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「魍魎の匣」の伏線について
京極夏彦さんの「魍魎の匣」(文庫版)を一気に読みきって内容の衝撃もさることながら、伏線の張り方も上手いなぁと思ったのですが、1箇所だけ何度か読み返しても分からないところがあったので質問します。 文庫版のP233、木津と頼子が加菜子を見舞うシーンで、テントから出る際に石井警部は加菜子が何を言うのを聞いたのでしょうか? あるいは、何故唖然とした表情をしたのでしょうか? 彼が何か重要なことに気づいたのなら、その後の展開で何か絡んできそうなのですが、その描写は全くありませんでしたので。 宜しくお願いします。
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- MAY1814
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回答No.1
こんにちは。文庫版でなくてノベルズ版で読んだのでページ数などが違うかもしれませんし、あくまでも私見なので参考程度になると思いますが良かったら参考にして下さい。 尚文章にネタバレのになる文章が含まれていますので、お読みになっていない人は避けて下さい。 -・―・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・ 最後に京極堂が美馬作教授達に種明かしをする所に載っていたのですが(ノベルズ版P622)、加菜子は運ばれてすぐ臓器を全て取り出され、箱の生命維持装置が臓器の代わりとなって生きていたので、そのような状況で声が出る(または出そうとしていた)事に対して唖然としたのではないでしょうか。沢山の生命維持装置の管やチューブに繋がれていたようなので。 尚「魍魎の匣」でチラッと出てきた人が、次回作の「女郎蜘蛛の理」に出てきます。また伏線のストーリーとして「百鬼夜行ー陰」も「魍魎~」と少し絡んでいます。 ご参考までにm(__)m。
お礼
ご回答どうもありがとうございます。 やはり石井警部が聞いたのは「ほう」とか、およそ人のものとは 思えないような音を聞いたということでしょうかねぇ。 「女郎蜘蛛の理」、今週末にでも読んみます。