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暗いけど美しい小説
暗いけど美しいというか綺麗な印象を受けた作品があったら教えてください。 ジャンルは推理もの以外であれば何でも良いです できれば主人公は青年くらいが良いです べつに綺麗じゃなくても暗い展開のでこれは名作だと思うのがあれば教えてください、 回答よろしくお願いします。
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●大原まり子「スバル星人」 一見、明るくPOPな日常生活の裏に潜む悲劇の影と、それを乗りこえて生きようとする主人公の決意。分野は、一応、SF。美しい。 ●栗本薫「レダ」 未来の管理社会と、その中で強く生き抜こうとする少年の物語。分野は明らかにSF。美しい。 ●夢枕獏「上弦の月を喰べる獅子」 ふたりの人生がらせん状に絡み合い、海から生まれた生き物が意識として進化を続け、最後にブッダが生まれる。SF。キレイな印象はない。 ●エミール・ゾラ「居酒屋」と「ナナ」 自然主義文学の巨匠で、世の中の悪や不合理を書きまくったもの。あまりキレイではない。 ●安倍公房「方舟さくら丸」「砂の女」「他人の顔」 日本が誇る天才小説家で、長生きさえすれば、ノーベル賞をとっただろうとされている人物。ドロドロと暗いのではなく、数学的精密さに基づいた不条理感が暗い。全く美しくないが、文章は読みやすい。 ●ジャン・ジャック・ルソー「告白」 教科書では自然法思想とからめて紹介される社会哲学者だが、万能の天才とも言える人物。西洋の小説では、勧善懲悪ものや、甘ったるい宮廷恋愛ものや、伝承的民話しかなかった時代に、突如として放たれた自伝にして、自分の過去の悪行をも語ったもの。 ●ミヒャエル・エンデ「はてしない物語」 物語の中盤から後半にかけて、暗くなる。一度は王にまでなりかけた主人公が全てを失った時、殺し合いまでしたもう1人の主人公が助けに来てくれるシーンは感動もの。美しい。分野は、児童文学かファンタジー。
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- nec2334
- ベストアンサー率42% (3/7)
イギリスのゴールズ・ワージー[林檎の樹]。大学卒業前後の青年と素朴で純心な少女ミーガンの恋愛小説です。 富裕な青年がミーガンと恋をして、いろいろな出来事があり、暗く悲しいミーガンの最期を青年は知らされます。 ツルゲーネフ[初恋];16歳の少年ボルデマールと21歳の女性ジナイーダの恋愛です。ジナイーダの家計は悪化の一途を辿りボルデマールが大人になり、やがてジナイーダの死を知ります。 安達千夏[お話の日][モルヒネ];児童虐待がテーマの陰鬱ですが文章での風景描写はヘッセやスタンダールに匹敵するのでは?と思うほどです。主な登場人物の殆どが暗い過去を引きずって生きています。恐怖を覚える程の綺麗で静かな小説です。
よしもとばなな(以前は、吉本ばなな)さんの作品は、「暗いけれど美しい」という印象を、だいたいの作品で受けます。ベストセラー作家なので、わざわざ紹介して回答しても参考にならないかも。あるいは他の回答者さんと同じくちょっと古いかも。そうでしたらすみません。 『NP』『悲しい予感』『ハチ公の最後の恋人』『ハネムーン』『みずうみ』あたりは、暗いけれど美しい、といった印象です。 『TSUGUMI』『白河夜船』あたりは、それほど暗くないけれど、美しい世界の物語のような文体です。さらっと読めて良いかもしれません。
- Bickyon
- ベストアンサー率41% (42/101)
ノルウェイの森 古いかな?
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
#5です。追加 パトリシア A.マキリップ「妖女サイベルの呼び声」 タニス・リー「銀色の恋人」
- mshr1962
- ベストアンサー率39% (7417/18945)
図子慧「キャット・ボーイ」 山本弘「サーラの冒険」 新井素子「あなたにここにいて欲しい」
- tacop
- ベストアンサー率75% (867/1154)
「美しい作品」と聞いて一番最初に思い浮かべたのはタニス・リーの『闇の公子』でした。 http://www.amazon.co.jp/gp/product/4150200459/ref=olp_product_details?ie=UTF8&me=&seller= 浅羽莢子氏の素晴らしい訳文による絢爛なファンタジーです。 現在は残念ながら新刊での入手は難しそうですが…機会があったら読んでみて下さい。
あまりにも有名なのでもう読まれているかもしれませんが、ボリス・ヴィアン「うたかたの日々」をオススメします(違う翻訳で「日々の泡」という邦題のものもあります)。 主人公は大金持ちの青年で、伴侶がとても奇妙な病気にかかる話です。 とっても綺麗で暗いです。 岡崎京子が漫画化していますが、是非原作の小説のほうを読んでみてください(漫画もとってもいいんだけど)。超オススメです。
- silvis
- ベストアンサー率25% (14/55)
『スカイ・クロラ』著・森博嗣 でしょうか。著者は推理物で有名ですが、この話は全く推理ではありません。 区分としてはむしろファンタジーに近いかもしれません。 戦闘機パイロットの青年(少年?)が主人公です。 自分は、読後に暗い浮遊感が付きまといました。
- ashunar
- ベストアンサー率23% (57/241)
・「ポプラの秋」湯本香樹実 暗いと言うよりは、人生と向き合うドラマです。 http://www.shinchosha.co.jp/book/131512/
お礼
みなさん回答ありがとうございました 大変参考になりました