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経管栄養剤の使い分け
経管栄養でリーナレン、アイソカル、エンシュアとかありますが、 これってどう使い分けるのでしょうか? 成分が書いてありますが、どう違うのかよくわかりません。 先生は何を根拠に変えているのでしょうか? わかる方ご指導お願いいたします。
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最近そちらからは遠ざかっているので、昔の記憶をひっぱり出してみます。 まずは、カロリー量。 おなじ200mlでも、エネルギー量が違うはずです。どれくらいのカロリーを、どれくらいの水分で与えたいかを考えます。 次に、浸透圧です。 浸透圧の違いによって、下痢の頻度が変わってきます。 薄めたりすれば調節できるのですが、そうすると水分が多くなって、落とす時間が長くなったりします。 カロリーと浸透圧、量を考えて経菅栄養剤を選びます。 また、入っている成分も若干違い、亜鉛の量等は結構気にします。 あと僕が気にしたのは、値段。 患者さんがお金を払うわけですから、料金的なものも気にしなくてはいけません。 ということもありますが、実際には以下に書いた通りの理由が多いような気がします。 病院によって採用されているものも違い、全種類の経菅栄養剤を置いてあるわけではないから、置いてある中から選ぶ。 よく使っているものを優先して選んでしまう。 やはり使い慣れているものをまず選び、新しいもの、あまり使ったことが無いものに関しては、何かのきっかけが無い限り使いません。 何かのきっかけで使ったものが、意外にいいじゃん、となったら、次はそれをファーストチョイスにしてしまうかもしれません。 こんな感じでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 先生がたもいろいろ考えていらっしゃるんですね。 薬の辞典にも、腎臓が悪い人にはこれ! 肝臓が悪い人にはこれ! はいが悪い人にはこれ! 見たいに大雑把にでも書いてくれていればいいのですがね。