• 締切済み

登場人物が生きることに葛藤する小説

登場人物が生きることに葛藤する小説を教えて下さい。

みんなの回答

回答No.2

・『レ・ミゼラブル』(黒岩涙香の本訳では”ああ無情”) 作者 ヴィクトル・ユゴー 貧しくてパンを盗み刑務所に19年間入っていた主人公ジャン・バルジャンが世間の冷たい仕打ちを受けてやけになっている所をミリエル司教によって改心させられてその後波乱の人生を送ると言う話で、当時の世相(ナポレオン没後のフランスの混乱)を背景としています。 新潮文庫(全5巻)と岩波文庫(全4巻)から出ていますが両方とも字が小さくて量が多いのでお勧めできません。 児童向けに書かれたのをお勧めします。青い鳥文庫あたりがお勧めです。児童書では主に”ああ無情”となっているものが多いです。 ・『十二国記  月の影 影の海』 作者 小野不由美  高校生の主人公中島陽子はなぞの男性ケイキによって十二国という異世界つまりパラレルワールドに連れて行かれます。突然つれてこられた中島は生きていくために旅をするが途中で親切にしてくれた人の裏切り行為やだましなどに会いながら苦悩しながら異世界で生きていくという話です。この話は主人公中島陽子の苦悩や葛藤といった心の描写がとてもうまく描けています。TVアニメにもなりました。 講談社文庫から出ています。 ・『ブレイブストーリー』 作者 宮部みゆき RPG ゲームの好きな小学5年生の三谷亘(ワタル)が両親の離婚にショックを受けてワタルの住んでいる町にある幽霊が出るという廃ビルから願いを叶えてくれる運命の女神様のいる幻界(ヴィジョン)という異世界へ行き女神様に家族を取り戻すという願いを叶えるために旅をするという話です。この話も主人公の苦悩の描写がうまく書かれています。アニメ映画版もあります。原作を読んでから映画版を見ると物足りなく感じますので映画版から入ることをお勧めします。 ネタバレになりますがラストは、映画版はハッピーエンドですが原作版は後味が少し悪い終わり方です。原作は角川文庫から出ています。 ・『NO.6』 作者 あさのあつこ 架空の世界にあり、あらゆるものが管理された町(都市国家といってもよい)NO.6に住む主人公少年紫苑(しおん)が、NO.6no上層部が報操作までして理想の町と信じ込ませようとしていることに気が付きNO.6から追われる身となり同じ境遇のネズミと名乗る少年と共にさまざまな事件に巻きもまれ、いろいろな人々と出会い、NO.6に隠された秘密を解き明かしていくと言う話です。この話も二人の少年の苦悩がリアルに描かれています。 単行本(講談社)は6巻まで、文庫本版(講談社文庫)は3巻まで発売されています。 ・『ぼくらの』(原作はマンガで、マンガをノベライズ化したもの) 作者 鬼頭莫宏 中学生になったばかりの15人の少年少女たちは、離島に夏合宿している時になぞの少女にロボットにのって地球への侵略者と戦うゲームしない?と誘われて、したいと契約します。それが彼らの運命を変えます。彼ら15人は本当に地球への侵略者とロボットに乗って戦わなくてはならなくなりました。 1人1回限定でロボットに乗って地球への侵略者と戦うことになります。しかし、1回分ロボットを動かす動力源は、子供1人の命戦えば 勝っても負けても操縦している子供は死ぬと言うことです。しかし、戦うのを拒否すれば侵略者によって地球を滅ぼされてしまいます。 つまり、子供達はどちらを選んでも死ぬということです。そういう状況で子供達は何を思ったのかなどの精神描写がよく描かれています。 TVアニメにもなりました。TVアニメ版のOPの歌アンインストールはいい曲です。You Tobeでも聞けます。 小学館のガガガ文庫から出ています。 ・『七瀬ふたたび』 作者 筒井康隆 超能力(他人の心が読める力)を持った女性火川七瀬が超能力を持っているがゆえに苦悩し、苦悩しながらも超能力を持った仲間と出会いそして、超能力者を抹殺しようとする組織との戦いを描く話です。苦悩の描写がうまく描かれています。ラストは、悲しい終わり方ですが、人間とは?考えさせられる一面もあります。 1977年にNHK少年ドラマシリーズでドラマ化され、主人公七瀬を 多岐川裕美が演じていました。

  • memo-pad
  • ベストアンサー率37% (22/58)
回答No.1

有名なので読んだことあるかもしれませんが… 重松清「流星ワゴン」 なんとなく死んでもいい気持ちになっているという設定なので、もっとはっきり葛藤している主人公を望んでいるのなら不適切だと思います。 が、読後感はとてもよく、オススメの小説です。

_________
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 読んでみようと思います。

関連するQ&A