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ブラックホールの近くにいる人から見た時間

例えばの話で聞いてください。 今、Aさんがブラックホールに吸い込まれていきます。 それをBさんが地球から見ています。 Aさんにかかる重力はどんどん大きくなり、Bさんから見るとAさんの時間がどんどん遅くなっていきます。 そして、ついにはBさんから見たAさんは時間が止まったように見えます。 これを逆にAさんから見ると、 ブラックホールに近づいていくにつれてBさんの時間がどんどん早くなり、Bさんはあっという間に年をとり死んでしまいます。 Aさんから見た時間は更に加速していき、地球やその他の星も寿命を迎えていき、最終的にはあっという間に宇宙の終焉を目にすることになります(終焉があるとして)。 これを基に考えると「過去も現在も未来も同時に存在している」というのが理解しやすいと思います。 この考え方は間違ってますか?詳しい方の意見を聴きたいです。 ちなみにAさんはどんな重力にも耐えられるものとしてください。

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  • danboald
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回答No.5

Aさんはブラックホールへ落ちていく間にどんどん加速して最終的には光速に達します。光速に限りなく近づく瞬間に外では大変な時間が流れます。 ですのでおっしゃるようにブラックホールの周辺には「現在も未来も同時に存在している」と言えなくもありません。 亜光速で移動していても光は同じスピードで届くから、Aさんが光速に達する直前まではお互いに観測できます。 ただし、Bさんの視点からは、光速を超えるのには無限の時間がかかることになり、何千年観測を続けてもAさんは事象の地平線を超える事はありません。 言い換えると、我々の時間の尺度で考えると、ブラックホールに吸い込まれてしまってこの宇宙から消え去る物質は何ひとつないという事になります。

20111216
質問者

お礼

すごく分かりやすく説明していただいてありがとうございました。 こんな風に宇宙のことを考えると人間ってなんて小さな存在なんだろうと謙虚な気持ちになりますね。 ブラックホールからすると人間なんて存在する時間が短すぎてその存在すら認識できないかもしれませんね。 逆に人間からしても存在する時間が短すぎてその存在を認識できない存在もいるかもしれませんね。 宇宙って面白いです。

その他の回答 (6)

  • Tacosan
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回答No.7

ああ, 「ブラックホールに落ちる A」にとって「有限時間で特異点に到達する」のは自明なんだった.... あと, 「逆に A さんから見ると」のくだりは, 本来きちんと確かめる必要があります. 「B からは A の時計がゆっくり動くように見える」としても, 「A からは B の時計が早く動くように見える」とは限らないです. というか, 等速直線運動なら (つまり特殊相対論なら) 「どちらから見ても, 相手の時計の方がゆっくり動くように見える」んですけどね. まあ, 実際には重力の効果があるので「A から見ると B の時計は早く動く」んですけどね. ただし, 相対速度が大きくなることによる遅れと, 重力ポテンシャルの違いによる進みとがある程度相殺されることになります.

20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 確かにそうですね。相対速度による遅れを忘れてました。

noname#215107
noname#215107
回答No.6

Aさんが自由落下していて無重量状態だったとしても、 ブラックホールの強力な潮汐力により、体が「手のべそうめん」 のようになってしまうので、とても生きていられません。 話がそれました。すいません。

20111216
質問者

お礼

もっともなご意見ありがとうございます。 「手のべそうめん」な人にはなりたくないですね。

noname#58790
noname#58790
回答No.4

曲率を短縮に置き換えれば、時間の遅れは相対的になる。 つまり、観測地の空間の時間自体が遅れているので、Aさんは遅れた時間のBさんしか見られない。 「見える」であればA時間=B時間なんじゃないの? Aさんは自由落下じょーたいなんで無重力。 へーき。 ちゃんと死ぬまで生きてます。^_^

20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございました。

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.3

ちょっとおもしろい資料があったので参考に挙げておきます. この中の 15ページ, 図109 を見ると「A が (有限時間で) 特異点に達するまでは, 外からの光がやってくる」ような気がします. つまり, 特異点に達してなおかつ観測し続けるという仮定をおかない限り, 「A が宇宙の終焉を見ることはない」と考えられます.

参考URL:
http://www.bun.kyoto-u.ac.jp/~suchii/spacetime2004/ch.5.pdf
20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございました。 資料みましたがちょっとむずかしいですね。 >つまり, 特異点に達してなおかつ観測し続けるという仮定をおかない限り, 「A が宇宙の終焉を見ることはない」と考えられます. そうなんですね。まあ地球にいる人からするととてつもない時間を生きることにはなるんでしょうね。

noname#70690
noname#70690
回答No.2

アインシュタインの相対性理論ですね。 一般のほうかと思いますのでURL載せておきます。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E7%9B%B8%E5%AF%BE%E6%80%A7%E7%90%86%E8%AB%96 一般相対性理論では、厳密にはブラックホールは、『時空の他の領域と将来的に因果関係を持ち得ない領域』として定義されています。 ブラックホールについてもURL載せておきますね。 間違いではないと思います。

参考URL:
”http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%AB”
20111216
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 URL見ました。勉強になります。

noname#70690
noname#70690
回答No.1

アインシュタインの相対性理論ですね。 一般のほうかと思いますのでURL載せておきます。 一般相対性理論では、厳密にはブラックホールは、『時空の他の領域と将来的に因果関係を持ち得ない領域』として定義されています。 ブラックホールについてもURL載せておきますね。 間違いではないと思います。