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サブプライムローンの証券化について
サブプライムローンを証券化(債権化?)して、金融商品として再構築する・・・とのくだりです。 概念的には把握できるのですが、ローンの債権化とは具体的にどういうものなのでしょうか? 1)サブプライムローンを組む 2)踏み倒しリスクを軽減するため、保険をかける 3)保険を受けた方は、○円を銀行からもらう 4)借金完済なら丸儲け、踏み倒されたら借金肩代わり 5)これだけだとリスクが高いので、リスクの低いものと組み合わせてバランス調整し「○○アセット△△分散A」などとして売る 6)住宅価格の上昇が、サブプライムローンの返済率を下支えして、「○○アセット△△分散A」は高利回りを実現 7)この商品をこぞって買って大損 今のイメージはこんな感じです(^^; (質問) イ)上記ストーリの添削をお願いします ロ)これならサブプライムローンを組んだ銀行はリスクゼロでは? ハ)「○○アセット△△分散A」の中のサブプライム関連の値崩れだけなら、資産○○%減程度では? ニ)そういう人は、その前に「○○アセット△△分散A」で丸儲けしてるんだから、相殺すればそんなに痛くないのでは? ホ)「サブプライムローンが踏み倒された金額の総和」-「住宅の売却価格」=実質損金なのでは? ヘ)アメリカ人で「信用力の低い人が借りた借金焦げ付き」を、世界中に分散して肩代わりするのだから、そこまで痛いものなのか? 実態が厳しいのは分かりますが、どうも釈然としないものがあります・・・ アドバイスお願いします
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話を思い切り簡略化します。 年利8%で1000万円20年払いのサブプライムローンがあったとします。これは完済されると約2000万円になります。 ローン会社は、これを例えば1200万円で証券会社に売ります。ローン会社は儲けが減りますが回収不能になるリスクから開放されます。 証券会社は他の優良なローンを買いとった債権と組み合わせて1億2000万円分の証券として売り出します。証券の分配金は、ローンの支払いからまかなわれますが、優良なローンは利回りが低いので、分配金の割合は、サブプライムローンに依存する割合が高くなります。 ところがローン会社から買い取った債権が焦げ付いて回収できなくなると、分配金の支払いが行われなくなり、証券の評価額が下がってしまいます。例えば評価額が半分になると、元は1000万円のサブプライムローンの焦げ付きが6000万円の評価損になってしまうわけです。 このように、サブプライムローンが分散して拡散することによって影響が大きくなってしまうわけです。
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昨年度8月頃までは アメリカの個人向け住宅ファンドは年利2割以上と言う事で 飛ぶように売れていました。 秘密の儲け話なのだそうです。 この2割が土地と住宅の上昇率を加味した物です。 これを企業が大量に購入したのですね。 住宅ローンを立て、 無理買いしても住宅を売ればリスクが全く無い計算になります。 なので殆どリスクヘッジはしていなかったと思います。 ファンドは売る事に専念していたと思われます。 逆に土地と住宅の価値は下がり、年利で損をします。 更に、 住宅所有者の支払いが破綻すれば住宅は売りになりますが、 買いが入らない状況です。 この住宅ファンド(債権とファンド会社)は確実に破綻しますね。 結局、 日本の金融会社がかつて行った、 軽井沢の土地を担保に50億円融資したが実質の担保価値は20億にも満たない。 更に土地は値下がりを始め、軽井沢の一等地が投げ売りされ始め、 暴落を始めた。 また、 買い手が付かない二等地であり 仮に売れたとしても6~7億で売却を余儀なくされ、実質5億 (1割)の回収しか望めない。 残る道は、企業に不良債権化させないよう更に融資を続け、 企業の復活にかけるしか無かった。 こう言う道を進み、信じられない額面の不良債権を生みました。 こう言うケースに似ています。 また、住宅ローンの商品化に踏み切った訳です。 日本の場合の保険は「生命保険」ですね。^^ 商品価値と信用度、将来性の問題です。
お礼
丁寧な解説ありがとうございました どうも私には「住宅は売りになっても、買いが入らない」のくだりの感覚が抜けていました←というより甘く見てた(^^; 感謝いたします
- 2914-0168
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http://www.nhk.or.jp/kdns/hatena/07/1006.html 上記、こども向けですが非常にわかりやすく簡潔にまとめられています。 ご確認ください。
お礼
とれも分かりやすいです。 ただ、いまだ抜け出せません(^^;そこは補足で書いておきます ありがとうございました!
補足
参考のHPでは、サブプライムローンを利用した人は600万人、150兆円 1)半分焦げ付いたとして75兆円 2)担保で半分取り返したとして37.5兆円の損 3)150兆円を貸して、サブプライムローンの利息なら、37.5兆円くらいは今までに儲かっているんかないかと・・・もともと焦げ付き承知での高利貸しだし、元はとれてるならいいじゃないかと・・・ あと、「貸したお金を返してもらえるという権利(けんり)、貸したという証明書(しょうめいしょ)のようなもの」のくだりがイマイチ理解できてないようです(TT) たぶん全然勘違いしてると思うのですが、抜け出せません(とほほ)
お礼
とても分かりやすい解説ありがとうございました 今、サブプライム関連の本を読んでいるのですが、焦げ付きが増殖するくだりが省略されて、現象のみ報告されているので違和感を感じておりました。 優良なローンまで巻き添えを食っているのですね。。。 これで気持ちよく本が読めます(^^)