硫化水素の体内における反応機構

質問

はじめて質問します。生物学関係の大学一年生です。
先日青酸カリは血中のヘモグロビンと強く結合をするため、死ぬと講義で聞きました。では最近話題の硫化水素は体内でどの様な反応をするのでしょうか。少し疑問に思いましたので誰か答えてくださると幸いです。
一応自分でも調べてみたのですが、(1)血中のFeイオンと結合するため。(2)細胞を破壊する　の二点がネット上にのっていました。

妙な質問ですがよろしくお願いします。

回答No.1

TEOS · ベストアンサー

簡単に書きますね。
５０ｐｐｍから６００ｐｐｍ以下なら血流に吸収されるとすぐに、
酸化されて、チオ硫酸塩＆硫酸塩になり無害化できる。

７００ｐｐｍを超えると酸化作用が間に合わなくなり、硫化水素が脳神経細胞に作用して、呼吸麻痺を起こす。すなわち死を迎える。
高濃度の場合は粘膜の刺激の前に、神経麻痺が瞬時になり、呼吸停止
します。
また、細胞内の酸化酵素を阻害して細胞自体の酸素利用を不可能にする。　この作用はシアン化水素に似て、化学的窒息性ガスである。
高濃度で窒息して、蘇生しても脳細胞の破壊が起きて、再生不良の
後遺症が起きる。　記憶障害　てんかん　知能低下等。

こんな程度でよいですか？？
身近で起きやすいので、一応、頭にはこの程度は知識に入れてます

お礼

丁寧に教えてくださりありがとうございます。
すごく分かりやすかったです。
呼吸停止の原因が神経麻痺だとはちょっと驚きました。
またいろいろなところで書いてあった細胞の破壊とはそういったことなのですね!!
ありがとうございました。

回答No.4

taka_yu

質問の目的とは少し違うと思いますが参考までに．．
学会で神経伝達物質としてふるまうというようなことも目にしました．
たとえば国立精神神経センターの遺伝子工学研究部はこれがメインテーマのようです．

参考URL：

http://http://www.ncnp.go.jp/nin/guide/r_dna/research.html

お礼

まさか毒が神経伝達物質としても働くだなんて!!
大変驚きました。
URLがわたしのPCからは見れなかったのが少し残念ですが、このことについても、もう少し自分でも調べてみます。
回答ありがとうございました。

回答No.3

myeyesonly

こんにちは。
細胞の中のミトコンドリアにある電子伝達系のチトクロムオキシターゼに含まれる鉄イオンと強く結びつき、チトクロムオキシターゼの働きを阻害してしまいます。

お礼

回答ありがとうございます。
もう少し自分でもチトクロムオキシターゼとの反応を調べてみたいと思います

回答No.2

ZRT

単純に細胞を酸欠にして破壊するですね

お礼

細胞破壊の原因を簡潔に教えてくださり、ありがとうございました。