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webサイト運営の著作権問題について
- 他のサイト内で削除されたwebページを保存して無償で不特定多数のユーザーに閲覧可能にすることに法的な問題はあるか?
- 会員数が増えるにつれてサーバの容量も増加するため、無償を有償に変更することは可能か?
- 著作権に関する問題を解決するためにwebページの保存と閲覧を提供する方法について構築中
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通常のPCにおいて、インターネット上のWebページを閲覧すると、『キャッシュ機能』により、サーバ上の情報をコピー(複製)・保存してしまうことになります。 本来、複製は、保護・禁止されるべきものなのですが、個人的な使用に限りそのコピー(複製物)の利用(再表示)が認められます(著作権法30条)。これに従えば、PCの周りでワイワイと不特定、複数名でWebページを閲覧すると、著作権法違反に該当するということになります。 個人ではその複製が認められ、著作権法で許される範囲内での複製物の利用は認められていますが、ご質問のように、複製を本来のサーバではないサーバに保存し、それを送信可能の状態に置くことは、著作権法のいう「公衆送信権」や「送信可能化権」(23条)を侵害することになり、49条の「目的外使用」に該当する可能性があります。 個人の範囲は、「その家族、1名程度の友人」というのが一般的のようです。 リンクは、配信元が著作権者の管理するサーバなので、各クライアントPCに保存される複製物は、同一性を害しない、個人使用目的のものなので問題はありませんが、別サーバへ保存するには、『許可』が必要ではないでしょうか。 著作権法 http://law.e-gov.go.jp/cgi-bin/idxselect.cgi?IDX_OPT=4&H_NAME=&H_NAME_YOMI=%82%a0&H_NO_GENGO=H&H_NO_YEAR=&H_NO_TYPE=2&H_NO_NO=&H_FILE_NAME=S45HO048&H_RYAKU=1&H_CTG=27&H_YOMI_GUN=1&H_CTG_GUN=1 法令データ提供システム http://law.e-gov.go.jp
お礼
丁寧な回答ありがとうございました!回答の通り個人使用目的ではないので現状のまま活動します。あと著作権法と法令データ提供システムも参考になりました!