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管理釣り場や釣堀(あえて言うならへらぶな)を
経営すると、どの位初期費用ってかかるものなのでしょうか?池を作るとか、魚を放流するとか、設備とか・・・ぴんきりだとは思うのですが、最近少し気になります。どなたかご存じの方がいらっしゃいましたら、小さなことでも結構ですので、お話聞かせてください。 よろしくお願いします☆
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どうも、釣りバカです。 へらぶな前提でお話しますと… まずは「完全な箱型にするか」「おっぽり沼や三日月湖にするか」「野池や沼にするか」で全然違ってきます。最初のハードルは高い(やることが多くて大変)なのはご想像の通り後者ふたつです。なにしろ土地の所有者や漁協への連絡&許可がひと苦労で、都道府県や市町村に許可を取ったりああやったりこうやったりで気がついたら1年2年経過してしまった…ですがこれをクリアしてしまえばあとは「時々酒に付き合う」程度で済んでしまいます。 完全な箱型や灌漑用に作られて放置されたような小規模な野池だと土地の購入ができるので借地で管理するより買ってしまったほうがいいでしょうね。へらぶなの場合1m程度の浅場と5mくらいの深場を頃合良く備えているフィールド(釣り場)だとカッツケから底釣りまで広く楽しめるという事からより多くの集客が見込めるので、人の土地でいちいち許可を取るより自分の土地で好きにデザインできるほうがお得というわけです。 さてここまでは大雑把な出費でしたが、ここからは箱型もしくは小規模な野池の釣堀&管理釣場の必要な話になります…基本的には錦鯉の養殖(http://www.koimall.com/index.html)と同じ設備が必要になりますが、基本的には「水を供給する手段」「水を排出する手段」「水を循環させる手段」「水質を安定させる手段」を押さえます。 「水を供給する手段」は湧き水か井戸水か河川からの流入のいずれかになります。湧き水や井戸水の場合井戸のポンプ(http://esearch.rakuten.co.jp/rms/sd/esearch/vc?sitem=%b0%e6%b8%cd%a5%dd%a5%f3%a5%d7)が必要になるのですが、何でもかんでもガンガン組み上げてガンガン流し込めば良いというものではなく、エサが流れるような釣り辛い環境は作れませんので程良く流れるように調整する事も必要です。 続いて「水を排出させる手段」ですが、単に流れ出しを作ってダダ流しにすれば良いというものではなく、濾過機の設置が義務付けられています。というのも練り餌は栄養素が非常に高くダダ流しにすると下流域でのアオコ発生等の要因になってしまい、違反者にはとっても厳しい処罰が間っています。 さて「水質を安定させる手段」ですが、排水を上からにするか下からにするかで大きく変わってきます。上からだと水面ばかりの水しか循環しないのでターンオーバーが起こりやすい反面流れが緩くなる、底からだと水が満遍なく循環しますが流れが強くなりがち。という事で釣堀では「上抜き+3ヶ月に1度の水の総入れ替え」が一般的なようです。 さらにアオコ発生を抑える薬剤・排水用濾過機のフィルター・魚体管理用の薬剤とミネラル塩・快適にサカナが暮らせるようにエアレーション…と必要になってきます。加えて照明や釣り座の整備や常連さんのためのスノコ置き場、お昼を提供する食堂、駐車場や施設を示す枠(フェンス)なんかも必要ですね。これもただ造ればいいと言うわけではなく「なんか、雰囲気がいいね」でないと集客は望めません。 というわけで釣堀や管理釣場の場合「土地代+水質保全設備+周辺環境設備代」が掛かり、フィールドの規模によって機材は×2・×3…と水量によって増加ていきます。反面おっぽり沼や三日月湖や沼だと最初の手続きは嫌にあるほどあり時間も取られますが、管理維持を考えると +排水濾過機・アオコ用薬剤 を用意すればOKです。 もちろんへらぶなを管理維持しないと商売にならないので成魚・稚魚を買いますが、夏場には鯉ヘルペス(へらぶなでも管理の対象になる)への対策も重要になってきます。保健所などで対策について説明してくれるのでこれも忘れずに。一番確実なのは稚魚を購入して「自社養殖」するとヘルペスの危険性は減るといわれています。また、おっぽり沼や三日月湖や沼だとバスやライギョなどの魚食魚やクチボソやモツゴなどのジャミに悩まされるということも追記しておきます。 これがへらぶなやコイだからこの程度で済みますが、ヤマメやイワナの管理釣場となるとより水質がクリアでないとあっけなく死んでしまうのでもっとお金が掛かり管理維持が大変です。
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- ウラ漁師(@uraryoushi)
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どうも、#2釣りバカ再びです。 観賞魚と違ってへらぶなはなかなかサイトで値段を知ることはできませんね。これは違法放流に対する規制もあるようで、なかなか厳しいものがあります。 なにより川魚の稚魚や成魚っていくらで売ってるの?という根本的な疑問があります。そこで昔からお金持ちが嗜む錦鯉は販売ルートから販売価格、販売単位などが明確なのでまずは好事家対象の錦鯉の販売内容を見てみると(http://www.nishikigoi.co.jp/delivery_koi/index.html)…もちろん品評会で金賞とか内閣総理大臣賞を取った鯉だとキリがありませんが大体16.000~100.000-くらいで、エサ鯉と言われるものだと(http://www.koiexport.com/jp/ranchu/others-01.htm)2kg前後で¥5.000-くらいですね。高いといわれている錦鯉でも鑑賞要素が低いとこのくらいです。 続いてへらぶなの親戚・金魚を考えると…もちろん金魚も鑑賞要素の強いランチュウや鉄魚ともなると天井知らずですが、鑑賞要素を排除した金魚すくい用の金魚となると(http://www1.kcn.ne.jp/~puni/shop/index.html)1尾8~50円ほどとなります。なお知り合いの渓流管理釣場のオッサンは「ニジマス¥100、ヤマメ¥300」と言っていたのですが、1尾だったか1kgだったか忘れました。 へらぶなは金魚より高くて錦鯉より安いのは確実ですが、明確な値段は、というと地域や漁協・養魚場によって価格はまちまちです。「金魚よりは高いけどヤマメや錦鯉(観賞用)よりは安い」「成魚で買うより稚魚のほうが安いが大きくなるまで待たねばならない」というのが原則です。たいていは成魚5:稚魚5の割合で買っているようですね。 値段はヘルペスの発生によっても上下するようですからまずは漁協や他の釣堀などで養魚場の所在地を聞いて直接聞いてみるのが確実ですね。
お礼
おはようございます! なるほどー。何だか色々あるのですね。でも不思議に思っていた事が少しクリアになりました。本当に有り難うございました。
- rjbbn
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こんなの見つけましたよ、インドアなら年中楽しめそうですね!
お礼
ありがとうございます♪ いろいろ探していたのにこれは見つけられませんでした。 感心しながらリンクを見させて頂きました。へらぶなは室内が難しいと思いますが、鯉などなら良いですね~! 本当にありがとうございます!
お礼
わぁ、すごい!!感動です。 ご丁寧に詳しくわかりやすく回答してくださり、本当に心より感謝致します☆ やはり初めはなかなか大変なものなのですね~。とっっても助かりました。ありがとうございます。 あ、あの・・・・もしご存知でしたら追加でお聞かせ頂きたいのですが、よく何トン放流しましたとか聞きますが、放流費用って何百万とかかるものなのでしょうか?
補足
お礼の方に補足質問を入力してしまいました。ごめんなさい。 重複してしまいますが、放流費用と言うのは、どの位かかるのでしょうか?何トン放流しましたとかよく耳にしますが、一人数千円の入漁料でペイできるのか不思議で仕方がないのです。もし御存知でしたらお聞かせください。よろしくお願いします☆