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色の呼称の進化論

Berlin&Kay (1969) によれば  white, black ))→red→green,yellow→blue という進化の過程が世界の言語に観察される、 とのことですが、これはどの程度的を射ているのでしょうか? 日本語に関しては違いますよね? 青信号といい、緑信号とは言いません。

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  • ベストアンサー
  • Tacosan
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回答No.9

ちょっと確認してみましたが, 言われるように「みどり」と「あお」は同じカテゴリーであって, 日本語では混同されている可能性があります. 古来「緑色」を含めて広いグループを「あお」と呼んでいたと考えられていますが, 逆に今では普通「青」と言う色を「みどり」と呼んだこともあったようです. 例えば「空や海の青色」を「みどり」(この場合漢字としては「紺碧」のように「碧」をあてることが多い) とも呼んでいたようです. だから, 「色名の変遷」については必ずしも全ての言語でそうなっているということではないと思います. ちなみに信号の色を青側にシフトした理由ですが, その 1つにいわゆる「赤緑色盲」への対策があるそうです.

その他の回答 (9)

回答No.10

「進化」とよべるか分かりませんが、「RED」という言葉が存在しない文化・民族に「Blue]という言葉は存在しません。 だからといって、「Red]と「Blue]の識別がつかないわけではないのです。インドネシアの原住民には「明るい色」と「暗い色」という呼び名しか存在しない民族がいます。けれど、赤と赤、黄色と黄色をマッチさせるということは彼らにもできます。 信号についてですが、昔は緑のことを「あお(蒼)」といいましたよね。今も「緑が蒼々と」とつかいますよね。日本の「青信号」はその「蒼」からきていると勝手に解釈していたのですが、どうなんでしょう???  言語学者のタマゴより

  • Oubli
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回答No.8

 既に述べられたことと関連しますが、日本語で色に関する純粋な形容詞は「白い」「黒い」「赤い」「青い」の4つしかありません。現代の日本語では「黄色い」「茶色い」も形容詞ですが、「色」がないと意味が完成しません。また、「緑い」や「緑色い」は成立しません。つまり、「青い」は「緑色の」よりも幅広い形容であり、実際、現代の我々にも「青葉」という表現は不自然に感じませんから、「青い」が時に緑色を含んでも全然おかしくないと思います。  ただし、日本語が色彩に無頓着だったというわけではなく、古語辞典などをみると昔から色あわせには相当こだわっていたことが解ります。進化とは関係ないんじゃないでしょうか。

noname#118466
noname#118466
回答No.7

No2です。 いろいろな意見がでていますが、 信号機は英国で考案され、わが国には1930年に米国から導入されています。 当初は試行錯誤があったようですが、わが国が導入した頃は現在のRed, Green, Yellowに定着していたようです。従って、日本人は緑色を青色と呼ぶようになったという説が正しいと思います。 スペイン語でもRojo(赤)、Verde(緑)、Amarillo(黄色)と呼ぶので他の言語も検索してみれば青色がわが国だけの呼び方だということが分かると思います。

参考URL:
http://www.coolquiz.com/trivia/explain/docs/stoplights.asp
noname#145744
noname#145744
回答No.6

すみません、NO.5ですけど、読み返してみて わかりにくかったので、補足させてください。 信号機は本当は「青信号」を作りたかったのだけど、 青い光が作れなかったので、仕方なく「緑信号」に したとは既述のとおりですが、それではなぜ 緑の信号を「青」というのか?については、 その方のご意見では、やはり「昔は青が示す範疇が 広くて、いまの緑も青と呼んでいたから。」という ものでした。 でも、他のご回答者さまのご意見を拝見していると、 「青信号」の名前の由来にかんしては、諸説分かれるのかも しれませんね。

noyade
質問者

お礼

どうもありがとうございました、みなさん。 わたしはその論文を読んでおりませんが、なんだか本当かよとの印象をもちます。だって、ヒトは生まれてすぐ緑の木々を目にし、海の色を目の当たりにします。「あお」や「みどり」はたまたま名を割り当てているにすぎないんじゃないか。どっちが根本か、という議論は意味あるのかな。 「みどり」「あお」が同じカテゴリーというのは直感で同意しますが、どちらが根本かはあまり無意味な気がします。 勉強になりました

noname#145744
noname#145744
回答No.5

こんにちは。 私は以前、色彩学の専門家に「どうして、青虫は 緑なのに、青虫というのですか。」とお聞きしたことが あります。 NO.2の回答者さまもおっしゃっていますが、 「緑」というのは、比較的新しい色の名前であり、 むかしは「青」の範疇が広くて、今の「緑」は 「青」の範疇に入っていたそうです。 ちなみに下で議論されている、青信号はなぜ「青」ではなく、 「緑」なのかに関してですが、近年になって中村修二さんが 青色ダイオードを発明されて、光に青が使われることが 可能になりましたが、それ以前は、青色の光を 作ることはできなかったそうです。 なので、信号も青ではなく、(仕方なく)緑になった と、そのかたに教えて頂いたことがあります。

noname#96295
noname#96295
回答No.4

回答欄に書ききれる内容ではないので、図書のご紹介まで。 ミッシェル・パストゥロー著「ヨーロッパの色彩」はご存知ですか? 色の呼称の歴史、認識の変化などを網羅した著書です。 ヨーロッパでは、現在の青は久しく赤と呼ばれていたものだったりします。 しかし、赤とは、美しい、という意味だったりします。 このオッサン、いくつかの著書で同じ原稿を使いまわすという、 暴挙が目につくものの、色彩や模様や紋章などにまつわる、なかなか面白い本を書いています。

noyade
質問者

補足

「ヨーロッパでは、現在の青は久しく赤と呼ばれていたものだったりします。 しかし、赤とは、美しい、という意味だったりします。」 もしよろしければこれを具体的に教えて!

  • Tacosan
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回答No.3

日本語で基本的な色は「しろ」「くろ」「あか」「あお」です. 「しろ」と「くろ」は無彩色の明度による対立を表し, 「あか」と「あお」は有彩色の「暖色・寒色」の対立を表します. つまり「あか」は暖色を, 「あお」を寒色を表す表現でしたから, 緑色を「あお」と呼んでも不都合はありませんでした. あと, 信号については法律上「緑」でした. そして, 実際に「緑信号」という表記もされていました. しかし, 「緑信号」では語呂が悪いので (「あか」に対立する) 「あお」が使われるようになり, これを法律が追認したという形になっているはずです. 信号の色そのものはあるときに「より青っぽく」変化したそうです.

noname#118466
noname#118466
回答No.2

古代人(日本)は現代人のように微妙な色を区別する必要がなかったようで、「あか」「あお」「しろ」「くろ」の四色ですべてを表していたと言われます。想像をたくましくすれば更にその昔(原始人?)は白、黒の二色だったかもしれません。 関心のある色について広辞苑などを引けば語源がわかるでしょう。 一例をあげれば「みどり」は元々は色の名前ではなく「草木の新芽や初夏の頃の若葉」を指した。(広辞苑)→みどりの黒髪=若々しい艶のある黒髪。  みどりこ=新芽のように若々しい児。 日本人が何故信号の緑を「あお」と呼ぶかの謎がここにあると思います。 緑は比較的新しい色の名前であり、あおの一種だったのです。 添付URLは色彩がどのように発展してきたかのヒントを与えるのではないかと思います。 色の名前はまだ発展を続けているので遠い未来の人から現代を見れば、乏しい色の名前に驚くかもしれません。

参考URL:
http://www.educe.ne.jp/color/index.htm
  • x-nishi
  • ベストアンサー率36% (60/164)
回答No.1

すみません、本題から外れるかもしれませんが、 日本語における「青」は、「青葉」の言葉からも分かるように「緑」の意味を含んでいます。信号に関しては、上記の前提から「あかしんごう」に対して「あおしんごう」としたかっただけかもしれません(これについての根拠はありません)。 回答になっていなくてすみません。