すでにいろいろな方が言われていますが、怪しいことには変わりません。というかHPには「何が具体的にどう効く」と書いていないので科学的な厳密性はわかりませんがとりあえず怪しいという根拠は以下です。
(1)特殊ジェルによる吸収性
「特殊ジェル」ということばが何度も登場し、誇張されていますが、そもそもなにが特殊なのかいまいち科学的な説明にかけます。唯一でてくるのが「浸透圧をあげる?」との表記ですが、浸透圧という言葉は高校の化学でもでてくる言葉ですが、使い方がいまいち科学的ではありません。一般的に科学では、セロファンのような溶質(たとえば大きな分子)は通らないけど溶媒(たとえば水分子)のような小さな分子が通る半透膜があったときに、濃度の差により生じる圧力のことを言います。最も生体では細胞内の生理食塩水よりも塩分が小さいものと接すると水を外部から取り入れようとして細胞が膨張する現象などがよい例です。一般的な化粧品は有効成分が浸透しにくいとのことですが、たとえばgoogleで検索すると浸透圧をうたった化粧品は山ほど出てきます。中には浸透圧(osmoneter)とあるようなないような英語(学術的にはosmotic pressure)で書いているものもありましたが。
(2)メラニンの生成を中止させる。
確かに、黒くなるのがメラニン色素によりおこされることは一般的に正しいでしょう。そして、そのメラニンが紫外線により増加することもおおむね嘘ではないと思います。しかし、人体がメラニンを生成するのはやみくもに黒くなるためではありません。メラニンはきちんと癌にならないようにするための役割もあります。遺伝的にメラニン合成が活発にならない人種(白人)は、皮膚癌になりやすいってきいたことありませんか?人間にとって重要かもしれない機能を確実にすべて破壊してしまう効力のものが医薬部外品って、、、日本の厚労省はそこまで機能していないのでしょうか?
(3)有効成分について
さらに言えば、人間の体の機能というのはそれほど単純にはできていません。たとえば、プラセンタという薬草エキス?が何らかの効果とかかわりが強いとしても、それをとったからといって100%効くなんていうことはまずないと思います。処方される薬だって、個人差があるのとにたようなことです。仮に本当にA→Bの関係で効果が証明されているなら、それこそその辺の店で販売できる医薬部外品になるはずも薬局ですら勝手に売っていい代物なのかも判り兼ねます。これらはあくまで温泉の一つの効用程度の関連性だと思います。
医薬関連関係のものはあまりにも粗悪なものを使うと思いがけない副作用がある可能性もあるので危険です。さすがに、日本で認可されている「合法のもの」でまずいものはないでしょうが、途上国の模造製品で問題になっているものの一つに偽医薬品があげられます。安価で製造するために、某国などのちいさな工場などが悪意をもって偽成分で製造したり、あるいは知らずのうちに偽物を本物として安く買っていたりして製造した薬品を摂取し、実際に死亡者も沢山いるのです。また、特定成分のみを精製する過程を大雑把に行えば、不純物が多数混入しているかもしれません。その不純物により重大な問題が生じることもあるでしょう。この製品に対して買う買わないはもちろん自由ですし、反対賛成どちらでもないですが、このような危険性があるので、最近のインターネットによる個人輸入系の医薬関連製品は見かけ以上の可能性も注意が必要といえます。
話がそれましたが、以上の理由からすると、科学的にはさんざん特別といっているわりには、ネットで同様な効果をうたっている同系列の製品とあまり差はない程度のものだと思います。むしろ、紛らわしい表現を用いるあたりがちょっと怖いとは思います。
お礼
ご回答ありがとうございます。 詳しい説明ありがとうございます。 大変参考になりました。 確かに安いからといって軽い気持ちで買ってしまうのは危険ですね 効能や口コミなどは何とでも書けますしね^^; こういう商品を取りしまるのはキリがなさそうですから、 自分が慎重になってよく選んで購入しなければなりませんね…・