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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:熱可塑性樹脂の結晶性と非晶性について)
熱可塑性樹脂の結晶性と非晶性について
このQ&Aのポイント
- 熱可塑性樹脂の結晶性と非晶性にはどのような違いがあるのか、詳しく解説します。
- 結晶性の樹脂と非晶性の樹脂があるが、その決まり方について解説します。
- 結晶性の樹脂と非晶性の樹脂の違いについて、簡潔にまとめました。
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質問者が選んだベストアンサー
熱可塑性樹脂が結晶性であるかどうかは、架橋や側鎖の有無にもよりますが、モノマーの化学構造にも影響されます。 モノマーの化学構造が複雑であったり、塩化ビニルモノマーのように、大きな原子(塩素)をぶらさげているような樹脂は、非結晶性である場合がほとんどです。 (ポリ塩化ビニルは非結晶性の樹脂です) ポリカーボネートは、主鎖に2つのメチル基があり、しかもそれが同じ位置に付いています。 これは立体的にみて、結晶化しにくい構造といえます。 分かり易く言えば、主鎖がデコボコしているからです。 熱可塑性樹脂が結晶性であるか非結晶性であるかは、側鎖の形状やその大きさ・位置、 モノマーの化学構造、さらには主鎖の立体規則性などを総合して考える必要があると思われます。 蛇足かもしれませんが・・・ ポリスチレンには、非結晶性の「アタクチック・ポリスチレン」と、結晶性の「シンジオタクチック・ポリスチレン」という2種類があります。 この違いは、重合の規則性にあります。 大きなベンゼン環をぶらさげているポリスチレンでも、交互に向きを変えて重合している「シンジオタクチックPS」は結晶性の樹脂になります。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 平面で考えてしまい、立体構造まで頭が回りませんでした。 的を得た良回答を頂きましたので、締め切らせていただきます。 ありがとうございました。