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めだかの色素胞におけるNaイオンの作用
めだかの色素胞に及ぼすイオンの影響実験において、カリウムイオンは神経細胞からノルアドレナリンを放出させてメラノソーム凝集させることはわかったのですが、ナトリウムイオンの作用がいくら調べてもわかりませんでした。Na+の作用と、その結果どうなるかについてお教えください。
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「色素胞に及ぼすイオンの影響実験…」 大変失礼ですが,このような実験を行っている学校が未だにあることに,東邦大学の色素胞研究の第一人者である大島範子さんが嘆いておられました。 色素胞自体はイオンの影響を受けません。カリウムで収縮するのは色素胞に分布している交感神経が脱分極し興奮するためです。当然ナトリウムで交感神経は興奮しませんから色素胞は拡散するか変化がありません。 あくまでもイオンの影響は,色素胞に対してではなく,交感神経に対してのものです。鱗を摘出しましてもそこには交感神経が含まれます。ですから変化するのですが,摘出培養した色素胞細胞はイオンの影響を受けることはありません。その辺の事情を是非レポートに書いて,先生にそのような実験を今後止めるように是非提案してください。
お礼
早速のご回答まことにありがとうございます。より理解が進みました。参考にしてもう少し資料を調べまして、自分なりの理解のうえでレポートに取りまとめたいと思います。実験はこういう考察を自分で資料にあたって調べさせる学習姿勢を訓練するトリガーであると理解しております。貴重なお時間を使って教えていただきまして本当に感謝いたします。