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秘すれば花、の意味を教えて下さい。

秘すれば花とは、どういう意味ですか? また、どのような場合に使いますか?

みんなの回答

回答No.6

 皆さんのご回答を拝読しました。  正統的本来の意図としては、観世阿弥は舞台に出る際(前)の心得などに敷衍しているようですね。  舞台人としては、そして私達も何かを踏み出すときに当然、その効果を考えるのではないでしょうか。  時、方角、状況、天地の理。これが八卦、陰陽その他の昔の叡智や占いでしょう。まぁ後世、素人が手を染めて、今は半ば迷信になってしまいましたが。  出る前、出るにあたって、自己を収め、心身を整え、気を向けて、息を矯め、さっと眼前に出現・披露する。これは大事な心得でしょうね。  漫然と出て行く人もいなかろうが、どう出て行くかは舞台人や人生では重要な教えですね。

tomu24
質問者

お礼

同じ質問で頂く回答は、私にとって個々に光るものがあり、 顔貌が違うように、センテンスは異なりますが納得の行く素晴らしい回答です。ありがとうございました。 舞台演出のように心を打たれる回答も思いがけない出会いです。思い返しては、心の糧にしていきます。

回答No.5

 “初心・・・”とともにいいですね。  ご回答のように、新鮮に対面でき、驚きと感激はこういうところにあるのでしょうね。  もう二十数年前の、四十数年いた現役最後の数年、先輩のことばが想起されます。  『○○さん、貴方みたいに微に入り、細に亘って事の理を説明されるのもいいけれどね、考えさせる時間と、余裕、幅、そういうものも残しておくものだよ。余韻が響いてもらえるようにも工夫した方がいいよ。全部いっちゃあ、おしまいだよ。』  私にはとても目指せない、ご忠告でした。  すみません、余談でした。

tomu24
質問者

お礼

ご回答いただきましてありがとうございました。 秘すれば花、の言葉で課題が出まして、 急ぎだったため、質問を出した次第です。 もっと勉強しなくてはと思います。

回答No.4

世阿弥の言っている「秘すれば花」は、本来、単純な意味であったように思います。 その日の能の、演し物や役者、衣装や演出など、興業に関する情報は、できるだけ客には伏せておいて、舞台で初めて分かるようにする。 そうすると、観客が盛り上がって、舞台に一層感動してくれる、というようなことです。 興業の方法論ですね。 「花」とは、世阿弥の独自のタームで、珍しさとか美しさとか舞台で目を引く面白さとかを総合的に指す語です。 これを拡大解釈して、何でも秘密めかしておくとありがたみが増す、というような意味合いに用いられるようになったものかと思います。

tomu24
質問者

お礼

ご説明いただきましてありがとうございました。 1つ1つ丁寧に説明いただいたので、よく理解ができました。 感謝いたします。

  • sicco
  • ベストアンサー率27% (134/486)
回答No.3

これは僕の勝手な解釈ですが、思いがけないところに咲く花の方がありがたく感じられる、そういうことなのかなと。 たとえば、手品師が帽子を取り出した時、観客は「ハトが出るのかな」と期待する。 それでハトを出したんじゃ、つまらない。 そういう時は、噴水ぐらい出さないと、びっくりしないよと。 観客の予想を常に裏切り続けなければ、舞台で花は咲かないよと。 簡単に言えば、そんな話かと思います。

tomu24
質問者

お礼

ご説明いただきましてありがとうございました。 初めの一文には深く心が打たれました。 ハトの説明も分かり易く、 とてもためになりました。

  • suz83238
  • ベストアンサー率30% (197/656)
回答No.2

「秘すれば花」 これは 「秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず」 世阿弥の言葉ですね。 これは、秘めるからこそ花になる。秘めねば花の価値は失せてしまう、という意味です。多くを語らない方が想像力をふくらましたりでき、全部見せてしまえばそれで終わりということでしょう。

tomu24
質問者

お礼

ご説明いただきましてありがとうございました。 とてもためになりまして、 質問を出してよかったと思いました。

  • jo-zen
  • ベストアンサー率42% (848/1995)
回答No.1

以下のURLが参考になると思いますよ。 http://plaza.harmonix.ne.jp/~k-miwa/bonnou/zeami.html

tomu24
質問者

お礼

回答いただきましてありがとうございました。 とても参考になりました。