電気の高い周波数を流した平行導線や同軸ケーブルの末端を平行構造から先端を広げて行くと平行導線を流れていた高周波が電波として空中に放出されて生きます。これを効率よく電波が空中に出て行くように設計したのがアンテナですね。平行導線の先端を直角に折り曲げてT字状に開き、Tの上の部分の長さを高周波の波長の半波長(実際は導体上で波長が短くなるので少し短め)の長さにしてやり、波長の高周波をTの縦の下の平行導体(フィーダー:給電線)から流し込んでやるとアンテナ部分(Tの上の部分と直角方向にもっとも強く放出)電波が効率よく放出されます。
逆に同じ周波数を受信するアンテナにもなります(半端長ダイポールアンテナといいます)。
アンテナ(1/2波長)の高周波を発信器で発信させて作った高周波を音楽やTVなどの信号で変調して、アンテナ部分に導いて電波として空中に放出します。各家庭ではそれをアンテナで受信しますね。
アンテナは約1/2波長ですので電波の周波数が高くなるほど短くなります。
受信アンテナは1/2波長でなくても(効率は落ちますが)内部でその周波数の共振回路で特定の周波数を取り出し増幅してから高周波成分を取り除く復調回路で低周波信号を取り出します。
こういったところでしょう。
お礼
ありがとうございました。