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補正予算
最近 補正予算をよく耳にしますがあの制度というのは 国庫歳入、歳出をもう一度 編成するという事なのでしょうか?だとすれば補正予算に対して反対する趣旨がわからないのですが、なぜある特定の政治家は補正予算を反対しているのでしょうか?
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国の補正予算というのは、現在では政策目的達成のための歳入歳出バランスをとるためではなく、もっぱら「景気浮揚対策」を目的としています。つまり、「より多くのお金を市場に流通させる」ことを目的としています。 「不景気で歳入不足になっているのだから歳出が増える補正予算は反対」というのも当然だし(一ヶ月前の小泉さんも反対していたぐらいですからね)逆に、「お金の流れが鈍いからこそ、補正予算を組んで景気回復すべき」というのもまた正しいことだと思います。 野党も「補正予算を組むべき」と言ってますので、補正予算を組むことはほぼ間違いないでしょう。ただ、その内容が議論の集中するところで、近年の「公共事業=税金の無駄遣い」という世論を背景にして公共事業批判を行っている政党としては、公共事業予算拡大のための補正予算には反対し、福祉とか、中小企業への融資とか中心の補正予算への組み替え要求を出すのかも知れません。 いずれにしても、補正予算成立は年明けですから、補正予算の多くは来年度に繰り越されるものが大半を占めることが予測されます。当初予算を抑制するだけしといて、景気の動向を見ながら補正予算で伸ばすというやり方は、結局年度予算の総額が変わらないのであれば、結局予算を小出しにしているに過ぎず、しかも実際に使われるのが来年度になってしまうのであれば、より効果的な景気浮揚対策の実効性には少々疑問が残ります。 また、公共事業部門においては、短・中期的な事業計画にも影響が出ますので、結果論として、「当初から必要な年度予算を組めなかった」ことは国民生活の面に対して事業効果が十分発揮できないなどの問題もあります。
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補正予算とは、もともとは、当初の年度予算以外に、大きな災害や経済不況などで緊急に予算を追加する必要が起きたときに、追加される予算のことです。 この場合、財源として、ほとんどの場合は赤字国債に頼ることになり、反対する意見が多くなります。 予算については、参考urlをご覧ください。
- lyosha2002
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補正予算というのは、たいていの場合、「予算の再編成」ではなく 「新たな予算の追加」ということになります。 (特に「景気対策」等の目的を持つ場合は) 歳出のほうはどうにでもつければよいのですが、歳入のほうが問題になります。 年度の途中で急に税収が増えるとか(増税など)、国が天皇賞で大穴を当てる ことは考えにくいので、たいていの場合、「借りてくる」ことになります。 いわゆる「国債」として集めることが通常ですが。 そうなると、国の借金が増え、財政の健全性を損なう、ということになります ので、そういった観点から反対をされる方もいるかと思います。