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新銀行東京が倒産すると都が1000億円を負担?
「新銀行東京ペイオフで連鎖倒産」 http://sankei.jp.msn.com/politics/local/080311/lcl0803112039004-n1.htm 上記記事によると、 「新銀行が事業清算(自主廃業)することも考えられるが、払い戻しが殺到した場合、都が約1000億円を用意する必要がある。」 とありますが、どうしてでしょうか? 銀行は都が運営しているわけではないでしょう。 道義的なことをいっているのでしょうか。 また「自主精算」と「破綻してペイオフ」とどう違うのでしょうか? よろしくお願いします。
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検索したら、こんなのがありました。 http://www.ddart.co.jp/payoff.html#1-1 証券会社の場合と違い、銀行には金の貸し先があって、銀行から金を借りている人たちは、ある日突然、銀行が破たんして精算するから、貸した金を全額返してくれ、といわれても、困ってしまいます。 困った人が大量発生すると、日本の経済が、大混乱に陥ります。 それで、銀行が営業をやめる場合は、財務省のキモ入りで、どこか景気のいい銀行に、「持参金」をつけて、「営業権」や債権債務を引き受けてもらうのが普通です。 (もちろん理屈の上では、精算もあり得ます。) 都が「事業精算」などと言い出したのは、引き受けてもらう銀行の「アテ」さえなかったからだと思います。 都が勝手に始めたことなので、財務省もソッポを向いてしまっているのでしょう。 最初から、いかにずさんな計画だったか、ということがよくわかります。 それでも、精算となれば日本経済が混乱しますから、最後は財務省が出てくると思います。 現時点では、都が、正確な数字を出していないので想像ですが、1000億円というのは、今までに投下して、精算すればパアになってしまう金額と、精算時に不足金として都が埋め合わせなければいけない金額の合計の概算額ではないでしょうか。 それで、「当たらずといえども遠からず」だと思います。
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- yakyutuku
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普通に倒産させれば、1千万までの預金は預金保険機構が弁済、それ以上は預金者が損をする形になります(これが破綻してペイオフ)。ただ、都が作った銀行の倒産で預金の踏み倒しをするわけにはいかない、だから(銀行を解消して)都が預金の払い戻しを肩代わりするのとしたら1千億必要なんだ(こっちが清算)、そういった主張です。ちなみにこれまで無駄にした金とは別に新たに1千億必要という主張です。 今400億あれば、銀行を3年間もたして、破たん処理を次の知事に先送りできるという目算があるのだと思います。勿論破綻額ももっと肥大化するでしょうけど。
- turukame2005
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ANo.1です。 ANo.2の方が、私が書きたかったことに、ちょっと触れられたので、補足説明します。 都議会議員の人たちは、ごく一部の例外を除いて、金融のことなど知りませんから、こうした問題が起こると、ツテを頼って、銀行関係者の意見を求めることになります。 ところが銀行家というのは、自分たちの仕事にたいへんなプライドを持っていますから、言うことは決まってしまいます。 「金融業は、そんなに甘いものではありません。 今、1000億の損金で済むのなら、今すぐ精算すべきでしょう。 400億投入しても、精算するのに、半年後には2000億、1年後には5000億、2年後には1兆円の損金が必要になるでしょう。 それが金融業というものです。」 おそらく10人に聞けば10人、100人に聞けば100人がそう答えるでしょう。 多少違うとすれば、損金が1兆円に達するのが、2年後か3年後かの違いくらいのものです。 都議会議員は、腰を抜かすことになります。 石原氏はもともとモノ書きですし、都議会議員や都の職員も大半は「経営」のことなど知りませんから、事態は深刻です。
- wwttoo
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>都が約1000億円を用意する必要がある。」 とありますが、どうしてでしょうか? 都が約85%の株式を保有していますので 実質的には「都営銀行」です。 >「自主精算」と「破綻してペイオフ」とどう違うのでしょうか? おおよその説明は記事の通りですが、大きな違いとしては 破綻すれば「1000万円以上を預金している法人・個人」が損害を受け 自主精算すれば、そういった損害を「都民」がかぶるということになると思います。 また存続(先送り)させた場合の将来的な損害額は それ以上に膨らみ続けると見られているようです。 (詳しい額は分かりませんが)