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もっとも教員になりやすいのは?
僕は和歌山県の高校に通う二年生のものです。昔から和歌山県で理科か数学の先生になること(中・高どちらでも可)を目標にしてきました。 あるときこのことを知り合いに話すとと和歌山大の教育学部卒が和歌山県でもっとも教員採用試験に受かりやすいと聞きました。 また違う人に話すともし採用ならなかったときに教育学部は民間企業に就職しにくいとも言っていました。 僕自身は現在のところ和歌山大よりも学力的にハイレベルな大学(神戸大、大阪府大、大阪教育大)を目指しています。もし本当に和歌山で教師になりたいのなら和歌山大に進学すべきなんでしょうか?教えてください。
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No7ですが、補足しますと、教育学部系の利点は、教育実習が付属の小中学校で行なわれるため、母校にお願いに行く必要がないことです。 教職の単位が必修だというのも利点です。
30年近く前に埼玉大学教育学部を卒業しました。当時の同期生のほとんどは、埼玉県や東京都の教員になっています。 おたずねの件ですが、 1 地元の国立大教育学部からその県の教員へ、というのは昔からある王道です。教育委員会へのコネも強く、学生も教員をめざす人が多く、かつては100パーセントに近い高い就職率でした。が、その後、国立大の偏差値が下がったり、教員の募集が減ったりしたため、現在では昔のような高い就職率ではないようです。 2 教育学部から民間企業への就職は非常に困難です。多くの卒業生が教員になっているため、コネがないこと、企業が教育学部に偏見を持っていることなどが原因です。ただ、個人的なコネのある人は就職できていますし、資格を取る、英会話に秀でるなどして外資系へ就職した人もいます。ですからこちらはもっぱら個人のコネや努力に負うところが多いのです。 3 教育大は評判が悪いという指摘は、私は聞いた事がありません。ただ、以前、北海道出身の人が、NO1さんと同じようなことを言っていました。北海道教育大が、あちらではあまりよく思われていないようです。ただ、これも偏見があるのかもしれません。東京の東京学芸大は実質的に教育大ですが、ここは評判がよいと思います。 4 国立大の教育学部では、小学校と中学校の教師になる人が大多数で、高校は少ないです。社会科は中学校でも無理でしたが、英語などは高校教師になる人は多かったように思います。数学理科は中学が多いと思います。 5 教師がだめならサラリーマン、と思うのでしたら、やはり教育学部系はやめた方がいいでしょう。教育学部系はなにがなんでも教師にという人に向いています。和歌山大が和歌山県の教師になるのに有利なのは、地元で強いコネがあること、学生がなにがなんでも和歌山で教師にと思っていること(教師がだめなら就職がむずかしいので、その分、必死になるでしょう)、採用試験を受ける人が和歌山大が多いこと、などがあげられると思います。 なお、私は教育学部を出ましたが、採用試験を受けず、人文系の大学院に進みました。教育学部からでも変わったコースに進む人もいますし、それも可能です。もちろん、苦労はしますが。
お礼
鋭い指摘ありがとうございます。確かに僕は教員になるという夢を持っていますが教採という難関な試験におびえて逃げ道をつくろうとしているのも事実です。大変参考になりました。
- azharu
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そうそう、数学の教員免許なんて、経済系の学部でも取れたと思いますよ。 #5さんの回答にあるように、北海道18~19年度採用(17~18年度実施)の倍率は、2~270倍ほどと言う気違いみたいな倍率でしたが(教科によってピンきり)、反動で翌年、一気に落ちている教科もあったりします。高校の理科は15~20倍くらいで推移しているみたいですね。 http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/hk/ksi/h20senko 教科や自治体によってまちまちだと思います。概して倍率が高いのは社会科系と国語科です。 これから数年間は、団塊の世代退職に伴う、大量?採用の時期に入ります。東京と大阪を中心とした都市部は、教員採用の倍率は、下がります。相対的に、地方の教員採用の倍率が高いようですが。 教育実習も、嘘でもいいから?確約させられますよ。 実習受け入れをする方は、大変な負担なわけで、「教師になるつもりもない奴の分まで、実習を受け入れる暇などない!」といった論理でしょうか。なので、あくまで実習期間中は、「教員採用試験を受けるつもりです」というスタンスを取っていなかったり、やる気ないような態度でも取ったら、大学にまで苦情が行く恐れがあります。「留学の予定があるので、帰国してから試験を受けます」と言って、了承してもらっていた実習生もいましたがね。 教員採用試験の受験は無料なので、記念受験組みも結構います。昔、北海道が東京会場で試験をやっていたときは、全国に先駆けて真っ先に行われるため記念受験(腕ためし)組も多く、正確な倍率はまさに、謎でした(笑)。なにせ、東京の一次試験会場で、「二次も受けるつもりの方は、この紙に名前などを書いて提出してください~」といって、別の用紙を書いて提出させられたりしましたから(笑)。
お礼
調べてみますと和歌山県では中7.4 高8.5という倍率だそうです。確かに社会科や国語科では理科や数学科よりも倍率はかなり高く大変みたいですね。僕が採用試験を受ける頃にはもう団塊の世代の恩恵を受けることができそうにないのでちょっと心配です。 とても参考になりました。ありがとうございます。
NO1です。 追記します。教育大が好ましくないと思われる理由は・・私は教職関係に就いているいる知人がかなり多い方だと思うのですが、教育大って評判が素晴らしく、悪いんですよ。 それと教育大⇒一般の企業 だと、どうしても「教員が本当は志望なのに、ウチは2番目なんだな」か「頭悪くて教員は無理だったんだな」と思われてしまう可能性も・・・ 大学受験の場合は、高校名が大きく大学受験に関係しますよね?何故でしょうか。 それは、どうしても高校自体のレベルと、高校での授業内容が大きく関係してくるからですよね。 でも大学は違うんです。浪人して国立大に入っても、入ったことに満足してマトモに大学に行かず留年、辞めてしまう人なんてザラです。 大学には非常勤講師も多いですし、国立大と、偏差値35くらいの低レベルの大学を掛け持ちしている先生もいるほど。しかも、同じように講義をしている・・と本人が言っていました。 実際先生の立場から見ると、どこの大学も授業態度などはあまり変わらないということ。 つまり、言いたいことは大学名で教員採用試験を受験するわけではありません。教採は難関ですので、難関大に入ろうと自分自身で頑張らないと合格は厳しいです。 でも、先日教職の先生が言っていましたが関西はここ何年かは倍率が低めだそうです。 私は北海道在住なんですが、高校社会科なんて200倍です。 あと、倍率について。 どこの大学でも教育実習行く前に教採を受けると約束(?)させられるようです。教免を取っても卒業した直後に教員を希望する人ってかなり少ないのですが・・やる気がなくて教育実習に来られても困るし、ということで教免を取るためには教採を強制的に受けさせられることになりますので、実際の人数よりも倍率が跳ね上がっている可能性があります。 私は大学卒業したら大学院志望なのですが、それでも教採受けないとダメだそうです。・・・矛盾。 長々と失礼しました^^
お礼
いえいえとんでもないです。こちらこそありがとうございます。今までのご意見を読まさせていただくと一般大学への進学のほうが良いということですね。やっぱり教採という難関な試験を切り開くのは、大学名や学部関係なく自分自身の努力と運ということなんですね。わかりやすい説明、ありがとうございます。
- FantomX8
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どこの大学でもいいんでしょうが、ハイレベルの大学にいけるのであれば行ったほうがいい。 理科・数学なら工業大学でもOKだと思います。
お礼
率直なご意見ありがとうございます。工業系の大学で理科・数学の免許が取れるところがあったなんて知らなかったので勉強になりました。ありがとうございました。
出身大学についてはいわゆる派閥とかがあるのかもしれません。しかし、レベルの高い大学に入って悪い評価される可能性は低いと思います。また、No.1のいうように高校の先生は理学部とかに行く必要があります。 また、教育学部の就職については就職しにくいと聞いたことがあります。教育学部に行くということは「先生になりたかった」だろうと誰もが思います。なぜ先生にならないのか(=なぜこの会社を受けたか)といった質問に誰もが納得できる答えがあれば問題ないと思います。また先生育成に特化した部分があるので、学んだことが活かせる範囲が狭いのもあるかと思います。
お礼
確かに教育学部に行くということは先生になりたかったということですもんね。それを民間企業でどう納得する言い訳するかはとても難しいだろうと思います。とても参考になりました。ありがとうございました。
- azharu
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>和歌山で教師になりたいのなら和歌山大に進学すべきなんでしょうか? 和歌山の事情はわかりませんが、概して、教員採用試験の合否と、出身大学、出身学部、出身地は、関係ないです。 教育委員会のHPで、教員採用関係のページを見てみてください。恐らく、合格者の出身地などの統計が出ていると思います。地元と地元以外が半々くらいではないかと想像しますが、如何。 >和歌山大の教育学部卒が和歌山県でもっとも教員採用試験に受かりやすい 強いて言えば、学部の教授の知り合いが教育委員会などにいて、陰でプッシュしてもらえるかも、という意味合いかもしれません。そうだとしても、一次の筆記は、まず実力で切り抜ける必要があるでしょうね。 >教育学部は民間企業に就職しにくい と言う声は、昔から良く聴きますが、実態はどうなんでしょう?眉唾物の気がしてなりませんが。「教育学なんて、企業と関係ない」というのは理屈でして。新卒の人間を「即戦」のつもりで雇う企業なんて、まずないですから。 国立大学は、各都道府県に一つずつあります。そして、おのおのの国立大学出身者は、どの学部だろうが、その土地の地元企業からは高い評価を概して受けます。地元の企業に就職するには強いでしょう(上述の教員採用試験と相反するようですが)。逆に、全くよその都道府県に行って就職となると、そっちの地元の大学の新卒と競り合うことになり、大変かもしれません。 >僕自身は現在のところ和歌山大よりも学力的にハイレベルな大学(神戸大、大阪府大、大阪教育大)を目指しています。 それはそれで、良いと思いますよ。教員免許さえちゃんと取れれば、和歌山だろうがどこだろうが、採用試験を受けるのに不利と言うことはないと思います。 また、晴れて採用された場合、大学名だの学部名だの、過去の研究実績だのは、生徒の前では、何の意味も持ちません。まさに「教える力」が問われてきます。(例外として、私立の進学校などの場合は、それなりの大学を出ていないと、採用してもらえないようですが)
お礼
回答ありがとうございます。 一度教育委員会のページを調べてみます。 とても参考になりました。ありがとうございます。
和歌山の事情は一切知りませんが・・ そうですね、教育学部はまず基本的に小学校教員を目指す人が行くところです。中・高の教員を目指すのであれば理学部などの普通の大学の方に行かれるべきです。 教育学部は確かに民間企業への就職は・・難しいですね。 だって、「教育」を学んでるんですもの。全く必要性の無い知識になりますよね? だったら、理系の方に行った方が即戦力になります。それに、よりレベルの高い大学を狙えるのであればその方が就活にも有利ですよね。 教育大はね、正直どこも良い噂をあまり聞かないんです。 神戸大か大阪府大の方が良いかと思います。 合格率!と言っても、大学名は関係ないですよ。 大学どうこうよりも、自分がどれだけ勉強するかです。 関西の方は教員採用試験そこまで難関じゃなかったはずですし。 英文科で英語科の教職を取っている者でした^^
お礼
回答ありがとうございます。民間企業への就職は難しいんですね。あと合格率も大学名とは関係ないんですね。とても参考になりました。
お礼
そうですね。一般大学の場合、自分で申請しなければならないのでそういう面でわずらわしいところがでてきますね。補足、ありがとうござます。