>プロダクトマネージャーについて、仕事内容を分かりやすく教えていただけるとありがたいです。
ちょっと不思議に思うのですが、仕事内容がわかってなくて、
「PMに移動したい」というのが理解しにくいです。
でも、国内企業と、外資とは違うかもしれないということを承知の上で、
外資での知るところでは、「PM」は課長職とほぼ同等。
でも、花形です。
野球で言えば外野より、3-遊間・内野とかいう感じでしょうか?
日本全国、誰もが知ってる、「PM」ですから。
製品に張り付いた課長職ということで、その製品の拡販のプロモートの
企画、推進です。
更に、製品知識としては、何を聞かれても困らないような、結構な量の
専門的知識は全国1番といってもおかしくないぐらいにないといけない。
卸や、新人研修会の講師などもかねますので。
もちろん、一般のMRもやるのですが、ソレをしのぐだけの情報量を
持っていて、当然というスタンスです。
まずいことも、知っていて、隠す、あるいは対策を打つということも・・・アリです。
パターンとしては、新薬なら、新薬を売り込むためのプローモートであり、
適応拡大ならそのためのプロモートです。
手段としては、学会への食い込み、核となるドクターへの工作、使える文献作りのための研究促進、拡販・研修の企画etc。
その担当するプロダクツがどの段階で「PM」になるかによって、
かなりその仕事の性格が異なります。
いまだ「治験薬」としての、「AB1」とか社内で呼称されるようなときからの
「PM」と、すでに開業医、薬局にまで浸透して、類似薬がライバルからでるとき、
その次にジェネリックまで出てくる段階での「PM」ではその仕事内容に相当の違いがあります。
ジョブローテーションもありますので、5年以上その任にあることは余りないのでは?
いえるのは、非常に出張が多いということ、全国を回ります。
大学は言うに及ばず、基幹病院のキードクター、更に
卸での拡販プロモーションでもうごきます。
人と会うのが仕事、更にプロダクツの最新知識と、ほとんど全部の
知識が必要です。
専門領域(化学、薬学、生物、医学等)の出身でないなら、かなりきつい勉強をその営業活動のほかにこなせないと、「PM」は勤まらない。
書いてあることが理解できないでしょう?
基本、知識があって当たり前で、ソレも半端でない量と、質、
更に、営業センスと、営業戦略が必要。
その代わり、結構な予算が任される仕組みに大体なっているはずです。
十億単位以上の年商計画が当然にあるはずですから。
国内「PM」なら、英語の文献を読んで内容がわかるぐらいと、
本社(外国)の「PM」との交流ができるような会話が英語でできればok。
できない人は、強制的に英語研修もさせられていました。
できる人からチョイスされるというわけでもないようです。
その、営業センスと戦略のほうがより重要ですから。
戦略的に、MRが他の製品や施策(時の会社の方針)でうごいていると、
「PM」同士がうまくないです。
「PM」はあくまでも自分の担当プロダクツの売上の責任者でもあるので、
何はともあれ、ソレは死守しなくてはいけないから。
治験のときからだと面白いですが、ソノ導入方法によってはヒットするかどうか、ほとんど決まりですから、責任重大ですし、
全国を何回、回るかわからないほどの移動量です。
ジェネリックが出るようなときはほとんど「敗軍の将」確定の
しんがりを受け持つようなものですが、これはこれで苦労の多いもの。
今後は、いかに寿命を延ばすかということと、保険制度との兼ね合いで
こちらの時期の「PM」も非常に重要でしょう。
「ジェネリック」のほうの「PM」活動内容については、知りません。
お礼
詳しい内容ありがとうございました。 参考にさせていただきます。