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ショパンのスケルツォ2番についてのドイツ語文献の翻訳
- ドイツ語文献に記載されたショパンのスケルツォ2番についての構文について困っています。
- 特に形容詞の使用や接続法の使い方について疑問があります。
- 助けていただける方がいましたら、全訳をお願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
描写された静かなイメージに、突然2回、直感的な考えが浮かび上がる。これは、そよ風によって上に吹き上げられた繊細な雨粒のように見える音符により装飾されている。 ☆beschriebenについて 一文が長いので、geschmuecktの前後で訳を区切ってみました。 beschriebenは、不規則変化動詞beschreiben(描写する、説明する)の過去分詞です。 ☆feinについて feineは最後のTroepfchenにかかっています。この場合Troepfchenは複数1格ですね。 この構造は、英語にはないドイツ語ならではの構造で「冠飾句」というものです。文法書をお持ちでしたら、「冠飾句」の頁をご覧下さい。 冠飾句というものを簡単に説明すると、 (1)Das ist der von Mozart geschriebene Brief. ”これはモーツァルトによって書かれた手紙である。” (2)Sie sind alte von Mozart geschriebene Briefe. ”これらはモーツァルトによって書かれた古い手紙である。” という風に、【冠詞】と【名詞】の間に、【現在分詞、過去分詞、形容詞、前置詞つき名詞などなど、後に続く名詞を修飾する言葉】が入り込みます。 (1)は単数名詞Briefに定冠詞der、ですが、(2)は複数名詞Briefeで無冠詞です。質問者様の提示された文は、この場合(2)のパターンです。 日本語の語順(1モーツァルトによって、2書かれた、3手紙)と同じなので、英語話者には理解が難しいようですが、慣れれば日本人には馴染みやすいです。 この冠飾句は論文で多様されます。関係代名詞を使うよりも簡素化でき、語数を少なくできるからです。かたい文章を読むときには必須なので、ネットや文法書でチェックしてみてください。
お礼
ご説明頂いて、大変よく構造が分かりました。 冠飾句というものがあるとは知りませんでした。 これからは気をつけます。 訳して下さって本当に助かりました。 どうもありがとうございます!!