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学歴
一流企業において、学歴はどれくらい重視されますか? 大学名だけで撥ねられることもあるのでしょうか?
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「一流企業」の定義にもよりますが、NTTや商社・金融のトップ企業には、大学ごとの採用枠が残っているような気がします。メーカーについては、研究職の理科系工学部学生については、採用枠があるようです。 ただ、現代は昔とは違うので、あまり学歴にこだわっても仕方ありません。そもそも「一流企業」などというのが過去の概念です。株式交換による企業の合併買収が解禁された今、「一流企業」などという一生安泰の職場はありません。産業構造は日々、ダイナミックに変化しています。例えば、繊維産業はかつては一流業界だったのですが、今や中国製におされ気味で、カネボウのように、もともとは繊維会社だったことすら、ほとんど忘れられているケースもあります。 ましてや、今後は企業が外資系に買収されるケースや、外資に対抗するため日本企業どうしが合併するケースも増えるでしょう。日本企業は規模ではどうやっても中国企業に勝てず、中国企業が日本企業の技術力を欲しがって買収をしかけることも間違いなく増えます。 そして、合併・買収というのは、必ずリストラを伴うものです。重要なのは、今、一流とされている企業に入ることではありません。どの企業に入っても、日々、自己研鑽を積み、いつでもその気になれば転職できるだけのスキルや人脈を身につけておくことです。 マイクロソフトがスタートした時、ビルゲイツは秘書に払う現金がなかったので、仕方なく、代わりにマイクロソフトの株を与えました。現在、マイクロソフトは大成功企業であり、秘書は株を売り抜け、悠々自適の生活をしています。吉野家は、一度は100億円の借金を抱えて破産し、会社更生法を使った会社ですが、そんなことを覚えている人は少ないでしょう。誰も成功するわけがないと思っていた初期のセブンイレブン日本法人の株を買った人は、現代に至るまで長期保有を続けていれば、すさまじい額の含み益を持っています。セブン銀行も同じで、設立当初は金融のプロは「決済専門銀行など成功するわけがない。銀行の主な収入源は、融資による利息収入だ」と思っていました。セブン銀行は完全な成功事例で、横から口をはさむうるさい金融のプロに対し、「融資をしなければ、お前らみたいに不良債権を抱え込むリスクも無いだろ」と開き直っていました。 失敗事例もたくさんあります。「経団連電話会社」と揶揄され多数の大手企業からの出向者で立ち上げたPHSのアステルは、実は「着メロ」を登録商標にしています。彼らがもし、電話機への音楽ダウンロードというビジネスモデル自体を特許取得しておけば、間違いなく、現在、一番儲かっている移動体電話会社になっていたことでしょう。ダイエーはほとんど、国のお荷物と化しており、イオンが救済に名乗りを上げていますが、現在まで生き残っている時点で、すでに奇跡的です。山一證券は現に破綻しましたが、かつてはまさに一流企業だと思われていました。 問題は一流企業に入ることではありません。何のために働くのか、働く喜びは得られるのか、自分自身のスキルアップにつながっているのかが重要なのです。なお、伝統的な一流企業には大きな弱点があります。少ない若者で多数の年配者を支えているという企業福祉制度がネックになって、若年者の給料は控除額が高く、手取り金額が少ないという傾向もあるのです。
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- kantansi
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表向き、所謂「指定校制度」と言うのはなくなっており、面接官への資料にも卒業校を記載しない企業が大半になっていますが、実際は指定校制度は厳然として存在しています。 もちろん学歴に関係なく、企業で力を発揮する人はいますが、それが実際分かるのは入社して何年もたってからです。 簡単な面接や、試験だけでは本当にその人の能力を見抜けるはずもなく、企業としては出来るだけリスクが少ないよう、一定の学力だけでも保証されている有名校出身を採用したいと言うのが本音です。
お礼
なるほど~ありがとうございました!
お礼
いろいろと参考になるお話どうもありがとうございました!