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水銀灯のスペクトルは、なぜ4~5本しか見えないのでしょう?
先日大学の授業で、回折格子を用いて水銀灯のスペクトルを観察し、波長を計算しました。その時に文献を見ていて思ったのですが、文献にはいくつもの波長が載っているのに、実際に見えたのは4本(4色)程度でした。どうしてその他のスペクトルは観察できないのでしょうか? 物理は素人ですm(_ _)mでもレポートをかかなければなりません、よろしくお願いします。
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noname#160321
回答No.2
NISTの原子スペクトルデータベース、↓ http://physics.nist.gov/PhysRefData/ASD/lines_form.html 元素名、波長範囲、波長単位、を入れて「Retrieve」をクリックして下さい。(オプションも沢山あるので飽きない) どの準位からどの準位への励起、または発光か分ります。
- First_Noel
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回答No.1
回折格子の格子定数の違い,ブレージングの角度,センサの感度によっては, とりわけ明るいスペクトルだけしか見えないことがあります. つまり,「暗い光学系」を用いたため,少数のみが見えたのだと思われます. 同じ原子・分子から出るスペクトル線の明るさは, 上準位のポピュレーションや自然放出確率(A係数)に依存します. ポピュレーションの分布は,熱平衡が成立すれば温度の関数になります. また,お近くに文献がありましたら,同じ原子でも遷移ごとのA係数の大きさを比較してみるとも面白いと思います. 因みにナトリウムランプを暗い光学系で見ますと,いわゆるD線のみしか見えないことがあります.
質問者
お礼
なるほど。スペクトルの明るさはA係数とやらによるのですねw 早速今から図書館で調べてきたいと思います。ありがとうございます!
お礼
こんなサイトがあったとは…! ありがとうございます、参考にさせていただきますm(_ _)m