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時代小説の侍言葉や町人言葉
時代小説や歴史小説で、侍言葉や町人言葉のセリフが出てきます。 これらは、当時(江戸時代)実際にしゃべられていた言葉と違いますか。 (最近の若い作家のものではなく、司馬遼太郎や藤沢周平クラスの人の作品を想定しています。)
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参考にするならば、岡本綺堂(1872~1939)の「半七捕物帖」や野村胡堂(1882~1963)「銭形平次捕物帖」と比較してみてください。お二人は、実際に江戸時代の武士や商人だった人と会話をしていますから。 半七と平次の会話文は同じ岡っ引きでも少し感じが違います。武士と町人といった大まかな階級だけでなく、個性によって台詞を書き分けているあたりビミョウですね。 司馬遼太郎や藤沢周平クラスの人とはいえ、実体験がないのでやや正確さを欠くのではないでしょうか。
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- Scull
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もちろん違います。 特に町人の言葉では娘さんでさえ自分の事を「俺」と言ったり、相当「べらんめえ調」だったそうですよ。娘さんの言葉が大人しくなったのは男尊女卑の風潮になった明治以降ですから、「まるで違う」と考えて差し支えないと思います。 武家言葉にした所でそのまま使われては到底我々現代人には理解できない言葉ですから、こちらの方も違う言葉遣いだと考えるべきです。 ただ、これらの大作家が「違う事を知らなかった」と考えるのは安直で、知っていたけれども小説としての読みやすさを優先して現代風に書いたと理解すべきでしょう。何となれば、私でさえ「江戸言葉は私には聞き取れない」程度の事は調べられるのですから。
- outerlimit
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違います 時代「小説」や歴史「小説」 は 時代設定を過去に移した 現代「小説」です 時代「劇」 も同じです 質問者始め 読書の期待にあった表現がされていると思うのがよろしいでしょう
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
以下のURLを参考にしてみてください。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9F%E6%88%B8%E5%BC%81 江戸時代において、話言葉を採取した史料はまとまったものがそれほど多くなく、江戸時代前期・中期に江戸で話されていた言葉については不明な点も多い。江戸では参勤交代や地方からの人の流入も多かったことから、各地の方言が江戸言葉に影響をもたらしたとみられる。江戸時代後期の江戸言葉については式亭三馬の『浮世風呂』が定番の史料となっている。 http://www.ep.sci.hokudai.ac.jp/~tsubota/chrono/ukiyobur.html 従って、小説に出てくる言葉は、当時実際にしゃべられていた言葉と違うと考えるのが合理的です。司馬遼太郎や藤沢周平クラスの人であれ、そうだと思いますよ。ある程度考証はしているとは思いますが、録音音声があるわけでもないので、あくまで作家の創造と言わざるを得ません。
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