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窓ガラスの反射や色:Low-Eだからですか?
比較的寒冷地に住んでおります。周囲の新築住宅のほとんどで、明るい時間に屋外から見ると、表面が茶色に反射して室内が見えづらい窓ガラスを使用しています。 この色や反射は、Low-Eガラスの金属膜コーティングによるものなのでしょうか。それともプライバシーを守るために意図的に付加された機能なのでしょうか。 この色や反射がLow-Eガラスの金属膜コーティングによるものならば、遮熱目的でペアガラスの屋外側ガラスの内面に金属膜がコーティングされた場合と、断熱目的でペアガラスの室内側ガラスの外側面に金属膜をコーティングした場合では、屋外からのガラスの色や反射に違いが生じるということでしょうか。
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お礼
ガラスメーカーさんのカタログ(http://glass-catalog.jp/pdf/k02-010.pdf)に行き着いたのですが、なるほどq-_-pv-o00様のご回答のとおり、 ・Low-E複層ガラスを屋外から見た時、色が付いているのは、金属膜が原因 ・屋外側ガラスの中空層側面、室内側ガラスの中空層側面のどちらに金属膜がコーティングされていても、屋外からはガラスに色が付いて見える(ただし、金属膜を持たない単純な複層ガラスに近い色調のものもある) ・遮熱型、断熱型のどちらでも、金属膜の性質の違いによって、屋外からのガラス色に違いが生じる ということが確認できました。このメーカーさんの断熱型Low-Eガラスでは、金属膜なしの複層ガラスに反射色が近い製品に比較して、反射色の濃い製品のほうが、断熱性能、遮熱性能ともに優れていることが興味深かったです。 大変親切なご回答に重ねて御礼申し上げます。
補足
おお!詳しい資料ありがとうございます! 私なりに理解したところでは・・ ・放射伝熱を抑える目的で板ガラスに金属コートを施したものが低放射ガラス(=Low-Eガラス)である。 ・この金属コートを複層ガラスの屋外側ガラス中空層面に施すことで、中空層内を室内側から屋外側へと移動しようとする放射伝熱をある程度抑制する。 ・板ガラスの室内側面に金属コートを施すと、日射熱の反射は増えるが、一方で、ガラス自体の吸収熱も増加する。このガラスの室内側向きの熱抵抗を増やすために室内側にもう1枚板ガラスを設置して複層ガラスとすることで、吸収された熱が室内側に放出されるのを抑える。 といったところでしょうか。 この資料では分かりませんが、回答者様の記載から考えると、金属コート表面が気体に接している場合よりもガラスに密着しているほうが熱反射効率が高いということなのですね。だから金属コートは複層ガラスの屋外側ガラス中空層面に施されているのだと理解しました。 ではでは、もしも金属コートを複層ガラスの屋内側ガラス中空層面に施した場合、断熱効果は同様に保たれるでしょうか??