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ペイトリオッツ・パッカーズの好成績の理由
NFLが好きで、昨年まではBSを中心にTV中継を観ていましたが、 今シーズンはTVの視聴環境が変わってしまい、ほとんど観ることはありませんでした。 久しぶりにNFLを観ていたら、NEが16戦全勝というとんでもない成績、 そしてGBがついにカンファレンスファイナルまで進むほどの強さを見せていました。 そこで質問です。 1.NEは確かにここ数年強かったですが、それでも全勝するほどの圧倒的強さではありませんでした。 今シーズンのこの強さは何が要因なのでしょうか? 昨シーズンとの違いを教えてください。 2.GBはここ2年低迷していた記憶があります。いよいよファーヴも引退か?と。 ところが今シーズンはシーズン13勝3敗でカンファレンスファイナルも当然なほどの成績です。 一体何があったのでしょうか? 以上、よろしくお願いいたします。
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1)大きいのは、WR ランディ・モスの加入です。ある程度の攻撃力を持つ チームの場合、プレーメーカーが加わると攻撃の選択肢が大幅に広がります。 これが攻撃力の弱いチームだと、サードダウン・ロングはエースレシーバーに 投げて、ダメだったらパントという単調な攻撃になりますが、ペイトリオッツ なら相手は常にモスを警戒しつつ、ランにも気を配らなければいけません。 とくに今季のペイトリオッツは WR ウェス・ウェルカーも成長し、1000yds レシーバーが2人いるなど昨季より WR 陣が充実しています。RB のほうは エースRBローレンス・マロニーが 835 yds に終わり、一見物足りませんが、 平均獲得ヤードは 4.5 yds と十分。2番手RBのサミー・モリスも平均 4.5 yds 稼いでいるので、実はランとパスのバランスが取れているのです。 実際、昨季は信頼できる WR が足りず、そこをQBトム・ブレイディの 類稀なる判断力とクイックリリースで凌いでいました。ブレイディはモンタナ ほどには話題になりませんが、近代QBとしては完成形と言える安定度を誇っ ています。しかもドラフト中心に構築したオフェンスラインが磐石なので、 パス攻撃に関しては他チームの追随を許さないレベルにあると言えましょう。 いっぽうのディフェンスはベテランが多く、体力の衰えを経験で補っています。 たとえばランディフェンスはいまいちで、平均喪失ヤードの 4.5 yds はワースト 5位タイなんです。ですが、とにかくオフェンスがバンバン点を取るので相手は パス偏重にならざるを得ず、相手チームのラン回数はリーグ最少なんですね。 逆に言えば、ジャガーズ戦でも苦しんだように、ラン中心で来られるとロートル の LB 陣が疲弊し、弱点を見せる可能性はあります。 2)ドラフトを中心としたチーム作りが大きな要因です。テッド・トンプソン GMは、QBファーヴが熱望したWRランディ・モス獲得を見送るほど、FA 補強に興味を示していません。とくにオフェンスは、実質的には全員生え抜きと 言っていいほどです。RBグラントもジャイアンツの2年間はプレーしてません。 そのため、当初は若いチームならではの綻びがあったのですが、昨季の後半 からマイク・マッカーシーHCの戦術が浸透し始め、昨季終盤は4連勝で終え ていました。そうやってチームのケミストリーを向上させ、最大の弱点だった RBをグラント獲得によって埋めたことで、すべてのピースが収まりました。 パッカーズは全体的に若いチームですが、いっぽうでディフェンスには実績 あるベテランが多く、とくにLB陣はポピンガ、バーネット、ホークという不動の 3人でプレーできています。両CBもプロボウル級のウッドソンとアル・ハリスが アグレッシブなプレーを見せており、いっぽうで穴と言われていたセーフティは 若手のビグビーが好プレーを連発するなど、若手とベテランのバランスがいいのです。 なおオフェンスは当初、RB不在だったためにパス偏重となっていましたが、 若手WRの成長で数年前から導入したショットガンが機能し、パスを散らす ことに成功しました。以前はエースのWRドナルド・ドライバーに投げてみて、 ダメだったらパントというパターンが多かったのですが、いまは2年目のWR ジェニングスやTEリーが確実なターゲットとして成長しています。 さらにパッカーズのWR陣は、ランプレーでのブロックが素晴らしいです。 絶対的なエースがいなく、若手にはチームプレーに貢献する意思が徹底されて います。次の試合ではRBグラントが走るとき、前方で相手をブロックして いる様子をチェックしてみてください。一流WRはブロックも一流なんです。
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どうも、パッカーズファンです。 2のみ回答させていただきます。 この2年の低迷はオフェンスの不調にすべてがありました。 リーグ最強との呼び声もあったオフェンスライン5人のうち3人がサラリーキャップの都合から抜け、オフェンスラインが弱体化し、エースRBグリーンがまるで走れなくなりました。 そのため必然的にパスを投げざるを得ないことが増えました。 ところがドラフト2巡ルーキーのWRマーフィーがキャリア絶望の大ケガで離脱し、エースWRドライバーに投げるしかありませんでした。他WRはすべてドラフト外選手です。 そのWRドライバーがダブルチームでカバーされると、もう打つ手がありません。完全な手詰まりでした。 過去2年はほぼこんな状態でした。 今季は2番手WRジェニングスがケガによる不調から復活し、3番手にルーキーのWRジョーンズ、出場停止明けの他球団1巡指名WRロビンソンが加わり、層が厚くなりました。 駒がそろい、ドライバーだけにマークを絞らせなくなったことが、オフェンスの成功におおきく貢献したんだと思います。 QBファーヴ好調の影には、ランアフターキャッチを意識したショートパス戦術によるINT減少が大きいと思います。 チーム低迷時は厳しくても無茶投げせざるを得ないゲーム展開も多かったです。 RBグラントの活躍も非常に大きいと思います。 今季も序盤はランが不調で、ノーバック布陣を徹底していましたが、グラントが先発になるとたちまちランが進むようになりました。 ディフェンスは意外にも元々悪くなかったので、大した変化はありません。先発陣もほぼ変わっていません。
お礼
パッカーズはオフェンスがダメだったのが、いいWRの台頭で一気に悩みが解消されたわけですね。 パスが通ればランも出始める、全てがいい方向に行き始めたわけですね。 ファーヴもまだまだ現役に意欲を示しているようで、オヤジさんも頑張ってますね。 ファイナルが楽しみです。 ありがとうございました。
お礼
両チームとも共通して言えるのはバランスが良くなった、ということのようですね。 いくらQBが優れていても、WRやラインが弱ければそこから水が漏れて 結局単調になってしまう、 フットボールの教科書のような状況ですね。 やはりトータルでバランスが取れてないとチームは強くならないですね。 ありがとうございました。