GPS

質問

今、地震予知で使用されているＧＰＳという装置を使えば、地震がいつ起こるかはわからないにしても、地震がもうすぐ起こるか、起こらないかぐらいは明らかにすることができるのでしょうか？？

回答No.3

Bayonets

地震予知はまだまだ未開の分野です。
『地震がもうすぐ起こるか、起こらないかぐらいは』など正確には誰もわかりません。

現在行われているのは、GPS座標を利用した『地殻変化の連続観測』です。
これは各地に設置された『電子基準点』の絶対位置を連続して観測しています。
もちろん地震の前の特徴的地殻変動が明らかにされる日も遠くないと思います。
また、火山活動の観測にも役立っているようですね。
http://mekira.gsi.go.jp/
http://mekira.gsi.go.jp/project/f2/ja/index.html

回答No.2

kabo-cha

東海地震のような巨大地震の前には、「前駆すべり」などプレートがゆっくりすべる現象があると言われています。現在はこうしたすべり現象が観測可能なものであるとの信念のもとに日々観測が行われています。

さて、１９９０年代後半から日本全国にＧＰＳ観測網が整備されてきましたが（カーナビなどとは比較にならないくらい精度のよいものです）、その観測結果を監視している中で、２０００年ごろに浜名湖の地下でなんらかのゆっくりすべり現象が発生していることが明らかとなりました。当時の気象庁職員や大学等の研究者は、東海地震の前兆ではないかと慌てたと言われています。結局、それは予想される前駆すべりとは少し違うものだということが分かったのですが、このことを通して、もし仮に本物の前駆すべりが発生してもそれが検知できる可能性が高いことが分かりました。

ただ、これでＧＰＳさえあれば地震は予知できると考えるのは早計です。
まず東海地震の前兆現象を捉えるために、広範囲に非常に多くのＧＰＳ観測点を設置しそれを常時監視するとともに、それ以外のひずみ計・傾斜系なども使って総合的に判断しているのが現状です。
また地震の前には前駆すべりが発生するというのはまだ仮説の段階であり、そうした前兆現象が発生する保証はないのです。

回答No.1

suiton

ＧＰＳはカーナビで使われているように地球上の位置を正確に測るものです。
地震観測で用いているのは、地盤の変動を計っているだけであり、地震を予知することはできません。
長期間の地盤変動を解析して、地震の可能性を検討しているだけなのです。