「男性専用」という銘打ってはいませんが、
最近はコンビニに行けば「男のスイーツ」というデザートが並んでいます。
本屋に行けば、「男の美学」だの「男の薫り」だのいうムック本でコーナーが設置され…
(東京都八王子市の書店で実際に見ました)
私が高校生の頃、貧乏旅行を企んでカプセルホテルに電話すると
すべてのホテルで「申し訳ありませんが、当ホテルは男性専用なんです。」と断られました。
質問者さんは、これらの例を「女性差別」だとお思いになりますか。
コンビニで男性のためのデザート類が増えたのは、
この手のスイーツにも男性客の潜在的な需要があり、メインターゲットである女性客層でのしのぎが厳しいので男性客の新規獲得、
男性向けという名文で大容量にすることで単価を挙げる、という2つの狙いがあったと思います。
これはレストランなんかでよく見かける「レディースセット」なるものが、
デザートひとつついて結局払うお金は高くなっているのと同じです。
客商売の永遠の命題の1つは「客単価を上げること」だからです。
ところで「客単価を上げるために、ターゲットに購入させやすくするために性別を強調すること」
は性差別だと思いますか?
本屋に並ぶムック本は、読むと男性の男性性をことさら美化する表現が目立ち、
「女子供にはこの愉しみはわかるまい」といった排他的な表現も散見されます。
この成人男性のみを成熟し、洗練された存在と位置づけ、女性を子供といっしょくたにして見下す価値観は男尊女卑のものですが、
本を売るに当たって、ターゲットとする男性に特に好まれる嗜好に特化した商品を出すということ自体も、
女性差別だとお思いになりますか?
カプセルホテルのような場所で、男女混合だと何らかの事件が起きやすくなるでしょうから、
利用客をどちらかの性別に限定せざるをえないと思います。
そうなると、安価に泊まりたいというビジネスマンが多い業界ですから、
男性専用になるのは必然だったと納得できます。
ちなみに、女性客の潜在的な需要もあるとわかり、男性向けよりは
高額なところが多いようですが、女性専用のカプセルホテルもできました。
某長距離夜行バスでは、横一列は同じ性別で席を割り振るそうです。
以前、夜消灯してから客の一人である男が、隣席の女性客に性的暴行を働いた、
という事件が起きてからこの対応になったのだとか。
資本主義の社会で、営利企業が自社の利益を出すためにあれこれすることって、
グレーゾーンのサービスもあるとは思うのですが、
「性差別」と言われると少し「そこまで言い切るようなことなのだろうか…」と個人的には思ったりもします。
ただ、某コーラ社の新コーラのキャッチコピーが「日本の男よ、」からはじまるものだったので、
「…じゃあ(女の)私には関係ないんだ、ケッ」と思ったくちなので、
「女性専用」という言葉を見ると、質問者さまがなんとなく
疎外されたように感じるお気持ちはわかるように思います。
ただ、新宿の大きな通りにホストクラブ(たぶん)の看板があるのですが…
そこに「女性専用」と書いてあるのがよくわかりません。
ホストクラブに行きたい男性っているのかな?(^^;
補足
回答有り難うございます。 保険に関してそのような理由があるから女性専用と分けてるのですね。