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現代文の勉強法
南山大学法学部を志望している高3です。 とりあえず田村の現代文講義1基本編というのを買ってやってみたのですが、全然分かりません・・・ 現代文はどのように勉強したらよいのでしょうか? 参考書なども教えてくれると大変助かります。
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はじめまして。 ご質問1: <現代文はどのように勉強したらよいのでしょうか?> 1.まず、現代文に興味を持つことです。 2. 現代国語とは「人生」を学ぶ学問であり、論文や小説や随筆が、どれだけ私達の生活や人生に密着しているか、人生の指標を与えてくれる学問なのです。 3.人生、人との関わり、人の心理、社会のしくみ、それらの入り組んだ糸をほぐすように、この世の理(ことわり)見えてくるのです。現国とはそんな生きる意味の解釈の手助けをしてくれる学問だと思えば、文章を読むことが楽しくなります。 4.国語の試験問題は、論文、小説、随筆など、選抜された質のいい題材が多いですから、読むだけでも楽しめます。そのうち、次の問題が楽しみになるほど、問題文を読むのが面白くなると思います。それは同時に、文でいいたいこと、大切なこと=要点がすぐにわかってくる、ということでもあります。 5.あとは、試験で得点をかせぐコツをマスターするといいでしょう。そのコツとは (1)速読術を身につけること。 (2)設問を先に読む。設問を読むだけでだいたいの要点がつかめますし、潜在的な情報を持って文を読み進める方が、読解もスムーズに進みます。 (2)各設問に関する部分の前後を見ます。例えば、下線1の単語についての質問なら、下線1の単語の前後5行くらいをみると、必ず近くにそのヒントがあります。設問近くにヒントあり、これは受験テクの鉄則です。 6.なお、速読のコツは以下の通りです。 (1)例えば論説文なら、全体の概要をまずつかむことです。そのためには、「タイトル」や「副題」で何について書かれているか「想像」します。 (2)次に、さっと速読するには、文全体の「最初の段落」と「最後の段落」を読みます。それだけで、大体の「主題提起」と「結論」がわかります。 (3)次に、各段落の最初の一文と最後の一文を読めば、その段落の大体の要約がわかります。これは一種の速読のテクニックです。 (4)論説文は論理的に話が進みますので、「起・承・転・結」の四部構成か、「序論・本論・結論」の三部構成になっている文が多いものです。 (5)全体からどこまでが序・本論か、その流れをつかみ、結論を重視して読みます。実は結論には全体の要約がされており、結論だけで、論説文の大体の主旨がわかります。 試験問題は時間が限られていますから速読術も必要になりますし、試験問題を解くのであれば精読術も必要です。それに、得点をかせぐコツ、というものが必要になります。 ご質問2: <参考書なども教えてくれると大変助かります。> 1.経験では 「現代文演習中・上級編」(藤田修一:駿台文庫) などがお薦めです。 2.また過去の国語の問題を沢山する、というのも読解力が増強します。 3.参考書などは、個人によって向き不向きがありますから、書店で実際に手にとって、自分のフィーリングに合うものを選ばれるといいでしょう。 4.また、目標大学が決まっているのであれば、赤本などで傾向を掴み、同じタイプの問題をするといいでしょう。 5.まだ夏休み前で時間もたっぷりありますから、焦らずに計画的に弱点を克服していって下さい。新聞などの記事を読む習慣をつけられるといいと思います。 目標を目指して頑張って下さい。 以上ご参考までに。
お礼
丁寧な回答ありがとうございます。 参考にさせていただきます