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魚卵の大きさの違いについて

卵、特に魚類は大きさ、数に大きな差がありますよね? これはどういった理由からなのでしょうか? 自分は淡水と海水、住んでいる水域の違いかと 思ったのですが、本当のところはどうなのでしょうか? ご存知の方、ご教授ください。

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  • suiran2
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回答No.1

魚類の卵には、浮遊卵と沈水付着卵の二種があります。一般的に浮遊卵を産卵する魚類の産卵数は大で、付着卵を産卵する魚類は少ない傾向があります。卵胎生魚や保育魚はさらに少なくなります。 浮遊卵は文字通り海原を漂うわけですから、孵化する前に他の魚類や動物プランクトンに食べられたり、孵化しても餌となる植物プランクトンがいるとは限りませんし、自らも小型動物プランクトンとして魚類や大型プランクトンに食べられます。ですから膨大な卵を生んで、その中の少数が生き残ればよいといった戦略です。代表的なものがマンボウでして何億という産卵数です。 かたや付着卵は産卵場所を選び、より大きな状態で稚魚を孵化させることにより、少なく生んで生き残る確率を高くしようといった戦略です。そのためにはプランクトンの多い浅海で、海草等の隠れ場も多い場所で産卵するわけです。 ご指摘のように淡水魚の産卵数は少ないものです。日本のように流れの速い河川では当然付着卵でないといけません。また、海よりは卵や稚魚の天敵も少ないですし、流れに逆らえるだけの大きさが必要です。そのため卵は一層大きく、大きな稚魚として孵化することが必要ですから産卵数は少なくなります。