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敬語について
次の表現方法は間違っているのでしょうか? 「義母は84歳で、田中花子と申します」(第三者に義母を紹介する時) 「私は田中花子と申します」(自己紹介するとき) 日本語の文法書に「日本語では家族以外の人との会話で家族を高める表現を使わない」と書いてありました。「ウチ」と「ソト」の概念によるものだそうです。 「自分」も当然「ウチ」扱いになるので、敬語は使われない事になります。 となると、「義母は84歳で、田中花子と言います」、「私は田中花子と言います」が正しい文章になるのでしょうか? どなたか教えていただけなしでしょうか? 宜しくお願いします。
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こんにちは。12/16のご質問ではお返事を有難うございました。 ご質問1: <次の表現方法は間違っているのでしょうか? 「義母は84歳で、田中花子と申します」「私は田中花子と申します」> 間違っていません。 自己紹介ならば、No.2で回答されている通り通常は名前を先に言うのが礼儀です。 欧米などでも名前の先に年齢を言うことは普通はあり得ません。 ご質問2: <日本語の文法書に「日本語では家族以外の人との会話で家族を高める表現を使わない」と書いてありました。「ウチ」と「ソト」の概念によるものだそうです。> その通りです。 身内は=「自分」と同じ立場(身分)になるという考え方です。 敬語とは相手を高める用法です。自分や自分と同じ身分の身内は、相手より一段低い位置に置く、ということで相手に敬意を表すという用法なのです。 ご質問3: <「自分」も当然「ウチ」扱いになるので、敬語は使われない事になります。> それは違います。 1.謙譲語は自分や身内の動作に対して使われます。 2.敬語には「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」「美化語」に分類されますが、このうち、自分や身内の動作に対して使ってならないのは「尊敬語」だけで、それ以外の敬語は自分や身内にも使われます。 特に謙譲語は、相手の動作には決して使われず、「自分や身内の動作」だけに使われる用法です。 3.というのは、「謙譲語」とは、「自分の動作をへりくだって表現する語」で、相手より自分を低い位置に下げることによって相手の地位が自動的に上がる、という効果があります。 従って、謙譲語は相手に対する敬意を表す大切な用法なのです。 4.ご質問にある「~といいます」は身内や自分に関する言及ですから、謙譲語の「申します」はまったく正しい使い方になるのです。 ご質問4: <となると、「義母は84歳で、田中花子と言います」、「私は田中花子と言います」が正しい文章になるのでしょうか?> 正しくなくはありません。 1.「言います」は丁寧語の「ます」を用いて、「言う」の一応敬語表現になっています。 2、ただ、「言う」の謙譲語「申す」を用いていない分、敬意があまりない、という印象を与えるということです。 3.以下の例は、下に行くほど敬意のある表現になります。 例: 「田中花子と言う」 「田中花子と申す」 「田中花子と言います」 「田中花子と申します」 以上ご参考までに。
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- sanori
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三たびお邪魔します。 うるさくてすみません。 ^^; 欧米ではどうかわかりませんが、 日本では年齢を先に言う場合は、時々あります。 特に、年を先に紹介して強く印象づけ、かつ、名前をちゃんと覚えてもらえるようにする意図が場合には、よく用いられる手法です。 たとえば、 「こちらは私の父でありまして、今年還暦を迎えます太郎と申します。 隣は兄でして、今年成人を迎えました一郎と申します。 その隣は妹で、今18歳、来年受験を控えておりますが、花子と申します。」 というような言い方です。 上記のような紹介をすると、聞いている人が、たとえば、 「あれ、あの、今年成人の人、なんていう名前だったけ?」 ということになってしまうことを防ぐ意味もあります。 「成人」のほうが「一郎」よりも、ややインパクトが強いので。 ・・・・・と書いているうちに、7番のご回答が (笑) ご回答の冒頭に 「敬語に関しては大丈夫ですが‥」 と書くことは、 「敬語に関しては、“質問者様の考え方で”大丈夫ですが‥」 とも取れますので、適切ではないということです。
敬語に関しては大丈夫ですが、人を紹介する場合、特別の理由がない限りは年齢よりも名前を先に言うべきでしょう。 「義母は田中花子と申します。年齢は84歳です」とした方がよいと思います。
お礼
お礼が遅くなりました。 tareteruさんがおっしゃるように、名前、年齢の順番で言うべきですね。ご指摘ありがとうございました。
- ahkrkr
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これで合っています。 「申します」は「言います」の謙譲語です。つまり自分を低めていう敬語ですから身内のことを言うときに使えます。
お礼
お礼が遅くなりました。 ありがとうございました。
お礼
お礼が遅くなりました。 謙譲語が身内の動作に対して使われることは知りませんでした。 とても解り易い説明をしていただき、ありがとうございました。