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なぜ一夫多妻でなければならないのでしょうか?
人間ってのは古くから一夫多妻で生きてきていました。 それなのにごく近代の日本を含む先進国では「一夫一妻こそ好ましい」という価値観が流布しています。 今のわれわれの価値観は自然に反した非合理的な価値観だと言えます。 こういった非合理的な価値観を持っているからこそ 「浮気したいのに我慢しなければいけない」 「彼が浮気して悲しい」 などということで苦しむのです。 合理的な価値観を持っていればこういったことで悩むことはないはずです。 ある仮説として 文明の進歩によって狩猟などで男が死ぬ(男の絶対数が減少する)ことが無くなったから、バランスをとるためにこういった価値観(つまり一夫一妻)が広まった という説があります。 なるほど、あぶれる男を少なくするために一夫一妻が広まったと考えれば納得がゆく。いや、でも、まてよ。 これは一夫多妻を否定する根拠にこそなれ、一夫一妻を支持する根拠にはなりえないのではないか。 なぜ多夫多妻ではだめなのかという疑問が残ります。 なぜ一夫一妻なのか? その理由がわかる人がいれば、教えてください。
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コメディでも見る気持ちで、気軽に読んで下さい。長文です。 中途半端な雑学に、大幅な脚色を加えて書きました。自信は全く無いです。 BGMは「ピクミンのテーマ」です(笑) >人間ってのは古くから一夫多妻で生きてきていました。 …ここ分りませんでした。 原始時代辺りだと、「夫婦」という概念は存在せず、 「共同体」と考えたと思うのですが…違ったかな…。 (ここ特に自信なしです) >それなのにごく近代の日本を含む先進国では「一夫一妻こそ好ましい」という価値観が流布しています。 >今のわれわれの価値観は自然に反した非合理的な価値観だと言えます。こういった非合理的な価値観を持っているからこそ >「浮気したいのに我慢しなければいけない」「彼が浮気して悲しい」などということで苦しむのです。 >合理的な価値観を持っていればこういったことで悩むことはないはずです。 浮気は、特定のパートナーがいれば、結婚に関係なく 起る問題だと思いますが(汗) >あぶれる男を少なくするために一夫一妻が広まったと考えれば納得がゆく。いや、でも、まてよ。 >これは一夫多妻を否定する根拠にこそなれ、一夫一妻を支持する根拠にはなりえないのではないか。 あぶれそうな予感がする男性は、一夫一妻を支持するべきでしょうか(汗) (…切なくなってきました、すみません) >なぜ一夫一妻なのか? その理由がわかる人がいれば、教えてください。 既に言い尽くされていますが、(特にNo.8さんの回答など)、 まずは、人間以外の生き物のお話を書きます。 生き物が子孫を増やす形態を、大雑把に3つに分けてみましょう。 A 受精して産卵して、そのまま B 受精、産卵して、メスが子育て C 受精、産卵(出産)して、オスとメスで子育て このうちAとBには、「夫婦」という関係がありませんね。 「夫婦」はCの関係で出てきます。 生き物の世界において、パートナーはどのように決められるでしょうか? 思い出してみましょう……。 生き物がパートナーを決める際、戦っているのは……たいがい、オスです。 そして戦いの勝者となったオスは、改めてメスに求婚します。 そこでまた、ふるいにかけられます。 つまり、メスが「NO」といったら、終わりです。 #…むかしテレビで、カエルの求婚風景を見たことがあります。 #若いオスが、大きなメスの背中に、乗ろうとしました。 #大きなメスは、……気に入らなかったのでしょう、 #若いオスを後ろ足でひと蹴り。 #オスは数十センチ、はね飛ばされました…。 #(彼の体格を人間になぞらえたら、数メートルでしょう) #生き物の世界は厳しい…。 晴れてパートナーとなったオスとメスは、子育てを始めます。 子育ての主な仕事は、ヒナにエサを与えることと、外敵からの守りです。 オスが、一夫多妻を形成している場合、 妻の数だけ、エサ取りと守りの仕事があります。 もしも上手くいかなければ、メスはそのオスを見限り、 次の産卵期には、別のパートナーを選ぶでしょう…。 そうなっては自分の子孫を増やせません。オスは頑張ります。 彼は、選び抜かれた精鋭です。へこたれません。 これでへこたれるようでは、ハレムの王には選ばれません。 そうなのです…「選ばれない」のです。 ハレムの真実は、 「オスが、複数のメスを所有する」では無いのです。 「メスが、優秀なオスを共有する」です…。 彼を囲むメス達は、仲間が増えても「悲しい」とはあまり思わないでしょう。 元々「皆で共有するもの」なのですから。 「扶養家族が増えて大変ね、でもエサは今迄通りよろしく。」なんて 思っているかもしれません…。 (こんな話、人間界でも聞いたような気が…) そんな頑張るオスを見ながら、メスは思います。 「このオスの養育能力を、占有できないものか」と。 1匹のオスが捕ってくるエサを等分するより、 一人占めした方が良いのは、目にみえています。 また、オスも思います。 「数より質で養育する方が、良いのでは?」と。 外敵からの守る時、ヒナの数が少なければ、集中して守ることが出来ます。 ヒナ1匹あたりに与えるエサの量も、今より増やせます。 そして…。どちらともなく、言い出します。 「一夫一妻で生活しませんか?」 こうして、一夫一妻の生活が始まりました。 一夫一妻生活は、扶養の効率が良い! これが一夫多妻と一夫一妻を比較した時のメリットの1つです。 ヒナを育てることを考えたら、一夫一妻、合理的でしょう? 人間以外の生き物のお話はここまで。 次に人間の話をします。 toku2Kさんが「制度」と呼んでいるのは、「法律婚」のことですね。 法律というのは、その国(地域)の慣習を踏まえていることがほとんどです。 欧米諸国は、キリスト教国がほとんどで、 それらの国では「一夫一妻で、一生を沿い遂げる」が基本です。 (詳しくはキリスト教の主に伺って下さい) 日本の場合、中世の頃「イエ(家)」という考え方がありました。 イエの嫡子に別のイエの者が嫁入りし、イエ同士が友好を結ぶのです。 ここで重婚を良しとすると、多分、家同士の揉め事が、起りやすいかと…。 さらに浮気は危険。よそで嫡子ができたりしたら、また揉めますから…。 (きちんと調べていませんが、当時、不貞は重い罪とされていた筈です) こんな状態でしたので、欧米から輸入された(モデルにした) 「一夫一妻に基づいた法律婚制度」は、すんなり導入されました。 つまり、法律が出来る前から、日本には一夫一妻の空気があったわけです。 ですので、法律に洗脳されたという考え方は、多分難しいかと思います。 なお先進諸国の中で、いま最も法律婚しているカップルが多いのは、日本です。 最後に。 人間の場合、養育がなくなっても、生殖が成立しなくとも、 「夫婦が成立している」のを、ぜひ忘れないで下さい。 子どもが巣立ち、体が歳をとっても、夫婦で居られること…。 そこに何があるのか。 …こんな所でいかがでしょうか? お役に立てましたら幸いです。 追伸 >ごはんを食べたい、目の前にごはんがある、でも我慢する。これは理性的ではありませんよね。 止めませんが、心配になりませんか? …毒が盛られているかも、とか(汗)
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>なぜ一夫一妻でなければならないのでしょうか? 私も思うに、一夫一妻でなければならない理由はないですね。 >【多夫多妻】が否定しきれないんですよね。 結婚制度というのは、社會の側からすれば、 ・近親婚を防ぐために、子がどの男性の子であるのかはっきりさせる ・責任を持って子育てをさせるために、子がどの男性の子なのかはっきりさせる というのが中心的な意味だと思います。(多夫の否定) 別に、結婚制度があったからと言って、ある一人の子が本當にどの男性の子なのかはわからないのですが、 社會の側からすれば、「母親の夫である人が父親なんだろう」と考えることができます。 本來は、一夫多妻じゃいけないということはないんじゃないですかね。 父親が誰か調べることさえできれば、結婚制度に大した意味はないのではないように思われます。 從って、そのうちこの制度は崩潰するような氣がするのですが…
お礼
結婚制度に大した意味が無いというのも斬新な意見ですね。 回答ありがとうございました。
- korie
- ベストアンサー率21% (28/129)
記憶があいまいなので違っていたらごめんなさい。 以前誰かに聞いたことがあるのですが。 女性はよりよい子孫を残すためにレベルの高い異性を望む→量より質 男性はより多くの子孫を残すために多くの異性を求める→質より量 (ちょっと下世話な言い回しですみません) みたいな事を聞いた憶えがあります。私的に妙に納得してしまった言葉でした。 これを無理やり理論づけますと・・・レベルの低い(レベルとはその時代によって違うと思います、お金だったり名声だったり知能だったりという意味で、特に他意はありません)男性が残ってしまうからではないでしょうか?・・ちょっと無理やりこじつけすぎですかね?(笑) あくまでも私の勝手なこじつけの考えですので、女(量より質)男(質より量)を思うと一夫多妻制が自然な気もしますけどね。
お礼
量より質、量より質の意見は僕もよく言ってたりします。 このサイトでも何度かそういう回答をしたことがあります。 確かにそう考えると一夫多妻が自然だと思いますよね。 しかし、まぁ、いろいろな説があるので、一夫多妻が自然だと言い切ることもできなさそうです。 回答ありがとうございました。
- nubou
- ベストアンサー率22% (116/506)
妊娠、出産、子育て、中性化によって女性の性は実質的に短く 男性の性欲は一定していますから深作のように70過ぎても現役の人は少なくなく 男女で性のバランスが取れないのです だから一夫多妻性は合理的なシステムとして古代から定着しました しかし神によって戦争、病気、重労働で男が実質的に死亡率が高いように設計されていたのですが 医学の進歩と労働の軽減と平和によって神のシステムは崩壊してしまったのです 男女の比が1:1である以上一夫一婦制でないとバランスが取れませんね この結果多くの女性とセックスするように設計されている男性の苦難な時代が始まったのです 女一人では男一人を十分満足させることができないように神が設計している以上何らかの方法でバランスを取らなければなりません 日本もこのような現実を踏まえて自然の摂理にかなうように売春防止法を廃止して公娼制度を復活すべきです
- nrb
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本来、自然界では一夫多妻制ですね これは、より強い子孫を残すための競争の結果です 昔は一夫多妻せいでしたね なぜかっていえは、法律で制限されているとしか答えようが無い 日本以外の国では一夫多妻制を認めている国家もあります
お礼
明快な回答ありがとうございます。
- nubou
- ベストアンサー率22% (116/506)
妊娠、出産、子育て、中性化によって女性の性は実質的に短く 男性の性欲は一定していますから深作のように70過ぎても現役の人は少なくなく 男女で性のバランスが取れないのです だから一夫一婦性は合理的なシステムとして古代から定着しました しかし神によって戦争、病気、重労働で男が実質的に死亡率が高いように設計されていたのですが 医学の進歩と労働の軽減と平和によって神のシステムは崩壊してしまったのです 男女の比が1:1である以上一夫一婦制でないとバランスが取れませんね この結果多くの女性とセックスするように設計されている男性の苦難な時代が始まったのです 女一人では男一人を十分満足させることができないように神が設計している以上何らかの方法でバランスを取らなければなりません 日本もこのような現実を踏まえて自然の摂理にかなうように売春防止法を廃止して公娼制度を復活すべきです
お礼
ご意見ありがとうございます。 公娼制度復活については概ね僕も賛成です。バランスをとるためには必要でしょうね。まぁ、いろいろな問題を抱えてるのも事実ですが。
- bumin
- ベストアンサー率31% (219/686)
一夫一婦制の基本となっているのは、キリスト教の”汝姦淫するなかれ”ではないかと思います かつて人間は社会というものを持つようになってから、多夫多妻制度というものをあみ出してきたようです それは、”子”が社会にとって非常に大切であったため、その子を守るために発達してきたもののようです といいますのは、仮に母親乃至父親が死亡した場合、一夫一婦制であるとその子供は、保護者を失います しかし多夫多妻制度の中で、子供をその社会全体の被保護者という立場に置いておけば、誰かが乳を与え、誰かが生きて行くための知恵を授けてくれます 誰かが…ではなく誰もがと言ったほうが良いかもしれません これは人間が今よりもずっと生き残り辛い時代の生活の知恵でした しかし、生き残る事自体困難な時代を過ぎて、人生にゆとりが出てくると多夫多妻制度は崩壊します 何故ならば、やはり自分の産んだ子供は他の子供よりも特別に気になるからです そこで、一妻多夫という形態が発達しました 同じ母親から産まれた子供は兄弟という考え方です 社会形態としては以前の多夫多妻時代と同じで、子供はムラの宝という発想ですが、誰(が産んだ)の子という認識を持つゆとりが出来た訳です (但しこの多夫は、他の一妻とも繁殖行為はしていますから、”多”というのは、単に”不特定多数”というような意味合いです) さて、時代が進み、大人の平均寿命が延びてくるとかつてのように「自分が死んだらこの子は…」という心配が少なくなり、反対により強い子をより多く育てる事に心を砕くようになります そのために産まれたのが一夫多妻制度です (この”多妻”は他の一夫との交渉を持たない独占的な女性のことです) より強力な雄性が多くの雌性を独占して、力のある子孫をグループに遺す事が、そのグループの発展につながるという考え方です 猿類が今この段階ですね 種の発展を考えるとこの制度が一番効果的なのですが、先に書きましたように、生活が豊かになって社会が発達し、何かの規制をもって人々を抑える必要が生じた時、”汝姦淫するなかれ”というものが出て来ます 一夫多妻はグループの中に常に闘争を内包した形態です 支配者は常にグループの中での権勢の安定を望むため、あえて種の希求を無視して一夫一婦制を導入します そのキャッチフレーズが”姦淫するなかれ”です 長々と書き連ねてしまいましたが、以上を一言でいえば、 >なぜ一夫一妻なのか? に対する答えは、(社会が豊かである場合)それが一番統治しやすいから という事になると思います 以上、全て私の仮説です これ以外の説も多々ありますが、私はこのように理解しています
お礼
非常に理路整然としていてすばらしい回答ですね。 「なぜ一夫一妻なのか?」の回答としては(仮説とはいえ)実に納得のゆく回答です。 ありがとうございました。
- yuki314
- ベストアンサー率10% (74/737)
自分の勝手な意見です。 昔の貧しい時代なら、一夫多妻の方が女性も助かっていたのではないでしょうか? ただ近代社会では貧富の差があまりない分、例えば団地に住んでいて一夫多妻だったら大変でしょうね~?笑 そういう時代の流れなんじゃないでしょうか? たいした稼ぎもないのに一夫多妻されたら女性も迷惑な話だし。 (いっぱいいそう・・・) お金ある人は愛人をかこってるワケだから、裏一夫多妻なわけですよね。 もし今現在日本で一夫多妻だったら、自分のお母さんや兄弟がいっぱいいるワケですよね!? ひょえ~。 で、自分自身は例えば平安時代だったら一夫多妻の(もちろん大金持ちの)妻になりたいですね。 どう自分をアピールして寝床にきてもらえるか!を考えて。 楽しそうだな~~~。
お礼
経済的な理由もありそうですね。 結婚ってのは愛や繁殖だけが動機じゃありませんからね~ 回答ありがとうございました。
- 268
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こんにちは。 > なぜ多夫多妻ではだめなのかという疑問が残ります。 ・・・一夫多妻と一夫一妻制については、皆様が参考になるすばらしい回答をされているので、出る幕がないのですが、この疑問には凄く興味があります。 私もこのことについて考えていたことがあって、 個人的結論は 「知らずに近親関係が複雑になる可能性が高い(増える) =遺伝的に問題を抱えた人間が増える =人類存亡の危機に関わる事態が起こる(飛躍しすぎ!?)」 と、要約すると、こんな風に勝手に解釈しました。当然、世界的に長いながーいスパンでのことのなりますが、単純すぎますか、私の頭・・・? 愛し合った二人が、実は父親が一緒だった。事前にわかればまだいいけど、もし、知らずに子供が生まれてしまったら・・・。 こういう事態を多夫多妻制導入で、完全に防ぐことはできるのでしょうか!?はは、考え出したら、面白くなってきました。 ・・・参考にならなくて、ごめんなさいね・・・。
お礼
ふむふむ、ご意見としてあげられたような理由も十分に考えられますね。 参考にならないなんてことはないですよ。 どんな意見でも違った視点での考えってのはものすごく貴重な意見なんです。 ありがとうございました。
- MoMoUsiSan
- ベストアンサー率19% (58/298)
#1です。 一夫多妻がいいという民族の説明でした。 一夫多妻=>妻10人だとすると、大雑把に言えば毎年10人ずつの子孫を増やすことが出来ます。 一夫一妻だと、10人の子供をもうけるには十年かかります。 民族・勢力という考えがあると、人数が多いほどいいのではないでしょうか? 現代社会は、基本的に、民族は存在しますが、そのことで争わない世界を築く課程にあるので_とすると、人数が多い方が優位である必要はなく、生活を安定させ教育をしっかり受けさせ、【男女平等】で・・・とかんがえると、一夫一妻しか成立しないと思いますが。 ちなみに聖書などでは、かかれた時代には民族間の問題が多く、聖書から離れた部分で戦争などがあって一夫多妻だったようですが、基本的には不倫とか禁じていますから、 「人間として」=一夫一妻だと私は考えています。
お礼
再度の回答ありがとうございます。 僕がタイトルを付け間違ったために僕の意図した回答とは若干異なりましたが、結果としてこのご意見も大いに参考になりました。 争いのない世界を築くために【男女平等】という意見ももっともですね。 でも、それだと【多夫多妻】が否定しきれないんですよね。多夫多妻でも一見平等のように見えます。 謎は深まるばかり・・・。
補足
★★★ 回答していただける方へ ★★★ この補足はNo.10さんだけへの補足ではありません。 大変申し訳ないのですが、僕のミスでタイトルを付け間違っています。 この場をかりてお詫びして訂正させていただきます。 (誤)なぜ一夫多妻でなければならないのでしょうか? ↓ (正)なぜ一夫一妻でなければならないのでしょうか? ★★★★★★★★★★★★★★★★★★
- karrie
- ベストアンサー率30% (142/459)
こういう話について本で読んだことがあります。覚えている範囲でお答えすると; 人間の場合、他の動物と違って妊娠期間も育児期間も長くなりました。これは、頭脳を発達されるためだとかいろいろ言われていますが、とにかく長いですよね。そこで、女性(以下雌とよびますね)一人には負担が大きいため雄に協力させなくてはなりません。また、雄としてもせっかく子孫を残しながら、その子がさらに子孫を残さなければ意味がありませんから、子の成長を見守る必要もありますよね。また、no.8の方も書かれていますが、雌はあきらかに産んだ子供が自分の子かどうかは分かっていますが、雄はせっかく労力をそそいで育てている子供が自分のDNAをもっていなければ馬鹿みたいな話になります。そこで、一夫一婦制がなりたってくるようです。精子の数を比較して研究した結果、人間は基本的にずっと一夫一婦制がなりたっていたということが分かっているようです。もちろん文化的背景から一夫多妻制や多夫一婦制もありましたが、生物学上的には一夫一婦制の動物らしいのです。 また、一夫一婦制には雄のほうにも利点があったのです。すなわち、単純に男女の人口が1:1だと考えたとして、一夫多妻制を採用すると相手のいない男性が多くなることはわかりますよね。おそらく社会的に有利な男性やよほど魅力のある男性にしか女性があたらなくなります。すなわち一夫一婦制はほとんどどの男性にもDNAを残すチャンスを確保するいい制度だともいえるわけです。 くわしくは講談社現代新書「オスとメス=性の不思議」をごらんください。
- 参考URL:
- http://www.bookclub.kodansha.co.jp/Scripts/bookclub/bookslink/bookslink.idc?isbn=ISBN4-06-149138-5
お礼
回答ありがとうございました。 No8.の方と同様、そもそも人間は一夫多妻制の動物だ、という僕が暗黙のうちに大前提としていた意見への批判ですね。 僕の意見は少し独断的すぎたようです。考え直すよい機会となりました、ありがとうございます。 ただし、まだまだ疑問は残るので、karrieさんの意見を鵜呑みにすることはできませんが、いろいろな意見を取り入れて広い視野で考えていこうと思います。 参考にご提示された本もあらためて読ませて頂きたいと思います。
お礼
>…ここ分りませんでした。 >原始時代辺りだと、「夫婦」という概念は存在せず、 >「共同体」と考えたと思うのですが…違ったかな…。 >(ここ特に自信なしです) たしかにそうですね。夫婦という概念はなかったというのが妥当な推論だと思います。 一夫多妻的な、一人の男が複数の女を独占する(複数の女で一人の男を共有するともいいますが)価値観が広まっていたということを言いたかったのですが、僕の書き方が不十分でごめんなさい。 >浮気は、特定のパートナーがいれば、結婚に関係なく >起る問題だと思いますが(汗) はい、仰るとおりです。これも僕は結婚に関してだけを言ったわけではありません。 いわゆる男女交際全般において「一対一」の価値観が広まっているがこういった価値観をもっているのは不合理だと言いたかったのです。舌足らずでごめんなさい。 >あぶれそうな予感がする男性は、一夫一妻を支持するべきでしょうか(汗) >(…切なくなってきました、すみません) 支持するべきか否かという点については少なくとも僕には語るつもりはありませんでした。 支持したところで、内乱でも起こして日本を転覆させるようなことでもしないかぎり、この価値観を変えることは出来ないと思っています。 僕が言いたかったのは、支持するか否か? といったことではなく、「なぜ、こんな不合理な価値観が?」という理由が知りたかったのです。 人間以外においての「一夫一妻の理由」を読ませてもらいました。 大変面白い意見だと思いますが、これについては批判させてもらいます。 この理論には「男の個体差」についての考えが抜けているように思います。 つまりこの理論は全ての男が同じ、あるいはそうでないとしても殆ど変わりのない養育能力を持っているという前提のもとにおいてでしか成り立たないと思います。 育成能力が1000の男を10人で共有すると一人あたりに割り当てられる育成能力は100です。 育成能力が10の男を一人で占有しても割り当てられる育成能力は10でしかないのです。この場合は共有したほうがより多くの育成能力を得ることが出来ます。 もちろん人の育成能力……もっと言えばオスとしての魅力を単純に数字で表すことは不可能だと思いますが、いわゆるオスとしての魅力がとても高い男と低い男とが少なからず存在するのは周りを見回しても確かでしょう。 ようはモテる男は彼女が何人居たってモテるけども、モテない男は彼女がいなくてフリーでもモテない、と、そういうわけです。 さて人間の話なんですが、たしかに男女の恋愛以前に「イエ」の問題などが影響してるのは確かでしょうね。これについては批判できません。 しかし、法律(制度)により洗脳をすべて否定することもできないかと思います。 ものごとの原因はひとつではありませんからね。 法律による洗脳がもっともらしいという根拠については他の方への回答を参照していただきたく思います。 >止めませんが、心配になりませんか? …毒が盛られているかも、とか(汗) するどいツッコミありがとうございます。 僕が言いたかったのはリスクが少ない場合に欲求抑えるのは理性的でないということだったのです。もちろんごはんに毒が盛られている可能性は否定できませんし、その可能性が高い場合は食べるのを断念すべきでしょう。しかし、毒が盛られていない可能性が高い場合には理性で欲求を抑える必要はないのです。だからこそ私たちは日々ごはんを食べることができるのですから。 この点に限らず、JJR2001さんには僕の舌足らずな点をたくさん指摘していただきました。 大変感謝しております。ありがとうございました。
補足
お礼で一部誤りがありました。 訂正します。 僕が言いたかったのはリスクが少ない場合に~(略)~しかし、毒が盛られていない可能性が高い場合には理性で欲求を抑える必要はないのです。だからこそ私たちは日々ごはんを食べることができるのですから。 のところ (違)毒が盛られていない可能性が高い場合には理性で欲求を抑える必要はないのです。 (正)毒が盛られていない可能性が低い場合には理性で欲求を抑える必要はないのです。