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医療ミスです。
本日私の父親が(59歳)が東京の某病院で胃癌の手術を受けました。病状はステージ2から3の間と告げられていて、胃の2/3を切除する手術を受けました。 3時間程度の手術と言われていたので待っていたところ、実際は5時間半かかってしまいました。 手術終了後、主治医に掛かった時間のことを問うと「誤って総肝動脈を切断してしまった、でも肝臓への血液は他の血管から送られるため、大丈夫です」と言われて唖然としました。私はこれは立派な大きな医療ミスであると思っております。 こうなった場合ちゃんと回復の方向へ向かってもどのような障害が残るのでしょうか?主治医の先生が言われる大丈夫とは具体的にどういったことなのでしょうか?また今後どのような処置をしていけば延命に繋がるのでしょうか?ちょっと前まで元気だった父の事を思うと心配でたまりません。 先生方どうか教えて下さい、宜しくお願い致します。
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- mlk-ohara
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消化器外科医です。 肝動脈が切断されてしまったのは残念なことではあります。手術をする立場から考えると、おそらく胃の周囲のリンパ節に肉眼で確認できるような転移があり、そのため肝動脈周囲のリンパ節郭清(切除とほぼ同意です)を徹底的に行ったことに起因するものと想像します。 先程の回答にもあったように、医療過誤、医療ミスと断定するのは困難な事例でしょうし、肝血流は維持されることが殆どですので過剰に心配することはありません。 むしろ長期的視野で再発リスクに目を向けることが大切でしょう。近年胃癌の術後再発抑制効果が認められた論文がありますので、参考にして主治医に相談してみて下さい。 お大事にして下さい。
- sodenosita
- ベストアンサー率54% (1291/2359)
医療過誤か合併症か、また判断が難しいところですね。手術をすれば一定の確率でそのような合併症は生じうるので、一概にミスであると断罪することはできないのが現実です。家族の感情からいえばこのようなことは理解しがたいことかもしれませんが、医療に唯一のことを除き、絶対はないのです。 >こうなった場合ちゃんと回復の方向へ向かってもどのような障害が残るのでしょうか?主治医の先生が言われる大丈夫とは具体的にどういったことなのでしょうか?また今後どのような処置をしていけば延命に繋がるのでしょうか? 障害はほとんどの場合残らないものと考えられます。もちろん2-3日は肝機能の検査を行う必要があると思います。肝臓は血流の豊富な臓器であり、動脈がなくとも、門脈という別の血管があり、そこからも血液を受けることができます(肝臓癌の治療では動脈塞栓術と言って動脈を詰める治療法があるくらいです)。そして、肝臓はいろんな動脈がネットワークを形成することあります。側副血行路といって、いわゆるバイパスを介して、血液が流れることがあります(左肝動脈を詰めて、肝臓全体を右肝動脈一本から流れるように血流改変を行うことも治療としてされているくらいです)。 また、周囲の腸管や膵臓などもネットワークを作って血液の流れを受けているので、一か所途絶えても別の経路から血液が流れてくるので大勢に影響はないとされます。 延命につながる処置としては、胃がんの治療です。この血管の切断よりもはるかに命にかかわる重大事です。ステージ3なら手術で根治といかないでしょうから、病理検査というがん組織の検査の結果をみて、抗がん剤治療を行うなどの治療法が選択されることになるでしょう。そちらを完遂することが延命には重要です。
お礼
ありがとうございます。 少し安心しました。涙がでます、、ありがとうございます。 癌はもちろん一番の心配です。図々しいとは思いますがもし胃癌へのアドバイスや他のケースがあればお聞かせ下さい。お願い致します。
お礼
ありがとうございます。 お医者様も大変な苦労をされているのだと実感致します。 患者やその家族が求めるのは、100%の成功意外ないので罵声されたり、恨まれたりももしかしたらあるのだと勝手に解釈致しました。 又、参考のhomepageを教えて頂き有り難うございます。これからはいかに癌と上手に付き合っていくかを最優先に考えていこうと思っております。