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運慶の仏像がオークションに
よろしくお願いします。 国宝級といわれる運慶の仏像がどう言う経緯でクリスティーズのオークションに出ちゃったんでしょうか? 元はどこにあって何でこんな事になったのでしょうか?
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- riyou44
- ベストアンサー率54% (13/24)
元々、足利義兼という鎌倉時代の人物が運慶に作らせたものです。 人物についてはウィキがよくわかります。 足利氏は大日如来を本尊とし、義兼は晩年法界寺(通称樺崎寺)を建立しました。 足利氏館である鑁阿寺の仁王像も運慶作です。 今は指定史跡になっていますが、八幡宮が残されています。 八幡宮本殿下に義兼の墓があります。 廃寺のごたごたで紛失した本尊が流れていったと思います。 落札者は三越ですが、代理落札であって、真如苑という宗教団体のものになりました。 足利市が取り戻そうという署名活動空しく、信者集めの道具になりそうです。
- k99
- ベストアンサー率47% (491/1025)
>でも元の持ち主はなんでこの仏像を持っていたのでしょう? 報道の受け売りですが、古物趣味があり、何処かでこれを見つけて「サラリーマンが変えるような金額」で購入。運慶佛を見て「似ている」と思い鑑定に出したとのことでした。普通の勤め人らしいですね。古物はこういう事があるから恐ろしい。
- anaguma99
- ベストアンサー率59% (1620/2727)
もともと足利市の樺崎寺(現在は廃寺)にあったものと思われるものです。 明治時代初期には神仏分離・廃仏毀釈によって 仏像が売り払われたり散逸したりする例が多くありました。 海外流出したものも多数あります。 今は仏像は文化財として認識されていますが、 当時は天皇中心の近代的な国家にする政府の方針もあって そうでない風潮があったということです。 樺崎寺もそうやって廃寺になって文化財が散逸しました。 今回の仏像は、そういったものが回りまわって どこかの古物商に行き着いてそれを個人が購入したものです。 足利市の光得寺が所有する大日如来像(今回のものより一回り小さい。 これも樺崎寺由来)が運慶作と推定される仏像としてありますが、 これとの類似に気づいて所有者が東京国立博物館に持ち込みました。 以後、鑑定・調査によって運慶作と推定されたということです。 その発表が4年前で比較的最近のことですから、 未だ重要文化財・国宝などの指定はされていません。 所有者は鑑定も兼ねて東京国立博物館に寄託(預ける)していましたが、 今後個人での所有・管理は困難であるとして同博物館に買取を要請しました。 しかし、金額が折り合わずオークションに出品したものです。 (おそらくは今回の金額の数分の一での交渉で決裂したんでしょうけど……) なお、光得寺像も東京国立博物館に寄託されているので、 東京にお住まいであれば、見ることが可能です。 (ただし、展示されていない場合もあります)
- poolplayer
- ベストアンサー率28% (124/440)
読み齧りの情報ですが。 運慶が足利市の寺に設置 その寺が廃寺となった 廃寺から仏像を手に入れた古物業者が個人に売却 個人が・・ 廃寺ってところがポイントのようですね。廃寺から仏像を手に入れた古物商の行為も法律的な観点からは面白い。 が、一番面白いのは古物商から買い取った今回の売主か。
- zorro
- ベストアンサー率25% (12261/49027)
お礼
ありがとうございます でも元の持ち主はなんでこの仏像を持っていたのでしょう? 何で手放しちゃったのでしょう?(お金に困ってか管理が面倒なのか) そもそも元の持ち主とは誰なんでしょう?(だぶん正体不明かな)