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自民党
1990年代前半まで、自民党が長期政権を維持できた理由を調べているのですが、どなたかお答えいただけませんか??
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よく言われることですが、最大の理由は、党内党としての、派閥のアクティブな側面だと思います。 アメリカでは、たとえば2~3期、共和党が政権を獲ると、飽きられて次は民主党というように、与党が交換していきます。 イギリスも同じです。 ところが、日本の場合、A派閥の首相が退陣すると、次はB派閥のの首相、というように、自民党の中で、「目先」が変わり、有権者を飽きさせないのです。 55年体制以降、資本主義の立場をとる政党が、基本的に自民党しかない、ということも幸いしました。 もちろん、社会党に「本気で政権を獲る意欲がなかった」ということも、よく言われます。 戦後まもなく、社会党は首相を出したり、与党になったりしたのですが、うまく国家経営することができず、党内もまとめられず、「与党になるより、野党として、自民党にあれこれ要求したほうが結果がいい」という感じになってしまったのです。 当時の自民党側にも、社会党の要求に対応する柔軟性がありました。 もうひとつは、「寄らば大樹」という、農耕民族特有の、日本人の気質があると思います。 政治家は、野党にいるより、与党にいて、国家経営に関与した方が面白い。 だから自民党政権が揺るぎそうにない、となると、優秀な人材が自民党に集まってくるのです。 私は、民主党が政権をとった場合、自民党の総裁がうまく党内をまとめられないと、政治家がなだれをうって民主党に移動する可能性もあると思います。
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- harepanda
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mat983さんやturukame2005さんの議論は、自民党の実質的一党支配の成功の理由として真っ先に挙げられるものであり、やはり、きちんと押さえておきたいところです。 わたしはそのほかの原因として、アメリカが今日イラクでも見せている、過去の歴史から学ぼうという意識の欠如と、短期的にしか物事を考えられず目の前の問題を片付けているだけという態度が、あると思っています。 戦後処理の一貫として、アメリカが行った政策に農地解放があります。これは、江戸時代から続く地主・小作人関係を一掃し、多数の独立農家を作り出すという功績があったため、短期的には非常によい判断だったと思います。しかし、GHQは、フランス革命にこんなエピソードがあったことを忘れていたのではないかと思います。すなわち、土地をもらった農民は保守化し、それ以上の民主化を望まなくなり、結果としてナポレオン支持層を作り出し、フランス革命を止めてしまったという史実を。日本でも同じことがおこり、かつては共産党支持層だった小作民が、一斉に既得権益を守る方向に転換して、自民党による支持基盤への地元密着型・利益誘導政治を支える存在に変わってしまったのです。 ひょっとしたらGHQは、結果を分かっていてやったのかもしれませんが、現在のイラク政策のドタバタぶりを見て、アメリカが高々200年くらいしか歴史のない国であることを考えると、やはりGHQが先のことを考えていたとは考えにくいような気がします。万が一、GHQがここまで分かっていたやってており、共産主義の潜在的支持層をつぶしてしまおうと思っていたのなら、それはあまりにも聡明ですごすぎる、というのが私の感想です。
お礼
なるほど。 これは僕の全くわからない話だったので、勉強になりました!
- mat983
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http://allabout.co.jp/career/politicsabc/closeup/CU20051014B/index.htm このサイトが分かり易いです。 野党第1党の社会党が政権を取る意欲がなく、自衛隊反対など単に 自民党の政策を反対するだけの政党だったことが大きいです。 また、自民党は小泉-安部路線から福田政権に転換したように、 政権が変わるたびに間違いを修正する柔軟性があったことが、 国民の支持を得られたのだと思います。
お礼
一度行ってみます^^ 回答ありがとうございました!!
お礼
やはり自民党の柔軟性が鍵なんですね! どうもありがとうございます!