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シューマン幻想小曲集「飛翔」 - 年代別で好き・嫌いが分かれる!?
- 中学2年生で、シューマンが大好きです。家族の反応に悩んでいます。迫力ある作品なので、年代別で好き・嫌いが分かれるのでしょうか。
- 幻想小曲集「飛翔」は、手の大きさに関係なく弾けるように作られているようです。左手と右手を使いながら演奏する技巧が必要ですが、参考意見をお聞きしたいです。
- シューマン幻想小曲集「飛翔」について昔のことなので確証はありませんが、作曲家の意図には右手の大きさに関係ない演奏も含まれているのではないかと思います。皆さんの意見をお聞かせください。
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質問者が選んだベストアンサー
>年代別で好き・嫌いが分かれるようなものなんでしょうか。 この質問にだけのお応えしか出来ません。 この質問に、言葉では表現しにくい様々な想いが、ぐるぐると、頭を駆け巡っています。その想いが上手く伝わるのか心配ではありますが、書いてみます。 質問文を読んだ瞬間は、君の歳からチョッと驚きました。が、少し間を置いて考えてみますと、後少しで還暦(59)になる私も遥か45年以上昔の自分自身を見つめて、驚く事は無いナッ!と、想いを新たにしました。・・・ピアノは弾けませんですたが・・・<今も弾けません(苦笑)> 先ず、この曲を聴くだけではなく、好んで弾くと言う事の、若々しく瑞々しい感性が、眩しく懐かしく羨ましくも有ります。 感受性が鋭敏で、喜びや悲しみ、憧れや苦悩などの、人の心の揺らぎの有り様を言葉で表現するのは、幾ら文字数を費やしても言い表し切れませんが、音に込めると自分自身を見詰める事が出来たり、他の誰かにも心のアンテナ感度に因って、何かが伝わります。君が惹かれるこの曲から、私が君をイメージしている様に・・・それが、表面的なイメージか、内面の本質に触れるイメージかは、未だ解りませんが、音楽とはその曲の持つ内在するパワーに因って、他の人に色々な偶像を伴って伝わって行きます。 人は、時を経る過程で、新たな世界を見、新たな出会いが有り、新たな経験をします。その間に持たざるを得ない荷物が増えて行き、昔の感性のままでは居られなくなります。居られなくなると言っても人其々です。心の人生の過ごし方に因って様々な方向に分かれて行きます。 ある人は、感受性を保ったまま奥行きや深みを加味しながら、若い時には心に届かなかった曲にも、好みが広がるでしょうし、又、別な人は、若い時に感じた心の揺さぶりを無くしてしまう人も居ます。逆に、歳を重ねるに連れて感性が育ち、色んな人の心を受け止める事の出来る人になる場合も有ります。ですから、年代別で好き・嫌いが分かれると言うより、個人個人の人生の途中経過の有り様に因って、変化はするでしょうが、世代で好みが分けられると言う言い方には、チョッと抵抗が有ります。 とは、言いながら、先に述べた事で「時を経る過程で、新たな世界を見、新たな出会いが有り、新たな経験をし、その間にも多くの荷物を持つ様になって、昔の感性もままでは居られなくなる」の影響が、大きな色分けをした時に、年齢に因って分けられると言う言い方を許す結果になるのかも知れないとも思います。 私は、同じ様に、いや、私などとは比較出来ない位に、音楽の感性に溢れた若者に対するつもりで、この文章を書いてきました。 私自身が君の年の頃に、この曲を聴いていたら、如何だっただろうか??さかのぼれないので本当のところは解りませんが、今の私のこの歳で、過去の私を想像してみて、心のみずみずしさの中に激しさや危うさを、痛いほどに感じてしまい、何時も気にする曲でレコードを手にとっては見たものの、恐れを感じて、再生は出来ない曲であったかも知れないと思いました。 今の私は、そこまで影響されずに聴けています。この事は、シューマンに冷静な距離を置いて聴けるようになったという事かも知れません。正面から向き合えなかった私が過去にいた!今は、どうか??向き合えるようになったのではなく、シューマンに触発されて行動するパワーが無くなったお陰で鑑賞出来る曲の仲間入りをしたのかも????? 「シューマンをご家族があまり好きじゃないと言う」事の一つには、このような事が内包されてはいないだろうか?と思っています。(もし君が、私の息子だったら、その感性を伸ばして上げたいと思うと同時に、ショーマンの感性に共鳴する青春の入り口に入りつつあるわが子を心配する親心とでも言うような・・・!!)私が親ならそんな感じで、わが子を見守るのかもしれないと思いました。 テクニックの事は解りませんので、お応えは、ここまでにします。 敢えて「お答え」とはせず「お応え」と、したいと思いました。長くなって御免なさい!!