある試薬レベルのものなら,#1 にあるような過マンガン酸滴定が一般的です.私もふだん使う試薬の標定はそれでやります.
問題は濃度が薄いときや,他に酸化還元するような成分が含まれている場合です.
このようなときは,ペルオキシダーゼという酵素の存在下でアミノアンチピリン等の色原体とフェノール等を酸化的にカプリングさせて,生成する色素を比色で測る方法がよく使われます.ペルオキシダーゼなしでブランクを取れば,通常は十分な精度が取れるでしょう.検量線が必要で,そのための標準液は過マンガン酸滴定で標定したものから調製します.
ほかにもバイオセンサーや過酸化水素電極を使う方法があります.
いずれも一長一短で,試料に合わせて方法を選ばないと,意味がありません.
お礼
大変勉強になりました。ありがとうございました。